ARMORED CORE WOLF TO REVENGE   作:KOSO

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時間が出来たのでお試しで投稿します
首輪付きの描写はカットしました



『ラインアーク襲撃』 (リメイク)

 機械的な電子音が部屋に鳴り響き、私は目を覚ます。少し寝ていたようだ。この電子音は通信を報せる音だったはず。ベットから起き上がり、スイッチを押して通信を開く。

 〈リンクス。あと30分ほどで作戦領域に到着する。そろそろ準備をしてくれ〉

 「……了解」

 スイッチを切り、ベットに腰掛ける。机と椅子、ベットとタンスがあるだけの小さな部屋に私はいる。現在、私は輸送ヘリに乗り、今回の作戦領域であるラインアークへ向かっている。

 ラインアーク。企業とクレイドルに敵対する地上最大の反体制勢力。自由と民主主義を掲げているが、来る者拒まずという姿勢から企業からの亡命者などを大量に抱え込んでしまい、結果、現在は政治の腐敗が起こってしまっている。今回のミッションはラインアークの防衛部隊の排除だ。敵部隊は複数のMTとノーマルAC。シミュレータで何度か戦ったがまるで相手にならなかった。油断をしなければ大丈夫だろう。私が正式にリンクスになってからの初めてのミッション。このミッションは私の実力が試される。

 「……行くか」

  私はパイロットスーツに着替え部屋を出た。

 

 

  ガレージに向かう途中、廊下の窓から外の景色を眺めた。青い海が広がる海上に、一つ大きな橋が架かっており、その先に複数の海上ビルが建っている。あれが海上都市ラインアーク。あそこが私の戦場となる場所だ。地上最大の反体制勢力として知られるラインアークが今日まで存在できたのは、ひとえにラインアークの守護神といわれるネクスト『ホワイト・グリント』のおかげだ。現在『ホワイト・グリント』は離れた場所で作戦中とのことでラインアークにいない。

 『ホワイト・グリント』、この言葉を聞くと怒りが湧き上がり、手に力が入る。目を閉じ深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。今はこのあとのミッションに集中しよう。私はガレージに向かった。

 

 

  ガレージに着くと、そこには一機のネクストとそれを整備する整備員たちがいた。1人の整備員が私に気づき近づいて来る。

 「リンクス。機体に異常なし。武器の弾薬はすべて補充済み。いつでも出られるぞ」

 「……ああ。感謝する」

 人型機動兵器アーマードコア・ネクスト。国家解体戦争より前に発見された新物質『コジマ粒子』の技術を軍事転用し、そのおかげで既存の兵器とは比べものにならないほどの圧倒的な戦闘能力をもつようになった。実弾やミサイルの威力を減少できるバリアを発生させるPA。瞬発的なスピードをあらゆる方向に出せ砲弾やミサイルの回避を可能にしたQB。1000km/h以上のスピードを出せ長距離移動を可能にしたOB。他にも機能はあるがこれだけでも従来の 兵器と一線を覆すものだ。その圧倒的な力は兵器のトップに君臨する存在と呼ばれていたほどだ。

 これから私が搭乗するネクストを見上げる。国家解体戦争にて国から独立した企業の一つ、アルゼブラ社のSALAFフレームで統一された軽量二脚タイプのネクスト。防御力は高くないが機動力と安定性能が他の企業の標準フレームと比べても高い。武装はライフルとショットガン、ミサイルを装備しており必要最低限の武装は揃えている。この機体は、ある人のネクストと同じ構成だ。私がそうするように頼んだのだ。私はネクストに乗り込み、ネクストとの接続を開始した。

 ネクストは既存の兵器より高性能なため操縦が複雑になってしまった。それを解決するのがAMS制御システムだ。それは操縦者がネクストに神経を繋ぐことで脳と機械が直接データをやりとりできるようになり、高速かつ精密な操作を可能にした。だが、その脳と機械のやりとりを正確に処理するにはAMS適性をもっていなくてはならない。適性は誰もがもっているわけではなく、しかも適性にも差があり、低いと大きな負担がかかり最悪脳を損傷する場合もある。

 接続することにより不快感が襲ってきたがすぐ収まった。視界が開く。無事に接続を完了できた。手足を動かして確認してみる。問題なさそうだ。確かめていると通信が入った。

 〈リンクス。作戦領域に到達した。準備は出来たか?大丈夫なら今から30秒後にネクストを降下させるぞ〉

 「準備は出来た。始めてくれ」

 〈了解した〉

 ガレージにアナウンスが鳴る。ガレージにいた整備員たちが急いで離れる。

 〈カウントダウン開始。30…29…28…〉

 深呼吸をする。初めての実戦だが何度も訓練をした。相手はMTやノーマルだ。苦戦はしないだろう。床から音がする。おそらくだが、床が開きそのまま降下するのだろう。どんなに高度があってもネクストなら問題ない。

 〈15…14…13…〉

 この戦闘は各企業に対するプレゼンテーションの意味もある。油断しないよう気をつけよう。そろそろ時間だ。

 〈3…2…1…降下開始!〉

 「…いくぞ!」

 

  橋に無事着地した。ブーストを吹かしそのまま前進する。作戦エリアに侵入と同時に、レーダーに敵を報せる赤いマークが表示される。MTが10機だ。PAを展開し武器を構える。

  〈リンクスだ。リンクスが来たぞ!〉

  狼狽した声が聞こえる。MTのパイロットだろう。慌てて武装を構え始めた。私から見れば、その動作はとても遅く感じる。ショットガンを撃ち、放たれた散弾がMTを蜂の巣にした。何も出来ずにMTは崩れる。ライフルも放つ。一機、また一機と壊れていく。近付かせまいとMTたちは撃ってくるがPAのおかげで全く被害はない。あちら側の攻撃はほとんど効かず、こちら側の攻撃は一撃でも致命傷だ。改めてネクストと通常兵器の力の差を実感した。

  「く、くるな!」

  恐怖を誤魔化すかのように撃ち続けるMTたち。私は武器をミサイルに切り替えてその場をジャンプした。このミサイルは面として飛来するためわざわざロックするまでもない。空中で発射したミサイルがMTに降り注ぐ。通信から数々の悲鳴が聞こえる。ミサイルにより限界を超えた足場が崩れ落ちていき、生き残ったMTが橋の残骸と共に落ちていく。仮に、生きていても水中に沈んでしまえば助からないだろう。沈んだMTを確認した私は先に進んだ。レーダーに反応、前方に5機のノーマルACを確認した。ノーマルはバズーカを撃ってくるが、QBを使い難なく回避し反撃する。ノーマルは装備している盾で防いだが、ネクストが使う武器に対しては、防御力はないに等しく、盾を貫通し装甲を撃ち抜き崩れ落ちていった。

  「クソ!あたれ!あたれよ!」

  必死に攻撃するが、全く当たらないことによる苛立ちと恐れが混じった声が聞こえた。ノーマルパイロットには同情を禁じ得ない。驚異的なスピードで攻められれば誰でも恐怖を感じるだろう。跳躍してノーマルの頭上を越えて背後をとる。ノーマルは慌てて方向転換するがその動作は遅い。振り返ることが出来ずに壊れた。残るノーマルは2機になった。ミサイルを放ってくるが、ブーストを吹かして避けつつ落ち着いて撃ち落とした。そしてそのままノーマルも破壊した。敵部隊をすべて排除した。レーダーで確認したが敵はいないようだ。通信を報せる音が鳴る。

  〈リンクス。こちらで敵部隊の全滅を確認した。機体を回収するから所定の位置まで戻って来てくれ〉

  「了解」

  ミッションを完了できた。私は安堵するとそのまま来た道を戻った。

 

 

  ヘリに機体を回収してもらい、部屋で必要な書類を書き終えた私は、簡易的だがシャワールームがあることを聞き、許可を貰えたので、現在シャワールームで汗を流していた。汗を流し終えてシャワールームから出た私はこれからのことを考える。私は企業直属ではなく、どこの企業にも属さない独立傭兵として活動するつもりだ。だが、実際に企業の支援無しで活動するのは難しい。支援してくれるパトロンを探そう。そして早く金を稼ぎ、武装と内装を整え、技術を磨かねば。

  遠く離れたラインアークを眺める。今の私は何の力もない非力なリンクスだ。一刻も早く力を身につけ、ネクスト相手でも戦えるように強くならなければならない。すべては『ホワイト・グリント』を倒すために。

  「……アマジーグさんの仇は、私が必ずとる」

  私を救ってくれた恩人は、とあるネクストによって死んでしまった。そのネクストのリンクスは、現在『ホワイト・グリント』のリンクスであると噂で聞いた。確証はないが信憑性の高い話だ。私は『ホワイト・グリント』のリンクスを許さない。クレイドルやラインアークなどはどうでもいい。仇をとること、それがすべてだ。仇をとるまでなんとしても生き伸びてみせる。絶対に復讐を成し遂げてみせる。

  「私が……『ホワイト・グリント』を殺す!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




リメイクといったけど前とあまり変わってない気がする_| ̄|○
もっと勉強しておきます
あと、最初オリキャラは主人公だけだったのですが、さらにオリキャラ増やしたら面白くなるかな?と思いました
ローゼンに1人、オーメルに2人、インテリオルに2人、GAに1人、BFFに1人、アルゼブラに1人、独立傭兵に2人、何人かオルカ行き、といった感じです
あと、また投稿をしばらく休みたいと思います
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