この素晴らしい駄目神様にお祈りを!   作:与麻奴良 カクヤ

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298 第二次鎧さん襲撃事件パート3

 

 ダクネスさんが呪いで死んだと思って、カズマ君とめぐみんに説教をしに来た鎧さん。

 その途中に私と一緒遅れて来たダクネスさんが現れて…………ただいま、鎧さんは驚きの表情で声をあげている。

 そんな鎧さんを煽る人物が現れた。

 

「何何?ダクネスに呪いをかけて、一週間も経つのにピンピンしているから驚いているの??」

「アクア様アクア様。鎧さんは帰った後に、アクア様に呪いを直ぐ、解呪された事を知らないんですよ。そ、それなのに、一週間も来ない人を待ち続けていたんですよ。っふっふっふわはっはは」

「そうだったの!!?プークスクス!ちょ、チョーウケるんですけど!!」

 

 アクア様と私です。

 アクア様と私は、真底楽しそうに鎧さんを指差して大爆笑。

 チラッと鎧さんを伺ってみると、表情こそ分からないけど、プルプルと肩を震わせ激怒しているのが分かる。

 煽り作戦は大成功ってとこかな。

 

「おい貴様ら。俺が本気になれば一人でこの街を壊滅出来るんだぞ?いつまでも見逃してくれると思うなよ。お前らひよっこ冒険者などではキズ一つ付けれぬわぁ!!」

 

 鎧さんの我慢ステータスの限界が来たみたいで、鎧さんが動こうとしている。

 私はアクア様に小声で作戦を伝えた。

 

「アクア様、私が気を逸らします。そのうちに『ターンアンデット』を唱える準備をしていて下さい」

「分かったわ。あのデュラハンに神の裁きを与えてあげるわ」

 

 私はアクア様に作戦(と言っても隙をついて『ターンアンデット』をしてくださいと簡単なもの)を伝えると、魔剣を携えて前に出ていった。

 

「そんなことさせると思っているの?」

「フンっ!ケイキか。約束通り俺の城には来なかったみたいだな。約束が守れる奴で安心した」

 

 あ、鎧さん的には、私が忙しすぎて完全に鎧さんの事を忘れていたことが、約束を守った、と捉えたんだ。

 まぁ、真実を教える必要はないよね。

 勝手に勘違いしているなら、そうさせておけばいいし。

 

「だが、この俺相手に勝てると本気で思っているのか?狭い城内と違いここは屋外だ。前よりも全力で戦闘をする事が可能だぞ?」

「思っています~!!私の魔法は屋外でこそ真の実力を発揮するのだ。それに、鎧さんが前よりも全力で戦闘しようと、私だって前とは違うんだからねっ!」

 

 チャキンッと肩に担いでいた魔剣グラムを鎧さんに見せつける。

 鎧さんは魔剣グラムを一瞥した後、首を傾げて聞いてくる。

 

「なんだ、アークウィザードではなかったのか?」

「いえいえ。冒険者カード的にはキチンとアークウィザードですよ」

 

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