カズマ君が引っこ抜いたそれは何処か見覚えがあるような……………………。
人型ですねぇ。
綺麗な金髪で見る影もない位ボロボロにさせた鎧は、さぞかし高価な鎧だったのだろうな~?
……………………。
ダクネスさんでした。
そう言えば「中々潰れない奴がいるな~?」って思ってたけど、もしかしてダクネスさんでしたか?
ボロボロになりながらも、ダクネスさんの顔は嬉しそうですね。
「あ~、ドンマイ!!」
「……それで済むお前は大物だよなぁ」
一旦、動けないめぐみんの下にダクネスさんを連れて行き、キャベツ狩りを再開しました。
勿論、ダクネスさんはカズマ君に運ばせましたがなにか?
キャベツ狩りが終わるとギルドの酒場に戻って、取ったばかりのキャベツを使った料理が振る舞われた。
その席で、アクア様が正式にダクネスさんをパーティーメンバーに認めた。
取り敢えず、壁役をゲットだぜ!
何と無く指揮が出来るカズマ君に、回復役のアクア様、一点集中のめぐみん、壁役のダクネスさん、最後に万能のこの私!!
五人中四人が上級職と言う豪華な顔ぶれになってきましたね。
問題があるとしたら、私とめぐみんの「紅魔族、アークウィザード」と言うキャラが被っている所ですかねぇ?
「そこの所、どうお考えですか?カズマ君」
「……どうでもいい。それより、お前が一番しっかりしてくれよな。これだけの問題児を一人で抑えられるな自信がない」
「はっはっは!任せなさい!」
「何でこんな奴が一番頼りになりそうなのか」
あー、キャベツ美味し~!
この世界には経験値を溜めるとレベルが上がる世界である。
その時に得るスキルポイントを使って職業にあったスキルを覚えていくと言うシステムなんですよ!
何が言いたいかと言いますと、レベルが上がりました!
キャベツのおかげで!
言う訳ですやって来ました防具ショップ!
久しぶりですねぇ。来たことないけど。
えっ!?
なんで防具ショップにようがあるのかわらないって?
そ・れ・は・!
「で?何でゆになまで付いて来てんだよ?アクアは薄いっ羽衣をなんとかしなきゃ行けないし、俺はジャージをどうにかしないといけないと思ったからだけど?」
「アクア様のいる所なら、どこにだって現れますよ!それに、ベテラン冒険者たる私がいれば、アドバイスが出来ますよ」
アクア様は神々しい今の装備で大丈夫だと思いますが、カズマ君のジャージはどうかと思うんですよね~。
適当な鎧と剣を紹介すればいいかな?
小物のカズマ君だったら、それだけで満足するでしょう!