まだまだ頑張りますよ。
あー、ですよねー。
めぐみんとアクア様はカエルに軽いトラウマを持っていますから。
その反応も当然でしょう。
ダクネスさんが正論を述べると、カズマ君が二人がカエルに食われた事を説明する。
あれれ?
ダクネスさん、また興奮してましたよね?
カズマ君が連鎖して興奮するから、止めてもらってもいいですか。
興奮の果てにアクア様を襲ったら、折角友達になった転生者をこの手で地を血で染めなきゃいけなくなるんで。
カズマ君が「手頃に倒せる楽なクエストがいい」と言うと、ダクネスさんとめぐみんは仲良く、掲示板へ物色しに行った。
アクア様はそんなことを言うカズマ君を小馬鹿にした様に言っていた。
曰く、カズマ君は最弱職だから慎重なのも分かるけど、私たち上級職が四人もいるからバンバン高難易度のクエストを受けて、お金を儲けてレベルをドンドン上げて、サクッと魔王を倒しましょう。
と、アクア様はおっしゃった。
が、カズマ君はアクア様の事を「役に立たない」と言った。
……………………何を言ってんだコイツ?
アクア様は女神様!
ここに存在するだけで私のやる気を向上させる。
故にアクア様は役に立っている、と言える。
そんな風にカズマ君に反論したんだけど……。
逆にカウンターを喰らって、言葉が出ませんでした。
カズマ君の意見を聞いて「一理あるな」と思ってしまい、申し訳ございません。
ごめんなさいアクア様、言い返せないです。
それもでアクア様のお力になろうと声をかけるが……
「あ、アクア様…大丈夫ですよ。私が付いて―――――」
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「わああ、泣き止んで下さいアクア様!!カズマ君もカズマ君もカエルに食われる事しかない脳と、宴会芸しか取り柄がない穀潰しとか言っちゃダメですよ!!……終いにゃ、ぶっ殺すぞ、ゴラァ!!」
私は必死になってアクア様を慰めた。
そのお陰か、アクア様はカズマ君に言い返すまで復活してくださった。
「わ、私だって回復魔法と回復魔法とか回復魔法とかあるのよ!!このままちんたらやっていたら、魔王討伐まで何年かかるか分かってんの!!?何か考えがあるなら言って見なさいよ!!」
「……プロゲーマーだった俺が、この手を考えなかったとでも?」
回復魔法、とても重要ですよ、アクア様!
そのおかげで私たちは怪我を気にせずに戦えるのですから!
それに、カズマ君は前世はプロゲーマーだったのか~。
その年でプロって凄いなぁ。
死因は動かなさすぎの、運動不足と寝不足、それと栄養失調かな?