この素晴らしい駄目神様にお祈りを!   作:与麻奴良 カクヤ

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258 私に指名依頼?パート3

 結局断れない依頼でした。

 何が指名依頼だ!

 強制依頼の間違いじゃないか!!

 

 と起こっても仕方がない。

 私は宿に帰って準備をすることにした。

 

「ただいまー」

「あら?お帰りなさい。どうしたの?朝出ていったばかりじゃない?」

「それが…………指名依頼を受けてしまって、かなり面倒な依頼なので、準備のために一回戻ってきました」

「指名依頼!?凄いわねぇ!!待ってて、お弁当作ってあげるから!!」

 

 私が指名依頼が入ったと説明すると、お姉さんはお弁当作りに取り掛かり始めた。

 

 お弁当を作ってくれるのは助かります!

 では私も準備の為に、一旦店巡りをしましょう。

 面白そうな魔法具があったら買って、魔王軍幹部に使って嫌がらせしてやるぜよ!

 

 お弁当を作っているお姉さんに、また戻ってくることを伝えてレッツゴー!

 先ずはよく使っている回復薬や魔石を扱っているお店に行って、予備の補充っをしましょう

 

 

 

 

 

 一通り知ってるお店を周った後、あまり来たことのない区画に足を運んでいます。

 この辺りは人通りも少ないし、隠れた名店があるかもって思って来てみたけど、やっぱりない……………

 

「あ!?」

「あ!!!」

「こんにちは。私のお店に来て下したのですか?」

 

 はい、ありました。

 それも知り合いのお店!

 そういえばウィズさんってお店やってるって言ってましたね。

 これはチャンスです。

 是非とも物色していきましょう!

 

「ハイ~!ちょっとした嫌が…ゴホン、ピクニ…んん!クエストに行くことになりまして。使える物はないかな~?って色んなお店を巡っていたんです」

「そうなのですか!でしたら、是非家の店を見て行ってください」

 

 そう言う訳で、ウィズさんのお店を物色です!!

 

「ウィズさんのお店は何屋さん何ですか?」

「前も言った通り、マジックアイテムを扱っています」

「そうですか、では忙しくなかったら、商品の説明をお願い出来ますか?」

「勿論です!えーっとですね、こっちにある物が割れたら爆発するポーションで、あっちのは水に濡れたら爆発、それからこれが体力を使って魔力を回復する魔道具で……………」

 

 私のお願いで、棚に飾ってある商品の説明をしてくれるウィズさん。

 だけど、どこかで聞いたことのあるような商品が幾つか……………。

 何だたっけ?

 

「――でこれが」

「ウィズさんちょっといいですか?」

「はい、なんでしょう?」

「この商品ってどこで仕入れているのですか?」

「主に紅魔族の里の道具職人からですよ」

 

 あ、この商品、めぐみんのお父さんが作っている奴だわ。

 


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