休みが欲しいよ~!
指名依頼が完了した日から五日程経った。
指名依頼から帰った次の日、一日だけ休んだ後私はルナさんに言われるがまま連続で高難易度クエストを受注してクエストに奮闘していた。
そんな日の朝。
今日もクエストかぁ~。
と溜息をつきながらもギルドに向かっていると、キャベツ狩りの時の様に緊急用の放送が流れた。
『緊急!緊急!!全冒険者各員は至急装備を整えて、戦闘態勢で街の正門に集まってください!!!』
ルナさんの焦った声だ。
それにしても、「戦闘態勢」って何ででしょうかね?
一応、これから高難易度クエストを受ける予定でしたので、戦闘準備は整っています。
でも今回はキャベツ狩りじゃなさそうだし、ゆっくり行っても問題はないかな?
そう思った私は、お散歩速度で街の正門に向かいます。
結構遅く歩いたけど、街の正門は近い方でして、直ぐに辿り着きました。
と言っても、既に事は起こっているみたいだけどねー。
来たのは良いけど、他の冒険者が邪魔で前の様子が見えないし!
っは!
ここは面白い登場をしてやろう!!
重力魔法を展開。
ビューっと空の彼方に飛び上がる。
そうして上から狙いを定めて、着地!!
「は―い!みんなのアイドルゆになちゃんだよ~!!」
「……………………」
決まったっ!
……………ってあれ?
何か空気が凍ってない?
もしかして私のせい!?
うぅ~、格好いい登場をしたつもりだったのにな。
っ完全に逆効果だよ。
ドンマイ私。
「お前、空気読めよな」
「あれ?カズマ君じゃん!どうしたんですか……………花道?」
私が着地した場所から左側を向くと、カズマ君達が立っているのが見えました。
集団の中心の方に居たであろうカズマ君達は、周りにいた冒険者達から道を作るようにして避けられている。
「ゆにな遅いですよ。さぁ、彼方の方の下に「私がやりました」って言いながら言って来てください」
「おい、何自然にゆになに擦り付けてんだ」
「えーっと、これはどういう状況?」
私と目が合った瞬間、めぐみんが私から見て右側を指差して「行って来い」と言ってくるが、カズマ君が止めてくれた。
あれ?めぐみんは「この空気を作った事を謝って来なさい」と言ったもんだと思ったが、カズマ君の態度を見るには違うらしい。
おのれめぐみん!
この私を騙そうとするなんて!!?
しかし、今の状況はどういった物なのでしょうか?
気になった私は、カズマ君とめぐみんの後ろに隠れる様にして居たダクネスさんとアクア様に説明を求めました。