空から登場した私でしたが、状況が呑み込めていません。
そこで、話の通じそうなダクネスさんとアクア様に説明を求めました。
「これはどういった状況で?」
「あ、ゆにな。昨日も奢ってくれてありがとね。うんーっと、何かあのアンデット風情がめぐみんに用があるみたいなの」
「いえいえお気になさらず。それで、アンデット?」
アクア様に言われるがままに右側を向いたら、そこには……………………。
「……何で此奴がこんなところにいるんだよ。普通、俺と渡り合えるくらい強かったら王都が拠点だろ!」
「あ、先日はどうも」
「いえいえこちらこそ……………………ってお隣さんかよ!!てか、何でお前がここにいんの!!!??」
そこに居たのは、先日お会いした魔王軍幹部のベルディアこと鎧さんでした。
あーこの方だったんですね。
しかし、折角丁寧に挨拶をしてあげたと言うのになんて無礼な態度!!
無礼な態度には無礼な態度で返してあげましょう。
「えー!!ゆになちゃんと鎧さんの仲じゃん!この世の中、お隣さんでも他国(お隣さん)でも、他種族(お隣さん)でも仲良くしなきゃダメなんだよ!!」
「お隣さんの範囲が大き過ぎるわ!!」
顔を合わせていた時間は一時間もないのに、私は鎧さんの反応が面白過ぎて、遊ぶや遊ぶ。
と、遊んでいる間に私はある疑問が浮かんだ。
っていうか、何で鎧さんはこんな辺境の街を襲撃しに来たのでしょうか?
もしや!!?
鎧さんが廃城に引っ越して来る発端となった、強大な力というのがアクア様であるとバレた!!?
でも、アクア様は「めぐみんに用があるみたい」とおしゃってたからな~。
アクア様が噓をつくはずないし。
この状況について、断片的な情報を基に考えていると、今まで黙っていたダクネスさんが声をかけてくる。
「ゆになはこの幹部と知り合い、なのか?」
「知り合いって言ったら知り合いですね」
「ッな!ゆになが魔王軍幹部と……………」
何か、ダクネスさんの頭の中で、私があらぬ誤解を招いている様な気がするんですけど!?
私の言い方が悪かったですね。
「そんなんじゃないんで。実はちょっとした依頼の時に、戦うことになりましてー」
「戦って!!?ゆになはあの強そうなのと戦って逃げれるんですのですか!!!?」
私の言葉を聞いて、突然会話の中に入って来ためぐみん。
私は「思わぬ者が釣れた!ニヤリ」と思いました。
「ふっふん~!!所詮めぐみんとは大違いってとこかよ!!」
「どこが大違いなんですか!!ホントはテレポートで逃げたんでしょう!?そうなのでしょう?」
実は前回と今回で合わせて一話だったんですよ。下書きから清書にかけて増えるは増える。結局分けちゃいました。