この素晴らしい駄目神様にお祈りを!   作:与麻奴良 カクヤ

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270 第一次鎧さん襲撃事件パート2

 

 空から登場した私でしたが、状況が呑み込めていません。

 そこで、話の通じそうなダクネスさんとアクア様に説明を求めました。

 

「これはどういった状況で?」

「あ、ゆにな。昨日も奢ってくれてありがとね。うんーっと、何かあのアンデット風情がめぐみんに用があるみたいなの」

「いえいえお気になさらず。それで、アンデット?」

 

 アクア様に言われるがままに右側を向いたら、そこには……………………。

 

「……何で此奴がこんなところにいるんだよ。普通、俺と渡り合えるくらい強かったら王都が拠点だろ!」

「あ、先日はどうも」

「いえいえこちらこそ……………………ってお隣さんかよ!!てか、何でお前がここにいんの!!!??」

 

 そこに居たのは、先日お会いした魔王軍幹部のベルディアこと鎧さんでした。

 

 あーこの方だったんですね。

 しかし、折角丁寧に挨拶をしてあげたと言うのになんて無礼な態度!!

 無礼な態度には無礼な態度で返してあげましょう。

 

「えー!!ゆになちゃんと鎧さんの仲じゃん!この世の中、お隣さんでも他国(お隣さん)でも、他種族(お隣さん)でも仲良くしなきゃダメなんだよ!!」

「お隣さんの範囲が大き過ぎるわ!!」

 

 顔を合わせていた時間は一時間もないのに、私は鎧さんの反応が面白過ぎて、遊ぶや遊ぶ。

 と、遊んでいる間に私はある疑問が浮かんだ。

 

 っていうか、何で鎧さんはこんな辺境の街を襲撃しに来たのでしょうか?

 もしや!!?

 鎧さんが廃城に引っ越して来る発端となった、強大な力というのがアクア様であるとバレた!!?

 でも、アクア様は「めぐみんに用があるみたい」とおしゃってたからな~。

 アクア様が噓をつくはずないし。

 

 この状況について、断片的な情報を基に考えていると、今まで黙っていたダクネスさんが声をかけてくる。

 

「ゆになはこの幹部と知り合い、なのか?」

「知り合いって言ったら知り合いですね」

「ッな!ゆになが魔王軍幹部と……………」

 

 何か、ダクネスさんの頭の中で、私があらぬ誤解を招いている様な気がするんですけど!?

 私の言い方が悪かったですね。

 

「そんなんじゃないんで。実はちょっとした依頼の時に、戦うことになりましてー」

「戦って!!?ゆになはあの強そうなのと戦って逃げれるんですのですか!!!?」

 

 私の言葉を聞いて、突然会話の中に入って来ためぐみん。

 私は「思わぬ者が釣れた!ニヤリ」と思いました。

 

「ふっふん~!!所詮めぐみんとは大違いってとこかよ!!」

「どこが大違いなんですか!!ホントはテレポートで逃げたんでしょう!?そうなのでしょう?」

 




実は前回と今回で合わせて一話だったんですよ。下書きから清書にかけて増えるは増える。結局分けちゃいました。
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