この素晴らしい駄目神様にお祈りを!   作:与麻奴良 カクヤ

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暑いわ~、ホンっト暑い。あるなら逃げたい『仮想空間』


272 第一次鎧さん襲撃事件パート4

 めぐみんは二歩前に踏み出して、マントをばさりと翻して名乗った。

 

「我が名はめぐみん。アークウィザードにして爆裂魔法を操るもの!!」

「…………めぐみんってなんだ?からかっているのか!?」

「ち、違うわい!!」

 

 鎧さんナイスツッコミ!

 

 ツッコミされためぐみんはそれでも引かない。

 紅魔族特有のカッコイイ名乗りを続ける。

 その内容は噓ばかり。

 

 めぐみんは誰の許可を得て、アクセル頭一の魔法使いを名乗っているのかな~?

 しかも、爆裂魔法を打ち続けていたのが作戦?

 自分の要求を満たしていただけだよね!?

 

 とカズマ君が私達に耳打ちをしています。

 

「あいつ、あんな事言ってるぞ。爆裂魔法を打たないと死ぬとか言ってた癖に、いつの間に作戦になってんだ?」

「うむ、しかもサラッと、この街一の魔法使いと言い張っているな」

「デスヨネー。ちょっと分からず屋に身の程を教えて上げよう」

「しーっ!二人共止めてあげて。今日はまだ爆裂魔法を使っていなし、後ろに沢山の冒険者が控えているから、強きなのよ。私のゆになだっているし、ここは見守るのよ!」

 

 『私のゆにな』だなんてっ!!

 私はものですか!?

 はい、者でーす。

 しかし、アクア様のもの呼ばわりはこんなにも嬉しいなんて、私知らなかった!

 ってあれれ~?

 めぐみん、もしかして照れてる?

 テレてるの~~!??

 

 一方で鎧さんといえば……………………紅魔族と聞いて、めぐみんふざけた名前に納得していた。

 それでまた、めぐみんがヒートアップしていたが、鎧さんは『どこ吹く風』状態だ。

 流石魔王軍幹部、きっと鎧さんはアクセルの街には興味が無いのだろう。

 そう思ったのだが……………

 

「ふん、まぁいい。俺はお前らみたいなザコには興味が無いのでな。この地には、ある調査をしに来たのだ。もう少しあの城に滞在する事になると思うが、いいか!爆裂魔法は使うなよ!!あとケイキ、お前も遊びに来るなよ!!」

「それは私に死ねと言っているのですか!!?」

「あれはクエストだから仕方なくやったんだよ!!」

 

 何故かめぐみんだけでなく、私まで警告されてしまった。

 これじゃ、めぐみんと同列に思われてしまう。

 

「二人で同時に反論してくるな!!なんだ?日に一度爆裂魔法を打たないと死ぬって?聞いたことがないぞ!それにケイキも生き生きとして俺と戦っていただろうがぁ!!この愉快犯が!!」

 

 また、ろくでもない追撃をペラペラと……………………。

 あぁ、他の冒険者の視線が痛い。

 それに私の仲間が『もっとこの掛け合いが見たい』って目で見てくるのが、辛い。

 




 追記、サブタイトルに『第一次』が抜けていましたので修正してます。
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