この勇者(笑)に勧誘されたアクア様、ダクネスさん、めぐみん。
私は入ってません。
同じく入っていないカズマ君の方を向くと、あらバッタリ。
目線が会いました。
きっと、思っていることは同じでしょう。(実は少しだけ違う)
一方で勧誘されたお三方と言えば……集まってひっそりと囁いている。
何を話しているのか気になった私とカズマ君は、聞き耳を立てます。
「ヤバいんですけど、超やばいんですけど!っていうか、勝手に話を進めるナルシストが入っている系で怖いんですけど」
「どうしよう!あの男は私でも、生理的に受けつけれない。受けの私でも、あいつは無性に殴りたくなるのだが…」
「撃っていいですか?あの苦労しらずのエリート野郎をゆにな諸共撃っていいですか?」
おっと、大不評のようですよ、勇者(笑)さんw。
っていうかめぐみん、勇者(笑)を撃つのは構わないが、何故私も入っているのでしょうか?
この機に厄介者はまとめて?
それとも、私が苦労知らずのエリートに見えたのかな?かな??
勇者(笑)よりは努力したつもりだよ!!
だてに重力魔法を使えるわけではないのだよ。
とアクア様がカズマ君の裾を引っ張った。
カズマ君よりも私にして欲しかったなぁ。
あ、理由はカズマ君がパーティーリーダーだからですか。
「ねぇカズマ。もうギルド行こ?私が魔剣をあげておいてなんだけど、あの人には関わらない方がいいと思うの」
当事者であるアクア様の意見を聞いたカズマ君は勇者(笑)にお断りを入れる。
「えーと、俺の仲間は、満員一致であなたの仲間になりたくないそうです。俺達はクエスト完了の報告があるので、これで……………」
カズマ君にしては丁寧な口調で、勇者(笑)に言うと馬の手綱を引いて歩こうとして……………………勇者(笑)に立ちふさがれた。
カズマ君は「逃げる」を選択した。
勇者(笑)からは逃げれない!
カズマ君の気持ちにイラつきが出始めた。
面倒なことは嫌なので、カズマ君に勇者(笑)の対応を任せていると、面白い展開になった。
ゲーム風に実況していきたいと思います!
カズマ君が再度「逃げる」を選択。
勇者(笑)相手には通用しない。
勇者(笑)がアクア様を引き抜こうと、当然の様に言う。
勇者(笑)に女神が相応しいのは当然ならしい。
勇者(笑)にカズマ君の話は通用しない!
勇者(笑)はカズマ君に勝負を挑んだ。
勇者(笑)が勝てばアクア様を勇者(笑)パーティーに、カズマ君が勝てば勇者(笑)が何でも願いを聞く。
盟約に誓って、アッシェンテ!
さぁ、最弱職と勇者(笑)の戦闘が今、幕を上げる!!