世にも奇妙な鎮守府   作:夜間飛行

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こんにちは『夜間飛行』です!

興味のある方はぜひ読んでみてください。

他にもいろんな作品を書いてるので是非そちらのほうも読んでみてください。


プロローグ

1943年、太平洋戦争のさなか、戦艦ミシシッピは戦艦1、重巡3、駆逐艦7を率いてキスカ島沖に布陣していた。

 

『艦長!レーダー室より通信!15海里の地点に敵艦隊を捕捉!』

 

『イエローモンキーの艦隊か。通信通りだな。各艦に伝達!ここを奴らの墓場にするぞ!!』

 

艦長がそういうと艦内はあわただしく動き始める。そしてそのことがモースル信号に乗って各艦へと伝えられていった。しかし……

 

『艦長!『サンフランシスコ』より入電!』

 

『読み上げろ』

 

『『我敵艦隊捕捉セズ』とのことです』

 

『そんなことあるわけない。現に他の艦からは捕捉したという通信が来ている!故障だと伝えろ!』

 

『りょ、了解!』

 

『艦長。砲撃準備が整いました』

 

『わかった。Open fire!』

 

『Open fire!』

 

砲から打ち出される砲弾、炎、煙、そして船に打ち付ける波しぶき。そんな中どこからともなく一人のスーツ姿の男が現れた。

 

男「皆さん、初めまして。1943年7月。アメリカ軍は来る8月15日のキスカ島上陸作戦『コテージ作戦』に向けて同島へ砲撃及び海上封鎖を行っていました。同島には日本陸軍北海守備隊2700名、海軍五十一根拠地隊2800名、計5500名が取り残されていました。大本営はキスカ島守備隊を撤退させるため同島撤退作戦『ケ号作戦』発動しました。23日に偵察機より敵艦隊捕捉の通信が入り、戦艦ミシシッピ、アイダホ、重巡ウィチタ、ポートランド、サンフランシスコのからなる艦隊が出撃しますがこれはのちに誤認だったということが判明します。そして3日後の26日、濃霧の中今私が乗っている戦艦ミシシッピが敵艦隊を捕捉します。それで今に至っているわけです。おや?そうこうしているうちに砲撃が終わったみたいですね」

 

『艦長、確認してみたところ、海域には残骸はおろか破片すら残っていません!』

 

『そうか。全艦撃沈したようだな。各艦に通達!補給のためわが艦隊は撤退する!』

 

男「結果は聞いての通りですが、砲撃は40分にわたり行われ36㎝砲弾が118発、20㎝砲弾は487発が消費されるという大変激しいものでした。重巡サンフランシスコと他の駆逐艦のレーダーには最後まで全く反応はなかったといいます。そして弾薬補給のためアメリカ艦隊は後退し、その隙に軽巡阿武隈率いる第一水雷戦隊が突入。守備隊の撤退は成功しました。現代ではレーダーの虚像だという説が濃厚ですが、不思議なことにこんな話があります。キスカ島守備隊が撤収した後、船上にいた兵士によるとアッツ島を通り過ぎる頃、すでに玉砕して無人であるはずのアッツ島から万歳三唱が聞こえてきたというのです。もしかしたらあの艦隊はアッツ島守備隊が見せた幻だったのかもしれません。さて、これより奇妙な世界に迷い込む艦娘たちは目の前の幻影に惑わされてしまうのでしょうか。それとも……」




今回はくそ短いですが、次から本格的に始まります。
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