問題児たちより厄介で面倒な問題児が異世界から来るそうですよ? 作:華鳩羽
前回のあらすじ
俺に似た四人の性格を考えた
以上!
どうも、冬夜です。
久しぶりだな。
最近相手にされてないんじゃないかって思ってたよ。
「だから誰と話してるんだよ……」
「心を読まないでくれ……」
わかりにくいと思うが、心を読むのは春夜の方だ。
「取りあえず、起きろ冬夜」
「は?」
「一応言っておくがこれは、夢だからな。そろそろ逆廻による銀のハリセン叩きを一千回
越しそうだぞ」
秋夜は言う。
数えてたのか……というか。
「それを早くいえ!!」
俺はそう叫んで頬をつねった。
バシーン!!
「いい加減起きろや!! 小澄冬夜!!」
「痛い!! 起きる……起きるから!!」
ようやく、夢から覚めた。
あー、一ヶ月以上寝てた感覚がするが、気のせいか。
「やっと起きたか! 二日間も寝やがって!」
逆廻はかなり不機嫌なようで俺に歩み寄りながらなにかを持っている。
「さ……逆廻? お前……何持ってんだ?」
「見て分からないのか? バケツ一杯に入った水だ」
逆廻は顔をニヤつけながら言う。
「待て……俺、水アレルギーだと行ったよな……?」
「ああ。だからぶっかけようと……って! 逃げんな 小澄!!」
「俺はまだ死にたくない!!」
俺は二階以上ある階段からまだ修復されてなかった盛大に穴が空いた壁から降りてから
叫びながら逃げた。
「……俺以外にも平気なやついたのかよ……ハハハ! 面白くなってきたじゃねぇか!」
逆廻は呟きながらそういいつつ同様に降りて俺の後を追うつもりだったが……
「十六夜さん!! 何ですか!? この穴は!!」
黒ウサギがゆらりと現れて桃色っぽい髪の色になっている。
「小澄が寝ていたところに俺が穴を開けたんだよ」
「ほほぉう? どぉりで、小澄さんの起床が遅いかと……」
「じゃあな!」
「待ちなさい!!」
黒ウサギは逆廻を追う。
逆廻は俺を追う。
例えで言えば、
狼はキツネを追う。
キツネはねずみを追う。
……みたいな感じだ。
俺はいま逆廻がキツネだとすると逃げているねずみは俺ということになる。
生きるための食物連鎖。
これは、ただの追いかけっこだ。
「待つのですよ!! 十六夜さん!!」
「待やがれ!! 小澄!!」
「嫌だよ! あー!! こうなったら!! 《倍化速度》」
《倍化速度》というのは、
俺が勝手に名づけた。足がライオンか馬の脚力に似た速さで走ることがスゴ技なのである。
黒ウサギから逃げる際に使ったのもこれである。
あんまり使いたくないんだがな……
その理由は、使用後体力的に疲れるからだ。
「ちょ……それありか!?」
後ろから逆廻の声が聞こえるが、気にせずに走り続けるぜ!
月に二回ぐらいは更新したいなーっていう目標。
ライオンと馬ってどっちが早いんでしょうね……。