問題児たちより厄介で面倒な問題児が異世界から来るそうですよ? 作:華鳩羽
ツッコミ代わりに使われていると思われるハリセンをしまいながら黒ウサギ『さん』は問いただしました。
「なんでギフトカードが四枚もあるんですか?」
黒ウサギ『さん』の質問は友達に『なんでマヨネーズをご飯に持っているんですか?』と同様な
疑問を抱いた声をしていたと思います。
『オレ』はそんな問を答えるべくどこから説明したらいいのか悩んでしまう。
「一応自己紹介をした方がいいでしょう。『オレ』は小澄春夜です。『冬夜』がいつもお世話に
なっています」
『オレ』は丁寧にお辞儀をしてから挨拶をした。
『冬夜』なら面倒な事を避けるであろう行為ですから。
「……はい? おふざけはよくないと思いますよ?」
「違うぜ黒ウサギ。ちゃんと見てみろよ」
『十六夜』『さん』は気づいているようだが、黒ウサギはなんのことやらさっぱりわからないという顔をしている。
「十六夜さんまで何を言っているのですか? 黒ウサギを罠にはめようとしてもそう行きません
よ? だって小澄さんはうさぎが嫌いで……?」
このとき黒ウサギ『さん』は気づいたのだろう。
『オレ』と距離が近いことに。
『冬夜』は大のウサギが嫌いらしく特に食べているところが怖いとかなんとかという理由だ。
「冬夜さんじゃない?」
黒ウサギ『さん』は首を傾げながら『オレ』の手を握った。
「だからさっきからそう言っていますが………。それと手を話してくれませんかね?
説明しにくいので……」
『オレ』はそう言うと黒ウサギ『さん』はパッと手を離す。
「『オレ』の他に『小澄冬夜』と『オレ』を含めてあと四人いるんです。初めて会ったのは
『小澄冬夜』が寝ているとき。特に『小澄冬夜』に対しては話しても問題はないでしょうが……」
「お前の他にまだいるのかよ……」
『十六夜』さんは引き気味でそう言う。
「『小澄秋夜』『小澄夏夜』『小澄冬夜』で『オレ』の四人だ。逆廻が出会った奴はこの中には
いないのですが……。そこは説明するべきかな?」
「ん? 十六夜さんが出会ったっていうのは?」
黒ウサギ『さん』はハテナマークを浮かべながらそう逆廻に聞いた。
「『冬夜』水アレルギーだから水かけたらどうなるかと思ってかけたら性格が変わったんだよ」
「何をしているのですか!?」
黒ウサギ『さん』はまた『十六夜』『さん』にハリセンで思いっきり頭部を叩く。
あれは本当に痛そうですね。
「詳しいことは本人に聞いてください。話しはずれますが、ギフトカードが四枚あるのは
『小澄冬夜』『小澄秋夜』『小澄夏夜』『オレ』のがあるからです。ちなみに『オレ』のは
このギフトカードです」
『オレ』は黒ウサギ『さん』達にに見せた四枚のギフトカードのうちの一枚を選んで黒ウサギに渡した。
次回は十日後です。
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