問題児たちより厄介で面倒な問題児が異世界から来るそうですよ? 作:華鳩羽
『俺様』は年のためにと『黒』に言われ、『ジン』『飛鳥』『耀』に挨拶をしなければ
ならなかった。
面倒なんだが、『こいつら』には理解して頂かないと『面倒』だからな。
「………というわけで、冬夜さんが知っているのは、春夜さん、夏夜さん、秋夜さんだけ。
こちらにいる黒夜さんのことは内密にお願いしたいと思いまして………」
『黒』の説明に『十六夜』他三名は驚愕してやがる。
「ついでに冬夜に水を掛けると黒夜が出てくるらしいぞ」
『十六夜』は『黒』の説明にそう付け足した。
イマイチ納得のいっていない『飛鳥』は疑うように説明した
「お湯を掛けるのも同じなのかしら……?」
「『水アレルギー』だからお湯をぶっかけても『俺様』が出てるんだ。『ご主人様』は
『水』を避けるように『ご近所様から』そう言われているんんだよ。一応『対策用の塗り薬』
は用意してあるけどよ」
「誤ってその塗り薬を使わずに、お風呂に入った場合どうなるんですか?」
今度は『ジン』からの質問である。
「そのときは『俺様』が『強制的に』表にでるさ。その間『ご近所様から』『小澄冬夜は
気が動転し気絶した』って説明するよう『お願い』してあるからな。とりあえず一日経つと
『ご主人様』は不審に思うからそろそろ戻るが……他に質問はないな?」
確認のため『俺様』はそう聞いて質問がないのを確認してから『俺様』は『ご主人様』に変わる
ことにした。
「ん……?」
俺が目を覚ますと場所は〝ノーネーム〟である。
あ? いつの間にここにきたんだ?
とりあえず身体を起こすと逆廻は
「お、気がついたか? 悪かったな。水をぶっかけてよ。あんなに気が動転するとは思わなくって
よ」
と謝罪の言葉が帰ってきた。
「そ、そうなのか? 悪いな「ぐぅぅ~~~」……腹減ってはなんのそのだな」
俺の腹の虫が鳴ったのを聞いて心配そうに見ていた黒ウサギは笑いながら
「今から食事の準備してきますね?」
と言って小走りにその場を去った。
逆廻の他にラッセルと久遠、春日部までいるのか
「大丈夫かしら? 冬夜くん」
「ああ。悪いな久遠、迷惑かけてしまったみたいでよ」
「あ、冬夜。傷直してくれてありがとう……」
春日部は負傷していた傷を俺に見せながらそういった。
「いや、別に構わねえけど、もう動いて大丈夫なのか?」
「うん。黒ウサギたちが世話をしてくれたから」
春日部は笑顔でそういった。
笑顔が似合うな。
そのあと黒ウサギ達と一緒にご飯を食べてから俺は風呂に入る前に医者が特別に出してくれた
塗り薬を身体に塗っている。
ちなみに壊された俺の部屋は逆廻が直したらしい。
「……逆廻のやつなんか変だな?」
俺はそう呟きながら塗り薬を塗った。
久しぶりの更新。
次回は十日後。
そして主人公の冬夜さんようやく戻ってくる。