問題児たちより厄介で面倒な問題児が異世界から来るそうですよ? 作:華鳩羽
ひきこもりから丸5日経って俺はようやく部屋からでると知らない金髪少女がいた。
「? 誰だお前?」
「レティシアだ。二日前に会ったギフトゲームで黒ウサギ率いる〝ノーネーム〟が勝ったから、
ここにいるんですよ………えっと確か小澄冬夜だったか?」
「ああ。よろしくな」
「よろしくお願いします」
「……普通で喋ってもらっても構わないんだが……」
「そうか。じゃあそうさせて……「おー小澄! もう機嫌は直ったのか?」ん?」
レティシアと呼ばれる金髪ロリに逆廻によって話が中断された。
「ああ。今度こそ逆廻にわかりやすくしてやる」
「おう! 期待してるぜ。っとこいつは俺とお嬢様と春日部のメイドになったから」
「俺が部屋に籠っている間何があったんだよ」
翌日、俺はのんびり『自分』の部屋で読書しているのだが、何故か逆廻、久遠、春日部がいる。
「何で俺の部屋にいるんだ? 逆廻」
俺は一番邪魔っ苦しい逆廻にそういうと
「へ? お前の部屋。面白そうな本があるじゃねえか」
「ここにも図書館が確か合ったはずだぞ?」
「いいじゃねえか。こっちの方が読み応えが……」
「帰れ」
あ。
またツッコミをしちまった。
逆廻は少し笑ってから
「というのは嘘で、お前が何しているか見に来ただけさ」
「見たまんまだ」
俺は即答で返した。
すると久遠が
「といいながら、かれこれ四時間以上読んでいるのだけど飽きないのかしら?」
ウサギが持ってきた紅茶を飲みつつそう聞いてきた。
「昔の癖でな。七時間以内に何冊読めるか勝負してんだよ」
「七時間って後三時間も読むのね」
飛鳥は俺の言葉を聞いて少し苦笑いを浮かべていた。
昔……っつってもここに来る三年前の出来事で親に言われたことだけどな。
『何をぼさっとしているのよ! これだからアンタはいじめを受けるのよ!? わかる!?』
はぁ……また嫌な思い出を思い出したな……あんまり思い出したくはないんだが……
俺は本のページをめくりながらそう思った。
しばらく本を読み続けていると
「冬夜……七時間経ったよ?」
春日部にそう言われ時計を見ると予定の時刻より10分進んでいた。
「サンキュー。ちょっとギフトカードで白夜叉と話があるんだが……逆廻達も着いていくか?」
「「「行く!!!」」」
「…ぉぉう。大声で叫ばないでくれ」
俺は読みかけの本を閉じて白夜叉がいる〝サウザンドアイズ〟に向かった。
数十分で白夜叉がいる〝サウザンドアイズ〟に着いた。
日は傾いていて店の前にいる女性店員が掃除をしていた。
「! 白夜叉様からお話は聞いています。どうぞ中へお入りください」
女性店員は俺の顔をみた瞬間怯んだが冷静を取り繕って中へ入る許可を得た。
「待っていたぞい」
入るや否や白夜叉は胸を張るようにそう言った。
脱ひきこもり。