問題児たちより厄介で面倒な問題児が異世界から来るそうですよ? 作:華鳩羽
鉄製のハリセンを奪って俺は一旦外に出てどれだけの威力を出すか試しに近くにある木を
軽く叩いてみると、バキバキっと音を立てて木は抵抗できないままあっけなく倒れていった。
「うっわ……なんだよこのハリセン……恐ろしいな」
取りあえずこのハリセンの威力だけが分かった。
うん。恐ろしい。
「おい、いい加減そのハリセン返せ! 黒ウサギが特注の特注を出してくれたんだ。お前を
起こす役割なんだよそれ」
逆廻の顔は笑っているが目が笑ってない。
目に見えぬオーラが出ているのを感じるが
「このハリセンは時に凶器になるんだよ。逆廻が持つハリセンは俺にとって凶器だ。
だから返さない。というか、さっさと逆廻も〝フォレス・ガロ〟の様子見に行けば
俺はこのハリセンを返す」
「冬夜は行かねぇのかよ?」
「面倒なのは却下」
「………そうかよ」
逆廻は呆れて〝フォレス・ガロ〟へと向かった。
で、なんやかんやがあって黒ウサギは春日部を抱えて戻ってきた。
「おぉーお帰り……春日部を抱えて何してんだ?」
「見てわかりませんか!? 耀さん怪我しているんですよ!?」
黒ウサギに言われ見てみると、春日部の右腕には赤い布で出血を抑えていたがとても苦しそうに
見えたので俺は右手を春日部の右腕にかざすと怪我はみるみる消えていくようになくなった。
「!? 怪我が消えて……冬夜さん一体何を……?」
黒ウサギはこの光景を見て驚愕している。
「何って……回復させただけだが?」
「冬夜さんギフトカード見せてくれませんか?」
黒ウサギはそういうので俺はポケットにしまっておいたギフトカードを三枚取り出した。
………ん? 三枚?
ココアブラウンのギフトカードとアンバーのギフトカードと何故か、もうひとつあった。
シャンパンイエローに小澄冬夜・ギフトカード〝空間認識能力〟〝?????〟〝?????〟
何故三枚。
一人一枚じゃないのか?
俺はそう思いつつ黒ウサギにココアブラウンのギフトカードを渡し残り二枚はポケットにしまう。
なんだかなぁ……三枚って聞いたことないぞ。
いくら能力があってもこのギフトカードに収納されるんじゃないのか?
「ま、考えても面倒だし別にいいか。黒ウサギ、春日部は二日ぐらい安静にしていれば通常通り
動けるって伝えてくれ。あとこれ返せ」
黒ウサギからココアブラウンのギフトカードをポケットにしまいこんで、部屋で寝ることにした
厄介事はあとは黒ウサギがなんとかするだろ。
…………って俺、部屋どこにするか決めてなかった。
久しぶりに書いたような……。
不定期更新なので仕方ない。
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