四葉のもう一人の後継者   作:fallere

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活動報告投稿しました。ぜひ見てください。
特にこんな魔法使いたいなって考えている人は是非。
全て昼夜君が頑張ってくれますから。


入学編 三節

取り合えず達也たちがいた席に座っているのは、

 

俺、鋼、エイミィ、深雪と、深雪が仲良くしていた女子二人・・・なのだが。

 

「えーと・・・そんなにこわばらなくてもいいぞ」

 

「ひゃっ・・・ひゃい!」

 

女子二人のうち髪を二つに分けた子の方がものすごく怯えていた。

 

「深雪もどうにかしてくれ・・・」

 

「昼夜? どうしてこっちに来てたのに連絡の一つもよこさなかったのかしら?」

 

・・・うん、彼女が怖がってる理由は深雪にもあるんじゃないかな?

 

そして俺の服に霜が立つ。こっそり魔法で昇華させているが。

 

「悪い、こっちに来るときは二徹明けでものすごく眠くて・・・

 

昨日は家に帰ったらお母様に十二時間くらいぶっ通しで電話させられてたんだ・・・」

 

嘘はついてない。だからこれで満足してくださいお願いします深雪さん。

 

「・・・はぁ、わかったわ。昼夜も色々大変でしょうし・・・」

 

良かった、取り敢えずは収まってくれた。

 

「で、お願いだからそこの子どうにかしてくれない?」

 

「ほのか、大丈夫よ。昼夜は自分の仲間とかが傷つけられない限り何もしないわ」

 

「え?・・・司波さん・・・今なんて・・・?」

 

だめだこりゃ・・・。

 

「ごめんなさい、四葉さん。彼女は思い込みが激しいから」

 

「あ、成程。あと、出来れば四葉さんはやめてくれ、昼夜でいい。

呼び捨てでいいぞ。えーと・・・」

 

「北山雫。で、こっちのビクビクしてるのが光井ほのか」

 

「ありがとう。で、光井さん、怖がらせたようで申し訳ない。

俺にできるようなことなら何でもやるから許してくれないか?」

 

何故か深雪がビクッとする。自分の冷気にでもやられたのだろうか?

 

「え、でも四葉さんを自由にできるって・・・」

 

「さっき北山さんにも言ったが昼夜でいい。呼び捨てならなおありがたい」

 

「昼夜、私も雫でいい」

 

「了解だ、雫」

 

「あ、えーっと、とりあえず私もほのかでいいです、昼夜さん」

 

「おう、ありがとう、ほのか。と、こっちも取り敢えず自己紹介か。

こっちの赤髪の女子が明智英美、エイミィでいいんだよな?」

 

「勿論!よろしくね!」

 

「んでこっちの背が低くて童顔なのが十三束鋼」

 

「僕も鋼でいいよ。よろしく。

それと低身長は昼夜には言われたくないな、顔も身長相応だし」

 

「そんで俺がさっきも言ったが四葉昼夜だ。改めてよろしく頼む」

 

「私は司波深雪、よろしくね、鋼君、エイミィ」

 

「北山雫、こちらこそよろしく」

 

「光井ほのかって言います。よろしくお願いします」

 

取り合えず自己紹介は終わった。

 

「んじゃ、取り合えずお願いを聞くよ。何がいい?」

 

「え、え~と・・・」

 

かなり真剣に悩んでいる。しばらくして顔を上げて・・・

 

「先程の魔法は何ですか?」

 

「魔法?魔法は使ってないはずだけど・・・ってあれか」

 

「ちょっとほのか、魔法の詮索はマナー違反よ」

 

「ああ深雪、気にするな。それに知ったとしても真似出来ないだろうし」

 

「え~と、確か森崎君の情報強化を破ってましたよね?」

 

「あれはただ俺の想子を出しただけだ。

その感じだと色も見たようだが答えるの一つだぞ」

 

そんなに顔に出ていたの! と言う表情をするほのか。そういうとこだ。

 

「ただ俺の想子で森崎の情報強化を押し動かしただけだ。

座標がずれたせいで情報強化が正常に作用できなくなった。

俺は想子感受性が高いからな、特に自分のに関しては。

そのせいか自分の想子をある程度自由に操作できるんだ。

んで、他人の想子は人体に有害だから森崎は多少痛がってたわけ」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

深雪以外呆然としている。

 

因みに他の連中はにらみを利かせて近寄らないようにしている。

 

「え、でもそれって想子レーダーに引っかかるんじゃ?」

 

「そこは秘密、また俺が何か怖がらせたりしたらね」

 

「じゃあ私の分で」

 

「・・・雫は特に怖がってなかったんじゃ?」

 

「これでも結構怖かった」

 

まぁ、一応少しは怯えてたけどそこまでじゃなかったよな。

 

それでも言っても仕方ないだろうしそっちの方を知られる方が危険だろうし・・・

 

「全部は言えんがそう言う術を使っただけだ」

 

「それってかなり危険なんじゃないの?」

 

「だから言いたくなかったんだ」

 

「・・・ごめん」

 

「気にするな。だが覚えておいた方がいいぞ。『Curiosity killed the cat』」

 

「好奇心は猫を殺す、だね!」

 

おや? 説明しようとしたらエイミィに先に言われた。・・・そう言う事か。

 

「成程、英国のクォーターか・・・」

 

「あれ、言ったっけ?」

 

「いや、だが何となくクォータなのはわかってたから」

 

「でもほかの英語圏かもよ?」

 

「俺の発音はイギリス式だ、違和感なく答えたのはそれが理由だろう?」

 

「ホントにすごいね・・・」

 

「ことわざは語源から覚える主義なんでな。観察眼も半分は直観だ」

 

話していると食事も終わり、次の時間になったので六人で集合場所に向かった。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

その後色々あって見学が終わり、六人で帰ろうと思ったのだが、

 

エイミィは乗馬部に行くとのことで鋼と取り合えず校門前まで向かった・・・のだが、

 

「またやってるのか・・・」

 

「みたいだね」

 

また深雪と達也の仲間の事で言い争ってるみたいだ。

 

これがあれか、『鶏は三歩歩けば忘れる』と言うやつか。

 

「今回は少し様子見だ」

 

「え? 止めに行かないの?」

 

「いいものが見れそうだからな・・・」

 

「?」

 

そこに眼鏡の子が大声で反論したところで殺気と同じく森崎君が・・・

 

「ウィードとブルームを同列に語るな。その差を思い知らせてやろうか?」

 

「昼夜!」

 

「まだだ」

 

「二科生風情がぁぁぁぁ‼」

 

素早い動作でホルスターから特化型CADが抜かれ、魔法式が構築される。

 

ゲルマン的な顔の男子が手を伸ばそうとするがその前に・・・

 

               ガギィ!

 

「この間合いでは二科生の私の方が早いみたいよ」

 

明るい栗色の髪の女子生徒が警棒型CADで弾いていた。

 

「な? 言っただろ?」

 

「これは面白い事なのかな?」

 

そこから一気に一科生たちは湧き上がる。その多くがCADから魔法を発動しようとする。

 

その中にはほのかも含まれていた。

 

「はいは~い、こんなものは消しましょう」

 

白と黒の光条がそれらの魔法式の前提条件を意味する部分が撃ち抜き、

 

魔法式は安定しなくなり消え去った。

 

「はぁ、お前たちは中でも外でも騒ぎも起こさないと気が済まないのか」

 

「今回放置してたのは昼夜だけどね」とは鋼は口に出さなかった。

 

「四葉・・・! なんでお前は二科生の味方をする!」

 

「なんで・・・? だって普通に考えてお前たちより強いよ?」

 

特に達也に関しては遊びでしか勝つビジョンが見えない。

 

「俺ね、強い奴が好きなの。それも何でもできる強さじゃなくて特化した奴が。

確かに魔法だけで戦えば一科生が勝つだろうな。

でも、戦場ではそうはいかない。その状況ではこの四人にお前ら皆殺しだぞ」

 

眼鏡の子が偵察、栗毛の子とゲルマン顔の奴が近接戦、達也がフォロー、

それだけで十分一科生全員を相手にできる。

 

そして俺の立場から、その言葉の重さを全員が理解した。

 

「んで、どうする?これ以上やるって言うなら俺も本気で相手になるけど?」

 

「よ、四葉・・・! 英雄だからって調子に・・・」

 

「四葉いうな、言われるたびお母様のこと思い出して頭痛がする」

 

お母様はちゃんと仕事が出来ているだろうか?

 

昨日は十二時間以上電話してたし・・・。

 

「・・・英雄? それって俺の事?」

 

「お前しかいないだろ!」

 

「英雄ねぇ、そんな称号欲しいならくれてやるよ。英雄、森崎様」

 

森崎はCADを拾おうとする。

 

「そこまでだ!」

 

あ・・・これは小悪魔に捕まったな。面倒ごとは嫌いなのに。

 

「はぁ、なんですか? 小悪魔生徒会長に渡辺摩利風紀委員長?」

 

「ちょっと⁉だれが小悪魔よ⁉」

 

「真由美、自覚があるならそれでいいだろう?

それはそれとして、魔法による対人攻撃は校則違反以前に犯罪だぞ。

たしかそこの1-A女子!最後に魔法を発動していたな。

それに四葉昼夜!君たち二人には詳しく話を聞きたい。

風紀委員室まで来てもらうぞ!」

 

因みに女子はほのかのことだ。ほのかはひざを折ってしまう。

 

ほのかが発動しようとしていたのはただの閃光魔法だ。まぁここは達也に任せよう。

 

「すいません、悪ふざけが過ぎました」

 

「悪ふざけ?」

 

「はい、森崎一門のクイックドロウは有名ですから見せてもらおうと思ったのですが、

それがあまりに真に迫っていたものですからつい手が出てしまいました」

 

「君の友人はそこの彼女に魔法で攻撃されそうだったのだが?」

 

「驚いてすぐに魔法式を起動プロセスを実行できるのは流石一科生ですね。

それにあの魔法は目くらましの閃光魔法です。視力障碍が出るほどでもありません」

 

思ったがこの辺りまでわかってる当たり結構の間見ていたのだろう。

 

大方、そこの小悪魔に面白いものが見えるとでも言われたのだろう。

 

全く、そんなことするくらいなら始めから出てくればいいのに。

 

自分の事棚に上げてと思った奴、一人の夜道には注意しろ。

 

「ならそこの四葉君は?」

 

「彼はただ大騒ぎなるのを嫌ったのでしょう。

魔法式を無効化したのを見せればもう手は出さないと判断したのでは?」

 

「そういうことですね、森崎君もただ自分のCADを拾おうとしただけですし」

 

俺が睨みを入れると首振り人形のように森崎君は首を縦に振る。

 

「・・・君は魔法式が読み取れるのか?」

 

「実技は苦手ですが、分析は得意です」

 

「・・・誤魔化すのも得意なようだな」

 

そこでしばし渡辺風紀委員長は黙考する。

 

「もういいじゃない、摩利。

生徒同士で教え合うことが禁じられているわけではありませんが、

細やかな制限があります。このことは一学期中に習います。

それまで魔法の発動を伴う自習は控えた方がいいでしょう」

 

俺は今感動している。あの小悪魔が生徒会長らしいことを言っているからだ。

 

「・・・会長がこう仰られているので今回は不問とします。

以後このようなことがないように」

 

「昼夜君、またねっ!あと近いうちにおうちに挨拶に来てね?」

 

「分かってますよ」

 

まぁ、東京に来るにあたり避けられないことだろう。

 

俺の服に霜が立つ。それをこっそり魔法で昇華させる。

 

「君、名前は?」

 

委員長は達也に名前を聞く。

 

「司波達也です」

 

「覚えておこう」

 

そうして会長と委員長は帰っていく。

 

「おい!」

 

いつの間にか立ち上がっていた森崎君。

 

「僕の名前は森崎駿。お前が見抜いた通り森崎の本家に連なるものだ。

僕はお前を認めないぞ司波達也。司波さんや四葉君は僕たちといるべきなんだ」

 

そこに俺も混ぜるか。それにあれだけやったのに懲りてないのか。

 

そんなことを思っていたら森崎君は帰っていった。

 

「いきなりフルネームで呼び捨てか」

 

「まぁ、それに風紀委員長にも目をつけられたな」

 

「お前が言えばよかったものを」

 

「え、昼夜も分かってたの?」

 

「俺も一応特異魔法は光だからな」

 

それと、こういう話をしていても・・・

 

「昼夜?」

 

俺は後ろを見る。

 

「七草会長が言ってた家に挨拶に行くとはどういう意味かしら?」

 

深雪の謎の怒りは避けられないんだな。

 

 

 




どうも皆さん。
昨日から書いてたら今日になりました。
大晦日だ。明日で2018年だ。冬季オリンピックがあるね。
ちなみに私の予定は今日徹夜して明日寝ながら年越しです。
もう最近一徹して長く寝るのがお約束になりつつあります。
正月ってすごいね。
前書きでも書きましたが活動報告挙げました。
出来れば見ていただきたいです。

念のため追記
活動報告は作者の名前→左下の活動報告から見れるはずです。
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