四葉のもう一人の後継者   作:fallere

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昼「恋愛ものの本が読みたい」
水「ではこちらを(メイドもの)」

本編と一切関係ありません。
ここに書くことなくなってきたので、昼夜の日常をこんな風に書いて行こうかと。
三日坊主にならないように頑張ります。

それと、考えていたのですが優等生要素出そうと思います。
今のところは大きく影響しないと思います。
悪魔で2017/12/31時点で出ている設定を使うつもりです。
それから一色etc√は作るつもりはありません。
皆さんからの要望が多ければ話は別ですが・・・コロサナイデクダサイ。


入学編 七節

生徒会室の一件の後、教室に戻ると鋼とエイミィからすごく心配された。

 

帰った後にL〇NEを送ったのだが、

 

保健室にはいないわ、ついでに護衛の人もいなくなってるわで大慌てだったみたいだ。

 

大変申し訳ない。それも原因が勘違いだったなんて・・・。

 

端的(嘘も交えて)に理由の説明をして、取り合えずはなんとかなった。

 

そして放課後、ここからが本番だろう。

 

 

 

鋼・エ「僕(私)たち出番これだけ⁉」

昼「すまん、次回は出番を上げてくれ」

主「勿論だ、次回はちゃんと出番を用意している」

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

生徒会室に入ると、早速雨模様だった。

 

「こんにちは、四葉昼夜君。生徒会副会長の服部刑部です」

 

「こちらこそよろしくお願いします、服部先輩。出来れば名前で呼んでください」

 

それに頷いて、服部さんは再び会長の方を向く。

 

「話がそれましたが私はこの二科生を風紀委員にするのは反対です」

 

「聞いていたのか服部?彼は魔法を読み取ることができるんだぞ。

風紀委員にもってこいの人材だろう」

 

「そんなのはどうせはったりです。

単一工程魔法式でもアルファベット三万字相当の情報があるんですよ!」

 

「そんなに言うなら試せばいいし、腕っぷしは昼夜君が保証してくれるそうだ」

 

その言葉に呆然とする服部さん。そこに新たなる来客が。

 

「実力もスキルも分からんのなら試せばいい。それが一番早いだろう」

 

「十文字会頭!」

 

「遅くなったな、七草、渡辺、それに昼夜、久しぶりだな」

 

「いえ、こちらこそ。やはりここでは会頭と呼んだほうが?」

 

「どちらでも構わん。ある程度はお前の事を理解しているつもりだ」

 

では呼びなれているし克人さんで行こう。

 

「まぁそう言う事だ七草、模擬戦の用意をしてくれないか。出来れば二回分」

 

「ええ、分かったけど・・・二回分?」

 

「昼夜を部活連推薦で出すのだろう? なら俺が直々に実力を見るだけだ」

 

「成程ね、はんぞーくん、達也君、昼夜君はそれでいい?」

 

「無論です」

 

「構いません」

 

「やらせていただきます」

 

「では二年B組 服部刑部と一年E組 司波達也の試合。

及び、三年C組 十文字勝人と一年B組 四葉昼夜の試合を正式に承認します」

 

克人さんと模擬戦か・・・流星群は使えないからな。策が必要だろう。

 

まぁ、こういう時の切り札は必然とあれだ。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

まず達也と服部さんの模擬戦、これの結果は言うまでもない。

 

服部さんがこの学校の五指に入るなら・・・達也はこの国の五指に入る。

 

「はじめ!」

 

その合図の瞬間に魔法を起動するのは流石だ・・・相手が達也じゃなければ。

 

服部さんは倒れた。そして達也はその後ろのいた。

 

「渡辺委員長」

 

「あ、ああ。勝者、司波達也!」

 

達也は軽く礼をしてCADをトランクに戻そうとする。

 

「待て! さっきのは自己加速術式をあらかじめ展開していたのか?」

 

「そうでないことは委員長ならご存じのはずですよ?」

 

「兄は忍術使い、九重八雲先生の指導を受けているのです」

 

古流はすごいよな。技術だけで魔法補助と同等の速度が出るのだから。

 

「じゃあ攻撃に使った魔法は?想子の波動そのものにしか見えなかったのだけど?」

 

「あれは振動の基礎単一魔法で想子の波を作り出しただけですよ」

 

「服部先輩は想子に酔ったんです。魔法師は想子を可視光のように知覚します。

その副作用で予期せぬ波動を浴びると揺さぶられたなどの錯覚が生じるんです」

 

「魔法師は普段から想子に晒されていますけど、

その魔法師が倒れるほどの想子波動を発生させた理由は波の合成です」

 

達也、深雪、俺とリレーをつなぐ。

 

「成程、振動数の異なる波を三つ作り出して服部君の位置で合成、

三角派のように強い波を発生させたのですか。

よくもそんな、緻密な計算ができるものですね」

 

今の説明で理解できる市原さんも流石だ。

 

「でも、あの短時間にどうやって三回も振動魔法を?

それだけ処理速度があれば実技の成績が悪いはずがないんじゃ?」

 

正面から成績が悪いと言われて達也は苦笑する。

 

そしてその疑問の答えは中条さんの目線の先にあった。

 

「もしかして司波君のCADは『シルバーホーン』では?」

 

「お、よく分かりましたね中条先輩」

 

「やっぱり! FLT専属。その本名、姿、プロフィールの全てが謎!

世界で初めてループキャストを実現した天才プログラマ!」

 

「そう! そしてそのシルバーホーンと言えば⁉」

 

「トーラス・シルバーがフルカスタマイズした特化型CAD!

ループキャストに最適化されているのは勿論、

最小の魔法力で魔法を発動できる点でも高い評価を受けています!

しかもそれ、銃身の長い限定モデルですよね!

どこで手に入れたんですか!」

 

「あらあら、昼夜君見事にあーちゃんの暴走をコントロールしてるわね」

 

「ああ、いつもならもっと言うところを見事にカットできるタイミングをバッサリだ。

お前よりも中条の扱いが上手いんじゃないか?」

 

「ところで、シルバーホーンだとしてループキャストでは生み出せる波は同じでは?

波の合成となると座標、強度、持続時間に加えて振動数まで変数化しなければ・・・

まさかそれを実行しているというのですか?」

 

「多変数化は処理速度、演算規模、干渉強度としても評価されませんから」

 

「まぁ、そう言う訳でこれが実技試験が本当の能力を示していない理由です。

服部先輩」

 

俺の声に反応して服部さんは半身を起こす。

 

「初めから気を失ってはいませんでした。

ただひどい酔いで朦朧としていただけですね。

話しはちゃんと聞いてましたね?」

 

「ああ、申し訳ない」

 

「一応、これで俺等が言っていたことは分かってもらえましたか?」

 

「ああ、司波さん、昼夜君、目が曇っていたのは私の方だ、許してほしい」

 

「俺は勿論です」

 

「私こそ、生意気を申しました。どうぞお許しください」

 

(自信のある人ほど負けを認めるのは難しい。

真由美さんの言う通り、服部先輩が副会長なら確かに頼れるだろう)

 

服部さんは達也には何も言わずに中条さんの隣に立つ。

 

だが、これには自分でけじめをつけるだろう。

 

「では続けて、十文字克人と四葉昼夜の模擬戦を始める。開始は十分後だ」

 

十分あれば最終調整はできる。あとはルーティンもしておくか。

 

「中条先輩・・・プレアデスはもう少し待ってください」

 

「うぅ~、前回からずっと先延ばしにされてます」

 

俺の愛機、プレアデス二丁まずは見れる範囲で点検する。問題はない。

 

次に一度ホルスターに入れる。そして・・・。

 

高速で抜き空打ちする。これを何度か繰り返す。

 

普段は一回で充分だ。だが相手はあの克人さん、制限ありでどこまでやれるか。

 

「よし」

 

克人さんは既に中心で待っていた。

 

「両者、準備はいいな?」

 

「無論だ(勿論です)」

 

「では、はじめ!」

 

バックステップと同時にドライ・ブリザードを発動する。

 

ドライアイスの弾丸の雨が克人さんを襲うが、その前に展開された障壁に防がれる。

 

ドライアイスを防いだからには対物障壁、なので次の魔法はスパークだ。

 

左CADのハンマーを一度倒す。魔法は加重系統から放出系統に切れ代わる。

 

基本的に右が複合系統で左が単一系統の魔法だ。

 

ドライブリザードを発動した状態でスパークが発動する。

 

が、これも絶縁障壁に防がれる。

 

スパークのループキャストを実行して左のハンマーをさらに倒す。

 

魔法は放出から振動に。音波と光波を発生させる。

 

しかしやはり、それらは防壁に阻まれる。

 

流石十文字家のファランクス、鉄壁の名は伊達じゃない。

 

攻撃を実行したまま再び左のハンマーを二回倒す。系統は加速。

 

そして十文字先輩はファランクスを纏ったまま突進してきた。

 

それを予期して仕掛けていた加速魔法。それによって避けるが・・・

 

「こりゃ劣勢だな・・・」

 

九重さんの時と同じだ、追加で魔法発動の余地はない。

 

となると、対策法も同じであって・・・

 

突進してくる十文字先輩が俺の前で止まる。

 

俺の想子が障壁魔法とぶつかっている。この想子は魔法である限り干渉する。

 

魔法も想子で構築されているためなのだが、克人さんの魔法はあまりにも固い。

 

森崎の情報強化は一瞬で定義崩壊したが、この障壁はそうもいかない。

 

再び分が悪い。

 

この想子は一見とどまっているように見えるが、確実に霧散している。

 

そして実は魔法の維持以上に想子を消費する。

 

このままでは克人さんの魔法がいくら多重障壁でも、俺が想子切れする。

 

やはり、カードを切るしかないようだ。無論、見せない手もある。負け確定だが。

 

九重さん相手も、これを使えば勝率はあった。まぁ、先に正体がわかって止めたが。

 

残り想子は全体の七割、対して克人さんは八割と言ったところだろう。

 

残り想子の四割を放出する。それらはただ空気中に存在する。

 

まるで、『光』のように。

 

白と黒の光は球状になる。

 

「!」

 

この意図を克人さんは理解したようだ。

 

そして、加速魔法の出力をあげる。俺の想子を突破する気のようだ。

 

だが、気づくのが遅すぎた。放出した時点で気づけば俺の負けだっただろう。

 

白黒の光条は、ファランクスに備えられた想子ウォールも破る。

 

この光条は通過線上の想子を押しのけると言う形だ。

 

想子で想子に干渉する。他人の想子は人体に有害なのは何度も説明している。

 

そして、この場合俺の想子は克人さんを穿つ。

 

ラインは最小限に絞ってダメージは少なくなるように選んだ。

 

何故なら、さっきのサイオン酔いと同じことが起こる可能性があるからだ。

 

もしこれで穴が開いたと非常に強く感じてしまったら、ホントにそうなりかねない。

 

だが光条は、克人さんの皮膚に軽く触れて霧散した。

 

「ふう、俺がもう少し想子制御できなかったら大事故だったかも」

 

克人さんは光条の当たった左腕を軽くさする。

 

「大丈夫ですか、克人さん」

 

「ああ、渡辺、俺の負けだ。昼夜を部活連会頭として風紀委員に推薦する」

 

「あ・・・ああ、わかった」

 

「先程の魔法は何なのですか? と言うより白黒だったのは?」

 

服部さんは不思議がっている。

 

「服部、他人の魔法を聞くのはマナー違反だ」

 

「別にいいですよ。想子に関しては俺はよくわかりませんが・・・

光条についてですね。克人さんは何か分かりました?」

 

「あれは恐らく多重障壁の天敵ともいえる『流星群』ではないか?

媒体が可視光か想子かと言うだけで」

 

「大方正解です。今のは無系統魔法『幻影流星群(ファントム・ミーティア)』。

要するに『幻衝(ファントム・ブロウ)』と流星群をかけ合わせた感じですかね?

『幻影流星群』は想子を押しのけるといった感じですが。

因みに、初めて委員長とお会いした時に魔法消した光条もこれです。

魔法式を撃ち抜くことで不安定になって魔法は霧散します」

 

因みに対人で撃てば先ほど言った通り流星群と同じ結果になる。

 

これの利点は想子を押しのけるという性質から、

キャストジャミングを押しのけながら使う事が出来る点だ。

 

波であっても想子である以上例外ではない。

 

「取り合えず、私たちは生徒会室に。摩利たちは風紀委員室に。

十文字君は部活連本部に戻りましょう」

 

真由美さんの提案でその場は解散になった。

 

風紀委員室は・・・汚かった。

 

まぁ、俺と達也であらかた片づけたが。

 

説明も受けながらでやったため、片付けが終わったら許可をもらいすぐ帰った。

 

実は結構疲れているので今日は早く寝よう。

 

達也に後日聞いたところ、あの後真由美さんが来てひと悶着。

 

それから、風紀委員の先輩が来てひと悶着あったらしい。

 

家についてからは覚えてない位にすぐ睡眠に着いた。

 

 




うわぁ、多分これが今年最後の投稿です(何度言うんだ)。
いや、今度こそはね。昼夜君と同じで私も疲れました。
最後の方投げやりにしたのは疲れたからです。
昼夜君も「疲れててほとんど何も覚えてねぇ・・・」って言ってますし。
と言うか、今日が日にちで切れないのが違和感があったからです。
まぁ、この短期間でよくこんなに挙げたなと自分でも思いますが、
来年の投稿を楽しみにしておいてください!
良いお年を!
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