送れて済まぬ、私の物語を楽しみにしている小鳥たちよ。
今週も複数投稿は忙しいですね。
どこかで沢山投稿できるように頑張ります。
今日の試合が終わった。
心に残るのは本気で戦えない虚無感である。
(そりゃ、みんなの試合の手助けをするのも面白い。
だけど、血が沸く程の戦いは自分で味合わないと面白みがない)
「昼夜? どうかしたの?」
声をかけてきたのは深雪だった。
「ああ、何でもない。少し疲れが出ただけだ」
こんな程度で疲れは出ない。イクラキノウオカアサマガキタノダトシテモ。
(強くなりたいと願った結果、面白くない戦いをする羽目になるだなんて・・・)
遊びであるなら楽しみたい。それは四葉の王子であろうと同じ事。
「昼夜は試合の結果が気に入らなかったのかしら?」
(あ~、深雪にはお見通しか)
「まあね、みんなの試合を見てるのは楽しいけどさ、
俺自身ももっと楽しい試合ができると思ってたからな・・・」
まあ恐らくもうすぐ楽しい殺戮を楽しめそうだけど・・・。
「楽しくない争いはやる気にならないな・・・」
「私としては昼夜が頑張ってるのを見るのは楽しいけど?」
・・・そう思われても俺が楽しくないならな。
「・・・悪い、俺はもう出る」
食事の部屋を出て、少し夜闇の中をさまよう。
「水波、ナル、ホロ、来い」
一人と二羽はすぐさまここにやってきた。もとより近くのいたのだ。
「お呼びでしょうか?」
「情報はもう集まってるんだろ?」
「はい、既に」
取り押さえるつもりなどもとよりない。邪魔者は無理矢理どけるだけ。
「水波、部下に休みの許可を通せ。ナルとホロもしばらく休んでいいぞ」
情報が集まっているなら偵察班の仕事は終わりだ。
まあいつでも戦えるように準備をするのは忘れるなと付け加える。
「これから暇だ、少しぶらぶらするつもりだがついてくるか?」
「私は是非」《我々はまたの機会にさせていただきます》
結果、ナルとホロは帰っていった(何か気を使われた気がする)。
「いや~、つまらんかったわ」
「あれはむしろ少し一条様がかわいそうまであるかと・・・」
まあそう思われたって仕方ないかもしれない。
「ははは・・・こう素直に話せるのも水波のいいとこだと思うけどな」
同じ学校の仲間にも流石につまらなすぎるなどとは言えやしない。
「明日からのモノリスもつまらないのは嫌なんだがな」
モノリスだけは本当に楽しめると思っていたのに・・・。
「昼夜様、わたくしでよければいつでも相手になりますよ」
「・・・・・・」
自分が俺に勝てないことは分かっているはずだ。
それだけ心配してくれてるのだろう。
「なに、ストレスが溜まればギャングでも探して潰しに行くさ」
俺は部下を自分で潰すようなくだらない人間ではない。
「さて、幹比古との訓練に行ってくる。俺も古式の知識が入って面白いし」
現代魔法とは違う知識は非常に興味深い。
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「あら、今度は覚えているかしら?」
幼いころの部屋、前に立つ顔の見えない少女。
「・・・四葉昼夜、四葉の完全調整体を名乗る者」
覚えている記憶の糸をたどる。そして、少しづつ思い出していく記憶も頭に入る。
「そして俺も四葉の完全調整体の一人だったか。
そんでどうにも『生体構造干渉』が俺の魔法じゃないのも正しいらしい」
記憶だけではない。最近この魔法を使うたびに僅かな違和感があるのだ。
「あなた、結構魔法にも敏感になったものね」
「・・・そりゃどうも」
何となく同族嫌悪の理由は分かった。互いに同じものから作られたのだろう。
「生憎、あんたの精神を俺の中に組み込んだ魔法までは思い出せないんだがな」
「ええ、そうでしょうね。あれはあなたの本来の力であなた固有の力。
他者に見せてもらう事も出来ないのだから思い出せるはずがないわ」
そんな特殊な魔法なのか? そんな魔法が記憶に残らないとは思えないが。
「だってあなた固有の魔法は精神構造干渉の一部だもの。記憶を封じることも容易よ」
「精神構造干渉? それって叔母様と同じ?」
唯一世界で精神構造干渉魔法を使えるのは深夜様だけだ。
精神干渉を使えても構造に干渉するのは、深夜様でも負担大なのだ。
「そこまで思い出したならお母様に聞けばいいのに」
「あんたと話してやっと思い出したんだよ」
実際、お母様と会っていればストレスデソレドコロジャナイノダ。
「あ、なんか胃が痛くなった気が・・・」
「・・・うん、ちょっと申し訳ないと思うわ」
ここって精神世界の類なのになんで胃が痛くなるんだろう・・・・。
「あんたと話してるのは無意識な嫌悪感以外ストレスないからあんたが教えてくれ」
「まあ・・・わかったわよ」
少女はこの部屋にある椅子に腰かける。
俺もそれに習い対面の椅子に座る。
「あくまで話すのは過去の時点での話。
あなたは無意識にこの魔法を使ってるからどれだけ成長してるかはわからないわ。
あなたの魔法は精神構造干渉魔法『精神統合』。
人の精神を肉体から剥離し、他社の肉体に封じ込める魔法。
ただ余程の精神の持ち主じゃなければ閉じ込められた精神は溶け合ってしまう。
私たちは特殊だったみたいね。あなたがその魔法を使う事。
私たちが互いに完全調整体であったこと。
そして、互いに嫌悪感を持っていたこと。
いくつか考えられるのだけど答えは分からないわ」
そんな魔法を使えたのか? 正直記憶が思い出してこない・・・訳でもない。
「確かに何となく使った記憶があるが・・・」
確かに使った記憶がある。俺は一体何に使った?
ダレニツカッタ? オレハナンノタメニツカッタンダ?
「昼夜ッ⁉」
頭が痛い。
頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い頭が痛い
アタマガイタイアタマガイタイアタマガイタイアタマガイタイアタマガイタイ・・・⁉
幸か不幸か、少年の記憶の霧は晴れていく・・・。
少年が思い出した記憶の中には彼を道具として利用するある人が映っていた。
兵器であることは望んだはずだ。だが、惨い扱いを受けることを許容したことはない。
「オカアサマ、ナンデ・・・?」
少年の脳裏に映っていたのは、一番最初に守れるように願った母親であった。
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本日のキャラは忠実なるもの一人と二羽。因みに二羽はセットで登場。
主のための護衛スキルや支援スキルを搭載しています。
(支援効果は同じキャラの効果は重ね掛けしても支援時間がリセットされるだけです)
[忠実なるメイド]桜井 水波
少女は四の王子の盾である。王子のためにその身を捧げる守護者である。
しかし王子は強く、時に少女は自分が守る必要があるか疑問になる。
王子曰く、自分の信念を押し通せとの事なので、少女は自分の信じる道を行く。
攻撃スキル:対物障壁・
相手に対して対物障壁をぶつけて物理ダメージを与えます。
飛ばした障壁は相手の攻撃をある程度押し返します。
防御スキル:対物障壁・
四方に対物障壁を展開して外からのダメージを20%軽減します。
さらに範囲内の仲間に防御力20%上昇のバフを1秒間付与し続けます。
特殊スキル:お呼びでしょうか?
戦闘開始から30秒間、全スキルの効果が10%上昇します。
必殺スキル:反射障壁・
10秒間受けるダメージを無効にし、無効にした50%を相手に与える。
さらに10秒間攻撃スキルの障壁強度を50%上昇する。
[忠実なる二対翼]ナル&ホロ
その翼は導きの証。その翼は神の威光。その翼は道を開くもの。
二羽は主のためにその翼大きくをはためかせる。
主のために振るわれる翼は魔を纏い、拒むものを退ける。
攻撃スキル:導きの黒翼飛翔(物理・加速)
ナルが相手に対して突撃から往復して物理中ダメージを二回与えます。
さらにチーム全体に攻撃力5%上昇のバフを7秒付与します。
防御スキル:金剛陽翼の威光
ホロが光を放って、付近に微ダメージ+盲目を付与します。
さらにチーム全体に防御力5%上昇のバフを7秒付与します。
特殊スキル:《我らが翼は!》《主様のために!》
最大体力の80%以上あればこのキャラが発生するバフ時間を5秒追加します。
必殺スキル:黒金神翼の光道(竜巻/収束・移動 連撃/物理・加速)
ホロが大竜巻を起こしてナルがそこに連撃を繰り出す。
さらにチーム全体に攻撃力防御力ともに10%上昇のバフを15秒付与します。
この前活動報告挙げました。
アンケート有るので出来れば答えてくれればうれしいです。
作「ふむ・・・物語が少しまずく傾き始めている。
少し調整の必要がありそうだ・・・。
思ったより昼夜君もまだ若いみたいですねぇ・・・」