東方現幻夢   作:カミユ

43 / 65
どうもカミユです!
蓮舞「今回は絢斗と昏御の能力の判明か」
そうです!この2人の能力は似通っています。能力解説をオリキャラ全ての能力が本編に出たらやろうかなと
蓮舞「そうか。さて、これはなんだと思う?」
?それは木の棒ですかね?
蓮舞「昏御から渡されたものだ」
あ…(察し
蓮舞「それと2人の容姿を言ってなかったな」
夢華「あ」
えっと、絢斗さんが黒髪黒目のFateの士郎みたいな髪型。昏御さんが御坂 美琴のヘアピン無し状態の髪型で茶髪。紫の瞳ですね
蓮舞「それじゃあ」

蓮舞&カミユ「本編へどうぞ!」


第40話 2人の能力

 Side 夢華

 

 小学校入学から次の日の土曜日。入学式は春休み(僕達は幼稚園とかに通ってなかったから無いけど)に金曜日にやることが多いと聞く

 同じクラスになった絢斗君と昏御ちゃんと2人の親が来ている。早苗ちゃんは少ししたら来るらしい。完璧に徒歩距離だからいつも遊んでいる

 昨日小学校が終わった後に親に許可を得た

 

「夢華ー!来たぞー!」

「ハイハイ。いらっしゃい。あ、こんにちは」

「こんにちは」

 

 絢斗君の元気な声で玄関まで出迎える。2人は横に並んでおり、2人の親は少し後ろに立っている

 

「いらっしゃい。お2人はこちらへ。夢華達は夢華の部屋に行って頂戴」

「分かったよ!2人ともこっちだよ!」

「行くぜ行くぜ行くぜ!」

「広い家だね。迷いそう」

 

 2人を僕の部屋がある2階の突き当りの右2個手前に案内する。ある物としては仮面ライダーのDVDとDVDプレイヤーや漢和辞典などが上に乗っている机にその横に大量のマンガが揃っている本棚。大きな窓にカーテンがかかっており、その近くにベットがある。クローゼットが机とベッドとは少し離れている場所にある。この部屋の中で一番絢斗君達の目が行ったのは、ガラスケースの中にある平成ライダーのバックルなどの変身に必要な物一式。これはそれぞれ僕が能力の『万物創造』で作ったもの。本当に変身できるよ

 

「すごいな!これ全部仮面ライダーのベルドじゃないか。これ使って良いか!?」

「あーちょっと待って……(お母さん。絢斗君がベルト使いたいって言っているんだけど…)」

(良いわよ。それと2人も能力を持っているみたい。後で言うからそれまで少し待ってて)

「(分かったよ)うん。良いよ。使い方はわかるよね?」

「ああ!それじゃあカイザだ!」

 

 絢斗君はガラスケースから丁寧にカイザに変身するもの一式を取り出すと、すぐに装着する。ピ、ピ、ピと少し低い電子音が三回鳴り、畳む

 

「変身!」

 

 completeと低い電子音とともに絢斗君は仮面ライダーカイザになる

 

「おおーー!スゲェェェェ!本当に変身できた!次は………」

「夢華!私にもやらせて!」

「良いよ」

 

 絢斗君が変身したことによって昏御ちゃんもやりたくなったのか僕に了承を得ようとする。僕は快く了承する

 すぐに昏御ちゃんはブレイドのバックルを手に取り変身する

 

 それは親の3人が来るまで続いた

 

「夢華ー。下に降りて来てー」

「分かったよー。うーん、2人も一緒に来て。多分2人にも関係のある話だから」

「ん?そうか」

「夢華の家ってすごいな〜♪」

 

(1人話を聞いていない人がいたけど無理矢理)2人を連れて居間(約8畳の部屋)に移動した。畳が一面の床を覆い、横長のテーブルがあり、囲うようにそれぞれの親が座っている一応、お母さんが一年くらい前にくれた魔法陣の描かれた扇子を持っていく。右手で適当に回している

 

「取り敢えず座って」

 

 お母さん(僕)が座るように促すと、従わない理由がないので促されるままおもいおもいに座る

 位置的には僕達は固まっているね。親の顔が少し寂しそうに見えるのは気のせいだよね

 

「さっき私たちはあなた達の『能力』について話していたのよ」

「レイアさんから夢華君の能力を聞いた時には驚いたわ。完璧にチートだもの」

「私達には能力は無いから。どうして突然能力が発現したのか話し合っていたの」

 

 ?????お母さん能力持っているよね?黙っていたのかな?そもそも種族が魔法使いだから適当に話を合わせていたのかな?

 というか、2人も能力持っていたんだ。そんな感じもそぶりもしなかったけれど

 

「絢斗に能力があると分かったのは2年前の4歳の時。離れたところにあったみりんが絢斗が触れた時に私の手の元にあったわ」

「昏御は自身が持っている物が、物に当たると瞬間移動みたいな現象が起こるわ」

「つまり、まとめれば、絢斗君の能力は【触れたものを瞬間移動させる程度の能力】、昏御ちゃんは【追放する効果を物に付与する程度の能力】ね」

「そして、夢華君の能力が【連なる四つの漢字の意味を実現する程度の能力】。これだと2人の能力を使うことができるわね」

 

 すごい能力だよ!瞬間移動と追放って!でも、瞬間移動と追放ってどう違うんだろう?弱点があるのは当然として、考え方によっては1人で戦争とか行っても帰って来そう

 

「……なんか難しい話ししているけどさ、夢華に能力があることはなんとなく分かってたし、それが私たちが来たってなんの意味もないよね〜」

「多分能力は今後できるだけ使わずにしていこうってことじゃない?」

「?なんでだ?能力を持っていることが周りの人に気付かれることができるだけ使わないようにする事と同じになるんだ?」

 

 絢斗君と昏御ちゃんは僕の言った意味が理解していないみたいだね

 

「学校の先生や、クラスメートのみんなは能力を持っていないんだよ。僕達が能力を持っていることがみんなに知られたらどうなると思う?」

「さあ?私は普通に接すると思うけど……」

「俺もそうだな。能力を持っていても悪さをしなければ問題ないと思うぞ?」

「でも、みんなは違うかもしれない。クラスメートのみんなは良いかもしれないけれど、先生は違う。実際に能力を使ったところを見られたら誰かに報告されるかもしれない。最悪、僕達は狙われて研究されるかもしれない」

 

 僕の言葉に2人は固まってしまった。それもそうだろうね。こんなことを言われたら(理解できないから)固まってしまうだろう

 が、2人の反応は僕の予想の斜め上を行った

 

「そんなことをする奴らがいるのか!?そんな奴らは今すぐ退治しに行くぞ!」

「全くもってその通り!絢斗今すぐ準備して!私も全力で手助けをするよ!」

 

 わなわなと肩を動かしていた2人は、絢斗君が立ち上がるとともに行ったことに便乗した昏御ちゃんは(何故か)近くにあった棒を手に取る

 こんなところを見させられたら慌てずにいられない

 

「まあまあまあ、2人とも落ち着いて。もしもだから。(存在するかもしれないけれど)そんな事はないと思うから!」

 

 説得する事約10分。ようやく落ち着いた2人。僕はこれで学んだ事は、『2人の正義を刺激してはいけない』という事だ

 

 

 それから『小学校とかで能力を使ってはいけない。危ないことがあったら近くの人に助けを呼ぶ』という事を絢斗君と昏御ちゃんに1時間近く言い聞かせていた。それほどまで時間を費やさないといけない。その間、僕はお母さんと魔法のことを話していた

 一応、まだ、絢斗君と昏御ちゃんと2人の親には魔法のことは知られていない

 

「じゃあね。2人とも、また来てね」

「おう!何かあったら俺に言ってくれ!どんなものでも解決してみせる!」

「また来るね!仮面ライダーにまたなってみたい!」

 

 あはは……と、苦笑いしかできない僕。仕方がないよね?

 

 4人の姿が見えなくなるとお母さんが話しかけてくる

 

「夢華。もしものことがあったら、2人にバレない程度に解決してあげてね。あの2人は止めても止めても、止まらないタイプだから」

「うん。その為にも沢山の漢字を覚えないとね!」

「ふふふ。そうね。何かわからないものがあるなら聞いて頂戴」

「うん!」

 

 お母さんの言葉に元気よく返事をすると自分の部屋に駆け込む

 それから早苗ちゃんが遊びにくるまで漢和辞典で漢字を調べていた。今時の小学一年生のすることじゃないと早苗ちゃんに言われたけれど……まあ、能力に必要だからね




蓮舞「3000弱……」
ど、どうですかね?
蓮舞「文字数を言われてないから俺はなんとも言えないな」(木の棒を捨てる)
(た、助かった…)
蓮舞「それで絢斗と昏御の能力は…」
はい、強いです。2人の能力の違いは素手で直接触れるか、物で触れるかの違いです
蓮舞「今後どうなるんだろうな?」
ははは

ではまた次回!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。