ストライク・ザ・ブラッド~史上最強の吸血鬼~ 作:悩める地上絵
これを見なくても、問題はないと思いますし、「『ケンイチ』を知っている」という人や「『ケンイチ』のイメージを傷つけるな」という人はプラウザバックをオススメします。
用語解説
活人拳(活人道)
「活人こそが武術の真髄」を理念とした武術の在り方。「殺しも殺させもしない」「死ぬ気で活人する(殺さずに止める)」「殺されても殺さない」といったように正当防衛による殺人も認めないため、人を殺すよりも遥かに高い練度を要求される事も多い。現代のスポーツ武術もこちらに属する。
殺人拳(殺人道)
「殺人こそが武術の真髄」を理念とした武術の在り方。軍隊格闘もこれに当てはまる。別名、修羅道。ただ殺すだけでなく、殺した相手の技や人生の重みを背負い、自身の武術を突き詰めていくことを旨としている。一例として、宮本武蔵が殺した人間の供養のために寺に籠って仏像を彫った話が挙げられる。ただし一歩間違えればただの外道に堕ちる。実際にケンイチ世界では外道の多くは殺人道の達人にいた。
弟子級
武術を習い始めた人間から国体やオリンピック陸上優勝クラスの身体能力を持つ人間など若い武術家の多くが属する武術における位階のこと。また、さらに開展と緊湊の二つの段階に分けられる。
開展・緊湊
中国武術で実際に使用されている言葉「先に開展を求め、後に緊湊に至る」(最初は威力と正しい動作を重視し、その基礎を身に着けてから実戦的な命中精度や動作を重視する)からきている。武術の第二段階「緊湊」に到達した者は、自身を中心とする全方位に「制空圏」と呼ばれる球状空間を展開し、領域を侵犯した相手に対して識域下による迎撃行動を起こすことが可能となる。これは真後ろのような死角からの攻撃や、複数の敵による多角的な攻撃にも半ば自動的に反応して、回避・反撃することまでできる、言わば「結界」を形成している状態が成立する。その有効半径や形状は実力や戦闘スタイルによって個人差がある。
“動”の者・“静”の者
一定以上の実力を持つ全ての武術家(基本的に緊湊の段階に差し掛かり、開展の殻を破った者)は「心を落ち着かせて闘争心を内に凝縮、冷静かつ計算ずくで戦う」“静”のタイプと「感情を爆発させ、精神と肉体のリミッターを外して本能的に戦う」“動”のタイプに分類される。これらの属性に優劣の差があるわけではなく、またどちらに属するかを自律して選択することは難しく、個人のスタイルや性格的な向き不向きで決まる。
“静”は自身の実力を常に安定して発揮でき、力量が劣る相手との戦いで不覚を取ることは少ない。対して“動”はその時のテンション次第では実力以上の力を発揮できる場合もある。しかし“動”のタイプは一つ間違えると精神のリミッターが外れっぱなしになり、人格が豹変して元に戻らなくなってしまう危険性がある。「リミッターを外した自分自身」を制御する事が出来れば問題は無いのだが、完全に暴走させて“動”の気に呑まれてしまうと破壊と殺戮のみを求める修羅道に堕ちることになる。そのため、中国拳法では秘薬を投与し、師の監視の下で“動”の気の修業が行われる。
技撃軌道戦
相手の攻防の動きを脳内で先読みし牽制し合うことで発生する戦い方の極み。予測される攻撃の軌道を感覚的に視認できる状態で、当然ながら相当の熟練者同士しか行なえない。また当事者以外の観戦者でもその者が相応の使い手なら技の軌道を読み取ることが出来る。性質上、緊湊中級以上の静の者同士の戦いでは技撃軌道戦になりやすいが、動の者も極めれば動きを感じ取ることができる。
妙手
弟子以上達人未満の強さに達した武術家。戦闘力は弟子級を大きく上回っているが、実力、精神共に不安定で危険な状態。才能の無い者にとっては、基本的に武術家としての最終到達地点となる。
達人級(マスタークラス)
多大な才能を持ち、無限の努力をした武人のみが到達する完成された武術家。ケンイチ世界で“達人”と呼ばれる者のほとんどはこれに該当する。最下層の達人でも一般的な不良クラスなら吐息一つで吹き飛ばすレベル。上位の者なら一人で軍事基地をほぼ無傷で制圧できる。
特A級
達人級の中でも特に強大な者に対し、尊敬の念を込めて使う便宜上の呼び名。B級やC級などのランク付けがあるわけではない。
梁山泊
武術界における活人拳の象徴。長老が悪党から土地を巻き上げ、そこに時間をかけて家と道場を建てた。武術を極めた達人や、スポーツ化した武道になじめない豪傑達が住む道場。6人の達人と、弟子の古城、プロローグには登場していないが、長老の孫娘の美羽、古城の妹の凪沙の9人という大所帯だった。
闇
武術界における殺人拳の象徴。「殺人拳こそ武術の真髄」を掲げ追求する武闘系秘密結社。構成員は闇人(やみうど)と呼ばれる。武を以って世を正すことを目的とし、要人の暗殺や護衛、麻薬組織の壊滅や不当に強奪された遺物の奪還など非合法な裏の仕事を請け負う。その為各国の政府関係者に信望者が多く存在し強い影響力を持つ。無手組と武器組に分かれているが、無手組は「一影九拳」と呼ばれる10人の幹部が、武器組は「八煌断罪刃」と呼ばれる8人の幹部がそれぞれ統率し、互いに干渉しあうことはない。活人拳の象徴である梁山泊とは敵対関係にある。「真の武人が集う領域」と称され、武術家として闇への加入を目標とする者は数多い。
元々は第二次世界大戦時に多くの達人が死亡し失伝の危機にあったため、文化としての武術の保存を目的に結成された集団で、技の伝承・弟子の育成をその最大の目的としている。しかし、裏の仕事を請け負う性質上、組織の一員となれば金に困ることはないため、金銭を目的に所属している者も多い。あらゆる国籍の武人が所属しているが、所属者は国籍にかかわらず日本語を習得している。
YOMI
表向きはよくある若者の不良チームだが、実際には“闇”に属する達人の弟子たちで構成され、武術家たちの間では「達人への登竜門」として知られている“闇”の下部組織。
こちらも無手組と武器組に分かれており、実際に“YOMI”と呼ばれるのは、無手組・武器組のトップ“一影九拳”の長“一影”を除く“九拳”の弟子と“八煌断罪刃”頭領を除く七人の“断罪刃”の弟子。また“闇”では武器組が無手組を見下す傾向にあるが、“YOMI”もその兆候が強い。ただし個々人の力量は逆であることが多い。
裏武術界
スポーツマンシップに則った表のスポーツ武術とは異なる、より実践的で危険性の高い裏の格闘技。裏ムエタイや裏ボクシング、裏レスリングなど様々な種類がある。リングの上で試合形式で行われるものでも、グローブがない、もしくは素手と大差ないほど極めて薄いものを使ったり、表の世界では反則として禁じ手とされている危険な技もルール上認めているといった具合に、かなり危険なもので、試合で人が死ぬのが日常茶飯事となっている。
道場破り
道場の看板を賭けた勝負を申し込む挑戦者。無法者のように思われることもあり、そういったものたちを嫌う道場も少なくない。ただし梁山泊では、道場破りから一人につき1万円の挑戦料を徴収し、叩きのめした道場破りから道場の裏手で経営する診療所で治療費を毟り取るというシステムを取っており、貴重な金ヅr……もとい収益源として歓迎される存在である。
「史上最強の弟子ケンイチ」登場人物
風林寺 隼人
身長2m余り 体重100㎏超
梁山泊の長老。「無敵超人」の異名をもつ、世界最強の武人の一人として武術に深く関わった者たちの間では有名。一説によると戦国時代から戦ってきたとも言われる。海を走る俊足に、(本人にとっては)軽い蹴りで池を割るなど天災クラスの武力を持っている。
超人秘技と呼ばれる108つの技があり、古城にもいくつか実戦で披露、もしくは伝授した。
孫娘の美羽には幼いころから武術を教え、武者修行(世直し)の旅に行く際には必ず同行させるなど、目を離さぬようにし、惜しみなく愛情を注ぐ。
弟子をとらないことでも有名で、現時点で唯一弟子に取った古城に師として愛情を注ぎ、たまにつける修行の内容は他の5人を上回る過酷さ。古城と美羽の2人を連れて世直し旅に出たこともある。
岬越寺 秋雨
異名:哲学する柔術家
ポジション:人をシ〇〇カーに改造する人 その1
身長180㎝ 体重80㎏
柔術着にストレートの口髭が特徴的な紳士。彼の柔術はあらゆる物を取り込んで昇華し、「岬越寺流」と呼ばれる独自の流派と化している。細身の見た目には不気味なほどに発達した筋肉をしているが、これは20年以上に及ぶ独自のトレーニング理論により、全身の筋肉を極限まで絞り込んでピンク筋(瞬発力の白筋と持久力の赤筋の両方を併せ持つ性質の筋肉)へと変えた結果であり、弟子の身体も同じように改造している。
「書・画・陶芸・彫刻のすべてを極めたと謳われる天才芸術家」と崇敬され芸術家としても著名な上、接骨医としても有能で、梁山泊の裏で接骨院を経営し梁山泊の家計を助けている。医師の資格も所持しており外科手術も可能で、その腕は日本屈指と評され政府からも秘密裏に手術の依頼を受けるほどだが、血を見ると性格が変わるらしく「病魔すら治療にならぶお医者さん」と怖れられ病院では働けなかった。地球上の公用語の8割を訛りなしで話せる上、茶道もこなすなど隼人とは違う意味で人間を超えた超人である。その多岐にわたる才能を生かし、古城の修業用の“まっし~ん”を造り(古城の知る限り)ひと月かふた月に1度心停止にさせるもその優れた医術で後遺症なく蘇生させている。また柔術だけでなく、英語を含むいくつかの外国語と、武道とかかわりが深いとして茶道も古城に教えた。
馬 剣星
異名:あらゆる中国拳法の達人
ポジション:人をショッ〇ーに改造する人 その2
身長158㎝ 体重53㎏
背が低い小柄な中年の中国人。長い口髭と眉毛を蓄え、カンフー服と帽子を着用している。馬家・馬式と称する流派の使い手で、攻撃・防御に優れた発勁・内功を誇る。
元は中国を二分する武術団体・鳳凰武侠連盟の最高責任者で10万人の門下生を抱え、中国武術界でその名を知らぬものはいない。しかし「飽きた」という理由で妻と息子に全権を委ね(押しつけ)、日本に逃げてきた。また中国武術界では実の兄・槍月と共に双壁と謳われ“柔”の技を極めた中国最強の武人の片割れとしても知られている。横浜の中華街に父方の伯父がおり、彼から中国本土の情報をたびたび仕入れている。鍼灸院を経営し、梁山泊の家計を助ける。中華料理もプロ級で、美羽がいないときの平日の昼食は彼が当番をしており、古城にも指導した。
今でこそ禿げた髭親父ではあるが昔は少女と見間違える程の美形で、星の数ほど恋愛経験をしたことがあるという自称「中国の光源氏」(弟子はほとんど信じていない)。性格は昔から女好きで、今では完全にセクハラ中年と化している。盗撮とのぞきを趣味にしており、原作開始前は盟友の一人が被害者だったが、原作開始時には盟友の孫娘もその対象としている(弟子も間接的な被害を受けている)。日頃の盗撮活動が高じて高い撮影技術を持ち梁山泊の写真係も務めている。また。調合師としての腕も高く、死人さえも目覚めると形容される秘伝級の漢方薬などを製薬し、弟子の内功作りや疲労回復に使い、内部を漢方薬で着々と改造し傷の治りを早くしたりと大いに役立っている。
逆鬼 至緒
異名:ケンカ100段
ポジション:梁山泊ではまともな人
身長192cm 体重110kg
強面で頬から鼻にかけて横断する一文字の傷があり、素肌の上に革のジャケットが定番ファッションで一張羅。性格は侠気溢れる面倒見がよい兄貴肌の人物。しかしそれを悟られるのが恥ずかしいらしくわざとそっけない態度を取ることが多い。古城の父・牙城とは知り合いで、古城が梁山泊に来たのは牙城の紹介によるものだったが、古城が梁山泊の門をくぐった当初は「弟子は取らない主義」といって指導はしていなかった。しかし、秋雨たちが指導している姿に触発され、積極的に指導を施すようになる。ギャンブル全般と酒が好物(仕事中に競馬の中継を聞いたり、昼間からビールを飲むほど好き)。定期収入はないが警察からたまに表沙汰にできない要人のボディガードなどの依頼が入り、それが梁山泊の収入源となる。普段は荒っぽく、手が口よりも先に出ることが多いが、裏の仕事のときは弟子の身を案じるなど、仲間内では時折過保護とからかわれることもあるが、秋雨たちよりもまともな感性を見せることもある。
元は殺人拳を掲げる“闇”の空手「無天拳独流」の使い手だった。あまりの強さと暴威ゆえに、10代で空手界を追放されほとぼりも冷めたころ、自分とほぼ互角に戦える2人の空手家、鈴木はじめと本郷晶と出会い、友人でライバルという関係を築いていた。しかし後に死病に侵されていたはじめの執念ともいえる空手への一途な想いがきっかけで、はじめとは死別、本郷とも決別することになる。また、はじめの死をきっかけに活人拳の道を歩むことを決め、殺人空手を活人空手へと昇華させた。その後世界ケンカ旅行(武者修行)をしていた時期があり、そのため英語が堪能な上、一部の者の間では“ケンカ百段“の二つ名は日本を象徴する言葉として有名になっている。かつてイギリス人のマイクロフトとフランス人のクリストファー・エクレールとでチームを組んで麻薬組織の壊滅やボディーガードなどの依頼請負屋をしており、古城の父・牙城から依頼を受けたこともある。ただし、価値観の違いからチームを組んでいた2人に命を狙われた所を逆に返り討ちにし、砂漠に生き埋めにしてチームを解消した、という特殊な事情までは牙城も知らなかった。
ちなみに頭の上がらない姉が一人おり、古城の母・深森は彼女の大学時代の友人という作者が描くつもりのない裏設定がこのSSにおいては存在する。
アパチャイ・ホパチャイ
異名:裏ムエタイ界の死神
ポジション:梁山泊で最も優しく、最も危険な男
身長201㎝ 体重120㎏
褐色肌のタイ人で、抜きん出た嗅覚と視力を誇る。その外観と存在感から梁山泊の中でも際立って目立ち、よくアパチャイを見て悲鳴をあげる者も少なくはない。いいかげんな日本語を覚えており、普段はカタコトなのに、間違った日本語は流暢に喋る(まともな日本語をしゃべる時はたいてい誰かから聞いた言葉をそのままか、テレビの内容を聞いた通りに喋るだけ。電話の応対も刑事ドラマ等の影響によるものと思われる)。逆鬼とは歳が近いためか、日中は行動を共にしていることが多く、逆鬼のつまみだけをつまみ食いしたり競馬場に付き合わされたりしている。
性格は純真で子供のように無邪気、食べることと子供や動物と遊ぶことが大好き。その純真さゆえ子供や動物にはとても好かれ、動物と意志の疎通をするという不思議な力を持ち、その様はしばしば「古の精霊のよう」と評される程。一方で、裏ムエタイ界で「神童」と呼ばれ、幼い頃から命懸けの戦いを続け、果てには超無差別級チャンピオンにまでなった経験から全力攻撃がもはや条件反射になってしまっている。そのため、子どもと動物を相手にしたときを除くと手加減がまともにできず、度々組み手やミット打ちで弟子を半殺し(もしくは心停止)にしている。
香坂 しぐれ(こうさか しぐれ)
異名:剣と兵器の申し子
梁山泊で最も怖い人
身長159㎝ 体重 素早くて体重計に乗ってくれない
東洋において最強と呼ばれる武器使いであり、その剣捌きは飛来する銃弾を斬り捨て、鋼鉄をも容易に切断する。十数年前、刀鍛冶の父親が秋雨との決闘により死亡した後、秋雨の友人であった香坂八郎兵衛の養女となり武術を教わる。幼少時より自然に生き卓越した身体能力を誇っており秋雨を驚かせている。武器を使いながらも相手に傷一つ負わせずに活人に徹することができる程の腕前を誇る。
八郎兵衛が死去した後に秋雨を頼って梁山泊に住み込み、時折、遠出してはかつて父が作っていた「人斬り包丁」を回収している。回収した人斬り包丁は二度と人の手に渡らないように破壊している。その特殊な育ちのために、下手をするとアパチャイ以上に一般常識に欠ける節があり、天井の桟を足指で挟んで逆さまにぶら下がって歩いたり、着替えや裸を他人に見られても特に気にした様子を見せないなど、奇特なところが目立つ。訥弁で言葉のテンポが独特。相棒に鼠の闘忠丸(とうちゅうまる)がいる。
彼女の手にあるものはすべて強力な武器となり、鉄製のスプーンはおろか木製のしゃもじにすら刀剣並みの切れ味を持たせることができる。バイクや戦車なども操縦できる(ただし無免。そもそも戸籍すら怪しい)。和服を身に付け、下着もさらしとふんどしを愛用。プールや海でも水着をつけずにふんどしで泳ぐ。彼女の羞恥の基準は布面積にあるらしく、水着は卑猥と考えている。また、普段上半身は素肌の上に鎖帷子を着込んでいる。常に携帯している日本刀は彼女の父が彼女のために鍛え上げた最後の一振りであり、刃金の秘密がこめられた「もっとも刃金の真実に近づいた一振り」として彼女の首だけでなくこの刀を狙う者も少なからず存在する。また父親から彼の全ての鍛冶技術を教え込まれたため、彼女自身も極めて腕のいい鍛冶師であり、その実力は現存する鍛冶師の中では最高峰のものとなっている。
梁山泊に来た当初は梁山泊の他の豪傑たちとも目を合わせず、隙を見せることを嫌って食事も屋根裏で取っていたが、弟子ができてからは徐々に他人に心を開くようになり、食事も皆と共にするようになるなど変化している。「ケンイチ」の主人公には水術や対武器戦闘術などを教えたりしていたが、古城にはそれに加えて短刀術も教えていた。ただ、古城は無手に比べて短刀術の上達が若干遅かったためしぐれはそのことを気にしており、しばば修行を張りきりすぎて古城に多大な恐怖を与えることがあった。梁山泊の中では、「5人の師の中でもっとも恐怖に精通した人」であり、古城に恐怖を己を守るためのセンサーとして扱うことを教えた。
闘忠丸(とうちゅうまる)
しぐれの相棒というべきネズミ。身長11cm(+しっぽ11cm)。体重200g。
ネズミとは思えないほど賢く多才で、ネズミながらに戦闘能力も中々のもので、猫よりも強く、しぐれからも殿を任されるなど信頼されている(達人をひるませるほどの槍づかいをみせる)。梁山泊の面々とも仲が良い。お風呂が大好きで、シャモジより清潔との説もある。新聞の経済欄の切り抜きと携帯を使ってデイトレードもしていやらしいほど儲けており、梁山泊で最も優雅な暮らしを送っている。
風林寺 美羽
風林寺隼人の孫娘。祖父・風林寺隼人の我流、風林寺流武術の使い手。
性格は品行方正で、誰に対しても優しいが、おっちょこちょいで寂しがり屋な面があり、背後に立たれると人を投げ飛ばしてしまう悪癖を持っている。容姿はかなり整っており、ハリウッドの子役に匹敵するレベル。また祖母がロシア系のため、髪の色は見事な金髪をしている。
長老の教育の賜物でやや文法がおかしなお嬢様言葉で話し、語尾に主として「〜ですわ」、「〜ですの」と付けている。一人称も「私(わたくし)」。梁山泊の家事全般、家計のやりくりを一手に引き受け、経済観念が皆無な男揃いの梁山泊は経営は彼女一人の手にかかっていた。古城が正式に弟子となってからは、古城とその妹・凪沙の3人で梁山泊の家事を担当していた。同い年の古城とはお互いに幼馴染の親友として強い信頼関係を築き、凪沙のことは年の近い人懐っこい妹のように可愛がっていた。
武術は神童と呼ばれる程の才能を持ち、中学に上がる頃までは長老の世直し旅に同行していた。腕力は同世代の女子の平均と大差ないが、祖父の教えと梁山泊の達人たちから合間合間に指導を受けたことによる高い技巧と持ち前のスピードを生かした武術スタイルをとっている。
本日12時頃に次話を投稿しますので、そちらもよろしくお願いします。