ラブライブ!9人の女神と6人の果実の戦士   作:甘党店員25号

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初めまして、甘党店員25号です。小説を初めて書きますので、誤字脱字が有るかも知れませんが暖かく見守ってくれると有難いです。





第一話葡萄の戦士推参!

 「ヒーロー」ついこの間までは普通の男子高校生だった僕たちを人々はそう呼んだ。でも、僕たちは自分たちが「ヒーロー」になったなんて思えなかった。

 

 3ヶ月前、高校1年の1月1日の新年早々に僕ら6人は、突然誘拐された。この事件を境に、僕たちは、素顔を仮面で隠し身体に鎧を纏って怪物たちと戦う戦士になってしまった。怪物たちと同じ力を使って・・・。

 

 僕たちは、ただ、歌いたかった・・・。踊りたかった・・・。

 

 今は、もうあまり出来ないけど何時かは、皆でまた歌って踊りたい。僕たち6人が、人間だった頃の森羅木学院のスクールアイドルユニット・・・。

 

Sweets knightsとして。

 

 そして、今の僕たち6人は・・・。

 

     『『『『『『変身!』』』』』』

 

『ブドウアームズ!、龍砲!、ハッハッハッ!』

『オレンジアームズ!、花道!オンステージ!』

『バナナアームズ!、ナイトオブスピアー!』

『クルミアームズ!、ミスター!、ナックルマン!』

『メロンアームズ!、天・下・御・免!』

『ドングリアームズ!、ネバーギブアップ!』

 

 様々な果実を型どった鎧を纏う戦士になった。殺るか、殺られるかの戦いに身を投じる事に・・・。

この・・・、怪物達との戦いに。

 

 現在の僕たちは、6人それぞれ別の地にいる。理由は、僕たちがこの力を使いこなしてから数日がたった日に、偶然あるニュースを見たからだ。

 

『今、ニュースを御覧の皆さん。今、番組内で流れている映像は作り物ではありません。現実に、起きている出来事です。繰り返します、今、番組内で流れている映像は・・・。』

 

 僕は、ドッキリか何かだと思い他のチャンネルを見てみた。内容は、何処も同じで怪物騒ぎだった・・・。すぐに仲間たちと連絡を取り合った。そこで、6人全員で話し合い、特に怪物達からの被害大きい場所へ各々別々に向かうことになった。長い戦いになることも考慮して、今の学校から転校生として被害地に向かう。僕は、母校から少し離れた音ノ木坂に行くことになった。

 

 そして、この地に来て巡り会うことになる。心から、守りたいと想える女神たちに・・・。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 4月某日、僕はこの日音ノ木坂学院に試験生として転入した。何故、『試験生』なのか理由は、この学院が元々は女子校だからだ。近年の少子高齢化で年々、入学する生徒が減少し、その対策の1つとして、『共学化』する事になったらしい。

 

 だが、追い討ちを掛けるように『怪物騒ぎ』が起きてしまっている。これにより、今回の『共学化』を見送る事になった。そのため、今年の入学した1年生はなんとか1クラス分の人数だそうだ。

 

「御免なさい、こんな物騒な時期に我が校に転入になってしまって・・・。」

 

目の前にいる女性が申し訳なさそうに言う。

 

「気にしないでください。こちらも、急な転校なので。寧ろ、受け入れてくださり感謝しています。」

 

 控えめな言葉で返し僕は、今、転校先の学院の理事長室で説明を受けていた。

 

「そう言って貰えると嬉しいわ。それじゃあ、改めましてようこそ音ノ木坂学院へ。私達学院一同は、あなたを歓迎します。よろしくね。呉島光秋(くれしまみつあき)君。」

「はい、宜しくお願いします。」

 

 目の前にいる女性、この学院の理事長である南令子(みなみれいこ)さんに軽く会釈して理事長室を出ると1人の教師が部屋の前で待機していた。

 

「お待たせしてすみません。えっと・・・。」

「初めまして、試験生君。私は君のクラスの担任の葛木明奈(かつらぎあきな)、軽く明奈先生で構わないわ。」

「いえ、流石に初対面の上に担任の先生に向かってそれは馴れ馴れしいので。」

 

 僕は、若干の戸惑いを見せながら受け答えをする。こう言うフレンドリーな教師は、今時珍しいと思う。

 

「別に、気にしなくても良いのに。さて、これから朝の全校集会までの間、軽く校内を案内するから着いてきて。」

「はい。」

 

 葛木先生について行く。ある程度校内を回った後、最後にクラスに案内するようだ。僕は、この時思いもしなかった。この後に、とんでもない出会いが待っていたとは・・・。

 

「穂乃果待ちなさーい!!」

「ひぃー、海未ちゃんの鬼ぃぃぃ!」

「誰が鬼ですか!誰がぁぁぁ!」

 

 離れたところから声が聞こえる、2人の女子生徒が何やら騒いでいるような声が聞こえる。

 

「賑やかですね、この学院は。」

「あー、高坂さんと園田さんね。あの2人なら、何時もの事だからあまり気にしないで。すぐに、なれるから。」

 

 葛木先生は、笑いながら言う。きっとこの学院では、日常茶飯事なのだろう。僕も気に止めず、階段を上っていると、またさっきの女子生徒達の声が聞こえる。

 

「今日と言う今日は、許しません!おとなしく、宿題をやりなさい!」

「お家に帰ってからやるもん。」

「そう言って、貴方は昨日もやらなかったでしょうが!!」

 

 何か、段々こっちに近づいてきてる気がする。取り敢えず、葛木先生に聞いてみる。

 

「何か、こっちに近づいて来てますけど大丈夫ですか。」

「大丈夫よ。いざとなったら、貴方を盾にしてでも私は助かるから。」

「それ、僕が大丈夫じゃないですから!」

 

 先生と軽く問答をしていると・・・。

 

「はっ!」

 

 僕と先生の隣を横切るように階段からサイドテールの女の子がジャンプして飛び降りた。

 

(危ないなぁ・・・。)

 

 僕がそう思っていると、階段の上から物凄い勢いでもう1人の女子生徒が走って来た。そして・・・。

 

「オンドリャァァァァァァ!!」

「危な!」

「えっ?ゴヘッ!!」ドンガラガラカッシャン!!

 

 先生は、言った通りに僕を盾にした。僕は、ものの見事に追いかけてきた女の子の跳び蹴りを顔面に喰らって階段から落ちた。蹴られた際に、跳び蹴りをした女の子のスカートの中の水色のパンツが見えたが壁に頭をぶつけてしまい、僕の意識はフェイドアウトした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ぐっ、・・・うぅ。ここは・・・。」

僕は、激痛に襲われながらも上半身を起こした。やはり、身体中が痛い。

 

「あらぁ、起きたのね♪大丈夫?もし、ダメなら病院に行った方が良いわよ。」

「えっと・・・。」

「あ、私はこの学院の保険医の的場卯月(まとばうづき)。よろしく~試験生君♪」

「その、よろしくお願いします・・・。」

 

僕は、自分が居るベッドの近くの椅子に座っている女性に聞こうとしたら、向こうから名乗ってくれた。

 

(なんと言うか、葛木先生が明るいお姉さん系なら、

この人はほんわか系のおっとりお姉さんかな?)

 

等と、どうでも良いことを内心考えていると・・・。

 

「ところで試験生君。えっと~・・・。」

「呉島です。呉島光秋、今日この学院に転校してきました。」

「じゃあ、呉島君。早速で悪いんだけど、2年生の教室に行ってくれる?」

「はい?」

「そこに、貴方を偶然蹴り飛ばしちゃった生徒が待ってるから。」

「あの~それはどういう意味ですか?」

「偶然とはいえ、貴方を蹴り飛ばしちゃったんだから。直接会って、謝罪なり何なりさせないと学院側としても体面が・・・。」

 

 的場先生は、落ち込んだ表情で言ってくる。

 

「分かりました。行ってきますから、そう落ち込まないでください。」

「ホント!」ニパァ

 

 先生は、超笑顔で反応する。何故か、騙された気がするのは気のせいだと思いたい。僕はベッドの近くに置いてある上履きを履き、保健室の窓に掛けてあるハンガーに掛かっている制服の上着に袖を通す。

 

「それじゃあ、頑張ってね♪男の子!」

 

 的場先生は、葛木先生から預かったであろう僕の鞄を渡しながら言ってくる。

 

「あの、『頑張ってね』って何をですか?」

「それは、行ってからのお楽しみ~。じゃあね♪」

 

僕は、取り敢えず2年生の教室に向かった。ただうっかりしていた事に気付いた時には遅かった。

 

(何組の生徒なのかを聞くのを忘れた・・・。)

 

自分の迂闊さに頭を抱えていると、何処かから泣き声が聞こえてくる。僕は、泣き声のする方へ歩いて行くと、『2年A組』と書かれたプレートの掛かった教室の前にたどり着いた。すると、その教室から話し声が聞こえる。

 

「うぐ・・・、ひっぐ・・・、もう、終わりです。私は、このまま人殺しとして世間から後ろ指を指され、家族からも見離され野垂れ死ぬんです・・・。」

 

 教室の中から、とんでもないネガティブ発言が聞こえてくる。教室を覗き込むと、僕を階段から蹴り落としであろう。青み掛かった黒髪の女の子が、机に突っ伏しながら泣いている。

 

「海未ちゃん、元気出そうよ。ほら、ファイトだよ!」

「元はと言えば、貴女のせいでしょうが!貴女が、毎度毎度私やことりの忠告を無視して課題や宿題を忘れたりするからでしょうが!!」

「海未ちゃん、落ち着いて。穂乃果ちゃんが、泡吹いてるよ!」

 

海未と呼ばれた女の子が、穂乃果と呼ばれている女の子の胸ぐらを掴んで凄い勢いで揺らしている。片や、恐らく2人の友人と思われるベージュ色っぽい髪で独特の髪型をした女の子が何とか仲裁している。

 

「こうなったら、貴女を殺して私も死にます。そうですよ・・・。そうしましょう、どうせもう人を1人殺ってしまったんですから、この際・・・アハ、アハハハ・・・。」

「海未ちゃん、正気に戻ってぇ。」

「ことり、私は正気ですよぉ~。そうだ、ことりも一緒に逝きましょう・・・ウフフ・・・。」

「ひぃぃぃ・・・。」

 

 完全に意識がヤバイ方向に行ってしまっている。海未と呼ばれている女の子が友人を手に掛ける前に、僕は、止めに入る。って言うか、人を勝手に殺すな!

 

「ちょっと、ストップストップ!これ以上やっちゃったら、本当に人殺しになっちゃうから!」

 

 僕は、後ろから羽交い締めにして海未と呼ばれた女の子を止める。

 

「離してください。私は・・・私は・・・って、貴方は。」

「君に蹴り飛ばされた転校生だよ。とにかく、落ち着いてくれ。」

 

 僕は、何とか彼女を落ち着かせる。なるほど、的場先生が言っていたのはこの事か。

 

「あー!!君、大丈夫なの!海未ちゃんに蹴り飛ばされたんだよ!」

 

羽交い締めにしていた女の子を離す。すると、サイドテールの女の子で穂乃果と呼ばれていた女の子が意識が回復し驚いた反応をする。

 

「これでも、鍛えてるから大丈夫だよ。さっきは、油断したけど・・・。」

「あの、その、朝の件は、誠に申し訳ありませんでした。何でもしますから、どうか・・・どうか・・・ご容赦を。」

 

 穂乃果と呼ばれた女の子と話をしていると、海未と呼ばれた女の子が、キレイな土下座をしながら許しを請うてくる。

 

「いや、別に良いから。避けなかった、僕にも非があるし。そもそもの責任は、生徒を盾にして助かった葛木先生に責任があるよ。それより、自己紹介が先かな?僕は、呉島光秋、君たちは?」

「私は、高坂穂乃果。2年生でこのクラスの生徒だよ。よろしくね。」

「わたしは、南ことり。同じく、2年生で穂乃果ちゃんと一緒でこのクラスだよ。そして・・・。」

「園田海未です。あの、本当に申し訳ございません。不可抗力とはいえ、貴方を蹴り飛ばしてしまいました。」

「もう大丈夫だから、気にしないで。それじゃあ、園田さん、高坂さん、南さんで良いかな?」

 

知り合ってそんなに、時間が経ってないので僕は、3人を名字にさん付けする呼び方で呼ぶ。

 

「そんなに、畏まらなくても良いのに。私のことは、穂乃果って読んで。私も、ミッチって呼ぶから。」

「いや、会って間もないのにいきなり名前やあだ名で呼び会うのもどうかと・・・。」

 

苦笑いを浮かべながら、僕は、答える。

 

「えー、私は気にしないよ。」

「そうだよ、わたしもことりって読んでほしいな♪」

「2人とも、呉島君が困っています。それに、会って間もない男女がいきなり名前やあだ名で呼び会うのは、はしたないですよ。」

 

 ようやく、本来の調子を取り戻したのか、園田さんが呆れながら高坂さんと南さんをたしなめる。

 

「もう、海未ちゃんは、固いよ。それに、今日の全校集会を壊したのは海未ちゃんなんだよ!」

「うぐっ、そ、それは・・・。」

「穂乃果ちゃん、それは言っちゃダメだよ。でも、友達を作る機会の出だしを壊しちゃったのは間違いないかな。」

「がはっ・・・。」

「やてあげて、園田さんのライフはもう0だから!」

 

 一応、原因の一端がある高坂が正論を述べ、南さんも高坂をたしなめながらも追い打ちを園田さんに浴びせる。園田さんも、女の子が出しちゃいけない声が出るほどのダメージを受けてるようだった。

 

(女って容赦ないな。)

 

 僕は、内心そう思った。でも、高坂さん君も半分同罪だってこと忘れないでね。

 

「とにかく、あんまり気にしないで。全校集会も後日、ちゃんとやると思うから。ですよね、生徒を盾にして自分だけ助かった葛木先生。」

「うっ、気付いてたのね。」

「ええ、これでも人の気配には敏感な方ですので。」

 

 僕は、園田さん達を宥めながら廊下で盗み聞きをしている、今回の件の(個人的には、諸悪の根元)原因である人物に声を掛ける。

 

「全く、教師なら我が身を盾にして生徒を守って下さい。」

「そんな、酷いわ呉島君。私だって、か弱い女性なのよ。それに、男の子なら女性を守るのは当然じゃないかしら。」

「自分で自分のことをか弱いと言っている人ほど、結構図太くタフですから心配はしません。」

 

 内側に溜まっていた、この人に対する思ったことをそのまま言った。こう言う人ほど長生きするんだろうな、人生とはなんて理不尽なんだろう。

 

「(この餓鬼は~!)ま、まあ、良いわ。それより、全校集会だけど、明日の朝に行うから。それじゃあ、また明日ね。」

 

葛木先生は、そう言って教室を出ていった。

 

「はぁ、何なんだあの先生は・・・。」

 

ドカーン!!

 

 溜め息を出して、呆れていた時に外から爆発音が聞こえた。まさか、奴等が出現したのか?僕は、教室の窓から校庭を見てみる。すると、鋭い角を頭に生やしたバッファローの怪物(インベス)が暴れていた。

 

「あいつは!?3人は早く逃げて!」

「え、呉島君は?逃げるんなら、一緒に逃げよ!」

「僕は、大丈夫だから。園田さん、高坂さんと南さんを連れて逃げて!」

 

3人の中で、一番冷静な判断がでかそうな園田さんに言った。

 

「ですが!」

「良いから!早く逃げるんだ!」

 

 園田さんは、戸惑った表情で僕を見た。僕は、自分の鞄の中からドライバーとフルーツのデザインが施された錠前、ロックシードを出し、その二つの道具を持って急いで校庭まで走って行った。すると、道中で逃げ遅れたのか3人の女子生徒と出会う、ネクタイの色から見て1年生だと分かった。

 

「君たち、早く逃げるんだ!怪物がすぐ近くまで迫って来てるんだ!」

「そ、そんなこと言われても。かよちん、急ぐにゃ!」

「む、無理だよ、凛ちゃん。腰が抜けて立てないよぉ・・・。」

 

 凛と呼ばれた、ショートカットの女の子が、かよちんと呼ばれた女の子の手を引っ張って起こそうとしていたが、かよちんと呼ばれた眼鏡を掛けた女の子は、腰が抜けたらしく上手く立てないでいた。僕も手を貸そうとしたら、近くに居た薄い赤色の髪の毛の女の子が、彼女に肩を貸して立たせる。

 

「ほら、しっかりしなさい!諦めたら、そこで終わりよ!」

「に、西木野さん、うん、ありがとう・・・。」

「3人とも早く逃げるんだ!」

「あ、あんた誰よ!?」

「そんなことは、良いから。」

 

 僕を見て、西木野さんが驚いていた。それもそのはず、ここは女子校、教員や用務員を除いて男が他にいるはずがない。それに、僕の事を全校生徒に紹介する筈だった全校集会は朝の件で中止になってしまったのだから。

 

「あ、貴方は!?」

 

 かよちんと呼ばれた女の子が、僕を見て違う意味で驚いていたが今は、それどころじゃない。

 

ドカーン!! ガシャーン!!

 

『ブモォォォ!!』

 

また、爆発音がしたが今度はインベスが校舎の中に入ってきた。

 

「も、もうダメですぅ。私たちみんな怪物の餌になって死んじゃうんですぅ!・・・。」

「かよちん、諦めちゃダメにゃ!」

「そうよ小泉さん、星空さんの言う通りよ。諦めちゃ駄目、まだ私たち生きてるんだから。」

 

 西木野さんは、インベスを前にして恐怖のあまりにネガティブな思考になってしまった小泉さんを励ます。僕は、なりふり構ってられないと判断し、持っているドライバーを腰に当てる。するとドライバーから黄色いベルト伸びて装着される。

 

「3人とも少し離れてて。」

 

西木野さん、星空さん、小泉さんに僕から少し離れるように指示する。

 

「ちょっと!?それで何をするつもり!?」

 

西木野さんが聞いてきた。

 

「少なくとも、現状を打破するつもりさ。」

『ブドウ』

『ロックオン』

 

 僕は、ロックシードの解錠スイッチを押す。すると、天井にチャック通称クラックが出現する。そして、そこから巨大な葡萄が出現する。

 

「変身!!」

 

 掛け声共に右手に持ったロックシードをドライバーの中央部分にセットし、ドライバーの右側にある小型の刀、カッティングブレードを動かす。それにより、ロックシードをカットするように展開される。そして、クラックから出現した葡萄を被るように装着する。

 

『ブドウアームズ!龍・砲、ハッ、ハッ、ハッ!』

 

 僕は、緑色に金色の模様が描かれたライドウェアにクラックから出現し、葡萄が変形した紫色の中華風の鎧を纏ったアーマードライダー龍玄に変身する。

 

「「「え、ええー!?」」」

 

 3人の驚いた反応が返ってきた。当然だ目の前の人間がいきなり鎧を纏った何かに変わったのだから。

 

「3人とも、驚いてる場合じゃないよ!取り敢えず、緊急事態なので壁を壊すから逃げて!」

 

僕は、そう言って腰に装着されている専用装備の1つ葡萄の装飾が施された銃、ブドウ龍砲を構えて発砲して校舎の壁を壊す。

 

「さあ、ここから逃げるんだ!」

「でも、貴方は?」

「僕は、怪物を倒す。それが、今の僕の使命だから!」

 

 西木野さんが聞いてくるが、あまり会話が出来る状況じゃないので目の前のバッファローインベスに向かってブドウ龍砲を発砲しながら答える。

 

「ここからは、僕のLIVEだ!!」

 

ブドウ龍砲をバッファローインベスに向けて乱射する。とにかく、今はこいつを校舎から出さないと。僕は、ブドウ龍砲のレバー(銃の撃鉄部分の奴)を引っ張って強力な一発をお見舞いする。

 

「これでも、喰らえ!!」

『ブモォォォ!?』

 

ドカーン!!

 

 狙い通り、奴を校舎から追い出す事が出来た。流石に、校舎の中でブドウ龍砲をあのまま撃ってしまうとどっちが校舎を壊しているのか解らなくなる。

 

「ハァッ!ヤア!セイ!」

『ブッ!?ブモッ!ブルモッ!』

 

 校庭に、奴を追い出してから僕は、ブドウ龍砲を使わず中国拳法の突きと蹴りを喰らわす。本当は、ブドウ龍砲で一撃必殺を決めたいところだけど。まさか、まだ居るとは思わなかった・・・。

 

「イケー!」

「相手は、まだ致命傷を負ってません!」

「がんばって!葡萄の人!」

「そんな奴に、遅れを取っちゃ駄目よ!!」

「負けないで下さい!」

「お兄さん、そこ、右の脇腹ががら空きにゃ!」

「なっ!?くっ!」

『ブルモォォォ!?』

 

バッファローインベスに零距離射撃を御見舞いして、距離を取る。ちなみに、上から高坂さん、園田さん、南さん、西木野さん、小泉さん、星空さんの順だ。取り敢えず、突っ込みを入れる。

 

「なんでまだ居るの!」

「え!?その声、ミッチ!?」

 

高坂さんは、驚いた反応をする。ま、当然なんだけどあだ名呼びは決まりなんだね・・・。

 

「とにかく、話しは後!これから、大技を決めるから離れて!」

 

彼女達に、離れるように指示する。離れたのを確認してから、カッティングブレードを3回動かす。

 

『ブドウスパーキング!!』

 

機械音声が鳴ると、右足にエネルギーが流れチャージされる。

 

「ハアァァァ!!タア!!ハイィィィ!!」

 

僕はバッファローインベスに向かって走り出し、途中でジャンプする。そして、龍玄のライダーキック『龍天脚』を放つ。

 

『ブモォォォ!?』

 

ドカーン!!

 

バッファローインベスは、必殺技を喰らい爆発する。僕は、地面に着地して彼女達の元へ向かう。

 

『ロックオフ』

 

ドライバーにセットされたロックシードを閉じて外す、解錠した部分を閉じると変身が解除された。

 

「すごいよ!ミッチ!怪物を倒すなんて。」

「呉島君、貴方は何者ですか!?」

「みっくん、ねぇねぇ、どうやって変身したの!?」

「本当に、怪物を倒すなんて!?」

「すごいです、呉島さん!?」

「お兄さん、凛たちも変身出来るのかにゃ!?」

「君たち、何で逃げなかったんだ!」

 

彼女達が、それぞれ目の前で起こった戦いについての感想や歓喜の声を挙げるが、僕は、一喝する。

 

「怪物が、暴れているというのに!」

「うぐっ!」

「そ、それは・・・。」

「えっと・・・ですね・・・。」

「な、何よ!あんたが、本当に怪物を倒すか気になったのよ!」

「そ、それに、呉島さんが怪物に殺られないか心配だったんです。」

「そうだにゃ!みんな、お兄さんを心配してたんだにゃ!」

 

彼女達が、只の好奇心でこの場に残った訳じゃないのは彼女達の目や表情を見たら解る。だが・・・。

 

「貴方達~!!これは、どういう事!?」

 

南理事長が、こっちに走ってきた。流石に、言い逃れが出来る状況じゃない。これは、事情を説明する必要があるな。

 

 

つづく・・・。




すみません。長々と書いてしまいました。
素人作家です。てな訳で、第一話からμ'sの中から穂乃果、海未、ことり、真姫、花陽、凛の6人を登場させました。

予定としては、次回に絵里、希、にこの3人を登場させる予定です。

拙い書き手ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
では、これにて失礼します。
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