ラブライブ!9人の女神と6人の果実の戦士 作:甘党店員25号
今回は絵里、希、にこの3年生組の登場です。
それでは、どうぞ。
「呉島君、貴方にお聞きします。このベルトのような道具と果物みたいなデザインの錠前は何ですか?」
先程の戦いが終わった時、タイミング悪く南理事長とこの学院の生徒会長と副会長に見られてしまった。そして、今あの場に居た人間が一同に会するように理事長室に集められた。もう、言い逃れ出来ないと思い。僕は、自分が知っている限りの情報を教える。
「この道具は、戦極ドライバーとロックシードです。現状、インベスとまともに戦うことの出来る唯一の術です。」
「インベスと言うのは、先程の怪物の事ね。なら、次の質問です。この戦極ドライバーとロックシードは、私たちにも扱うことは出来るの?」
「無理です。今この場にあるドライバーは、僕専用の物ですから。」
僕は、否定の言葉で返す。
「なっ!?それはどう言う意味かしら、まるで貴方にしか扱うことが出来ないみたいな言い方ね?」
僕の返答が気に食わないのか、金髪碧眼の女子生徒でこの学院の生徒会長、絢瀬絵里先輩が苛立ちを見せる。
「その通りですよ、絢瀬会長。このドライバーとロックシードは、僕しか・・・いや、僕と仲間達しか扱うことが出来ない。」
「そんなの、出鱈目よ!」
「なら、試しますか?このドライバーは、最初に装着した者にしか装着することは出来ません。」
「あら、ならやってあげようじゃない。」
そう言って絢瀬会長は、ドライバーを腰に当てるが・・・。
「あれ・・・何で!?どうして動かないの!!」
「だから言ったでしょ?貴女には、いや、この場に居る人間、僕以外全員扱うことは出来ません。」
「嘘よ・・・こんなこと・・・。」
絢瀬会長は、涙を浮かべながら自分がドライバーを扱えない現実を否定する。
「えりち、もう諦めるんよ。呉島君は、嘘を言うとらんよ。」
「希・・・。」
タロットカードを右手に持ちながら、全てを理解したような顔で絢瀬会長に現実を教えるのは、紫色の髪の毛で翡翠色の瞳が特徴のこの学院の副会長、東條希先輩だった。
「なら、呉島君このドライバーとロックシードを量産することは出来ますか?」
「出来る出来ないで言うなら、出来ます。但し、ドライバーは量産出来ますが、ロックシードはある場所に行かないと手に入れる事は出来ません。」
「だったら、そのドライバーを作った工場とかで大量に作ってもらお!」
今まで、静観していた人達の中から高坂さんが意見を言う。だが、その意見はドライバーの装着者からすれば賛成出来るものじゃない!?
「待って、高坂先輩。仮にドライバーを量産してもらうとして、その資金どうするんですか?」
「え?お金ってドライバーを作ってくれる所が出してくれるんじゃないの?」
西木野さんの正論に、高坂さんからまさかのアホな返答が返ってきた。高坂さん、高校生にもなってその考え方は・・・。
「穂乃果、貴女という人は・・・。」
「穂乃果ちゃん、流石にそれはちょっと・・・。」
園田さんと南さんからも可哀想な者を見る目で見られる。更に言えば、この場に居る高坂さん以外の人全員から。
(かよちん、高坂先輩ってひょっとして頭がアレな人なのかにゃ?)
(凛ちゃん、先輩に対して失礼だよ。仮に、そう思っても口に出したら駄目だよ!)
星空さんと小泉さんがこそこそと小声で会話している。恐らく、高坂の先程の発言に対しての感想だと思うので触れないでおく。
「現在このドライバーは、ユグドラシルで量産化を計画しています。ですが、それはあくまで量産型。僕と仲間たちが使っているオリジナルのドライバーと違い、性能は劣っていて使えるロックシードも数が限定されます。」
「ユグドラシルって、あの世界的大企業の!?なら、そこから量産型の戦極ドライバーを譲って貰う事が出来れば・・・。或いは・・・。」
「残念ですが、現在ユグドラシルでの戦極ドライバーの量産計画は困難になっています。」
僕は、ドライバーを製作した所を教えるもそこが現在抱えている問題を告げる。
「どう言う事!?あの大企業のユグドラシルでも困難になっているって!」
「理由は、この戦極ドライバーの製作者であるプロフェッサーが行方不明だからです。」
絢瀬会長が、理由を問い詰めて来たのでその理由を明かす。
「そんな・・・。」
僕が告げたユグドラシルの現状、ドライバーの産みの親が居ない。それ故に、戦極ドライバーの量産・改良のプロジェクトが滞っている事を告げた(少し嘘を交えて)。その言葉を聞いた、この場に居る人間全員が希望を失った顔をする。
「それに、戦極ドライバーだけでは戦うことは出来ません。アーマードライダーの力の源はロックシードなので、ロックシード無しでは何の意味も有りません。」
「そのロックシードだけど、どこで手に入れるのかしら?」
「ヘルヘイムの森。」
「ヘルヘイムの森?」
南理事長が、ロックシードの入手場所を聞いてきたので答える。
「はい、ロックシードは、そこにしか生えていない木の実を戦極ドライバーの力で安全に使用できるようにした物です。」
「待ってください、どうして只の木の実をこのような錠前に形を変えたのですか?」
僕がロックシードについて答えると、園田さんがロックシードについて疑問を抱く。
「ロックシードになる木の実、『ヘルヘイムの果実』と呼ばれる木の実なんですが。元は、インベスの餌であり他の生物が実を食べてしまうと体が遺伝子ごと変化して他の生物になってしまう危険な代物です。そしてプロフェッサーは、研究してそれをインベスと戦う力、ヘルヘイムの脅威から人類を守る力に変える為に戦極ドライバーを開発しました。」
僕は、ロックシードの正体を告げヘルヘイムの森についても僕自信が知っていることだけを話す。
「そもそも、ヘルヘイムの森へは簡単には行けません。行く方法は2つ、1つはドライバーとロックシードに使われている技術を用いて作られた乗り物ロックビークルに乗っていくこと。もう1つ、これが一番危険で不確定要素しかない方法です。」
「その方法は?」
「町の中やいろいろな場所に出現したクラックを通っていくこと。」
「クラック?それは、どう言う物なの?」
「皆さんは、町を歩いている時に不思議な光景を目の当たりにしませんでしたか?例えば、町中なのに建物や景色にチャックが付いている。そのうえ、チャックの向こう側に見たことの無い森が広がっていたりしませんでしたか?」
クラックについて、粗方の説明をする。初めは、どう言う物なのか、奴等がどうやってこっちの世界に来たのか、それらをこの場に居る全員に伝えた。
「うちは、見たことあるで。ただ、気味が悪ぅてその森みたいな所に行きたいとは思わんかったけど。」
「私も、見たこと有るけど不気味な感じがしたし、何より幻覚か見違いかと思ってたけど・・・。」
東條副会長と西木野さんが、クラックを見たことが有ったみたいだ。
「ヘルヘイムの森へ入ってしまうと先ず、一般的に使われている携帯等は繋がらず。外部との連絡は一切出来ません。その上、周囲には初級インベスが徘徊して居ます。」
「もしかして、最近テレビや新聞でやっている失踪事件は・・・。」
「恐らくヘルヘイムの森に迷いこんだんじゃないかとと思う。何も知らない人からしたら不気味な場所でしかない。」
園田さんもニュース等で、失踪事件として聞いたことがあるみたいだった。今は只、ヘルヘイムの森への危険性と間違っても馬鹿な考えを起こさないように釘を刺す。
「でも、実際に行方不明者が出てるのなら警察にドライバーを渡して対処して貰えば・・・。」
「残念ながら、それは出来ません。寧ろ、警察は信じてくれませんよ。町の中でクラックを見たと通報しても、インベスが現れたと言ってもまともに取り合ってくれません。」
南理事長は、事件が起きているのなら警察が解決してくれると思ったのだろうが。残念なことに、怪物騒ぎが起きている現状を警察が対処出来ないことを告げる。そのうえ、ユグドラシルとの間で起こったイザコザも話す。
「実は、ドライバーとロックシードの性能を初級インベス相手に、警察や自衛隊の上層部の前でデモンストレーションをした事が有って。その時は、更に大変でした。あちらは、自分達の不甲斐なさを棚に上げドライバーとロックシードを寄越せと言ってきたので・・・。」
「まさか・・・。」
「ええ、警察や自衛隊とドンパチやりました。」
「大丈夫なんですか?」
「大丈夫、その時の一部始終を記録した映像がこちらに有りますので向こうも迂闊な真似は出来ない。」
南さんと園田さんは、粗方の予想出来た様だ。そう、現実の警察や自衛隊の上層部なんて権力に尻尾を振る犬同然だ。自分達の身の安全しか考えない、愚かな大人の集団でしかない。
「それじゃあ、先輩は警察とかから目を付けられているのかにゃ。」
「まあ、否定はしないかな。向こうは最悪、難癖を付けてでもドライバーとロックシードを押収してくる可能性が有るし。」
「ねえねえ、さっきから話を聞いているとミッチって何者なの?」
高坂さんが、僕の話を聞いていて疑問が深まったのだろう。僕が何者なのか気になったようだ。いや、高坂さんだけじゃない他に何人か気になったてきたようだ。
「高坂さん、ユグドラシルコーポレーションの総帥の名前は、知ってるよね。」
「えっ?海未ちゃん、そうすい?さんの名前って解る?」
ズコッ!?
室内に、ずっこける音が響く。まさか、ニュースや新聞でも名前が挙がっているのに・・・。これは、紘樹と同レベル・・・いや、それ以上に頭がアレなのかもしれない・・・。
「穂~乃~果!!貴女は、ユグドラシルの総帥の名前はニュースや新聞にも載るほど有名な人です。寧ろ、知らない方が可笑しいんです!」
「ぐえぇぇぇ、ごめんなさ~い。」
園田さんが、高坂さんの頭を左右の握り拳で挟みグリグリをかます。室内に漂っていた、重たい空気が一瞬で吹き飛んでしまったのは間違い無いのだが流石に・・・。
「貴女は、どうして何時も何時もニュースや新聞をチェックしないんですか!?」
「だって~、ニュースはつまんないし、新聞は文字だらけで面白く無いんだもん!」
うん、間違いなく高坂さんは頭がアレだ。それも手の施し様がない程に・・・。あれ、この学院は国立だよね?なんか不安になってきた。
「やっぱり高坂先輩はアホむがっ!?」
「凛ちゃん、だから声に出したらダメだって!」
「小泉さん、もう手遅れよ。そもそも、この部屋に居る誰もが高坂先輩がアホなのは理解したわ。」
1年生組から、容赦の無い言葉が出てくる。高坂さん、御愁傷様。流石に、どんな技術や医療を用いてもそれは治らないと思う。
「容赦ないな~、せやけど高坂さん、一般常識位は知っとかんと将来、苦労するから。ある程度の常識は、知っとかんとあかんで。」
「そもそも、貴女どうやってこの学院に合格出来たの?まさか、理事長の娘である南さんに頼みこんで・・・。」
「違います!!穂乃果は、ちゃんと受験して入りました。ことりちゃんにお願いしてません!それは、最終手段として・・・あっ。」
先輩方からも、言われてしまい。って言うか、南さんにお願いするつもりだったんだね。高坂さん、受験勉強を頑張っている人達に謝ろうか。
「穂乃果・・・。」
「穂乃果ちゃん・・・。」
「「「高坂先輩・・・。」」」
「「高坂さん・・・。」」
「「・・・・・・。」」
またも全員から、可哀想な者を見る目で見られる高坂さん。そのうえ、僕と南理事長はもう言葉が出てこなくなった。
「ガーン!酷いよみんなして、穂乃果をバカにしてぇ。」
「いいえ、バカにしている訳ではなく貴女がバカなんです!」
「バカじゃないもん、バカって言った方がバカだもん!」
バカを通り越して最早幼稚な答えが返ってきた。うん、完全手遅れだ頭の中が・・・。
「子供ですか・・・。」
園田さん、その気持ちは解るよ。僕も、グループに居た時はグループ内のアホを説教したことがあるから。
「ゴホン。話が脱線したので戻します、ユグドラシルコーポレーション総帥の名前は、呉島聖陽(くれしままさあき)つまり僕の父親です。」
「ええ!?じゃあ呉島先輩ってお金持ちなのかにゃ!?」
ズコッ!
本日2度目のずっこける音が室内に響き、高坂さんと星空さん以外がずっこける。まさか、もう一人アホの子が居たとは・・・。
「って、星空さんも知らなかったの!?」
「うん、てっきり同じ名字だと思ってたにゃ。」
「すみません、すみません。うちの凛ちゃんがすみません。」
西木野さんは驚くも、星空はさも当然ように答え、小泉が謝罪する。小泉さん、君は星空の保護者か何かなのかな?
「・・・取り敢えず、僕が現状に詳しい理由はそう言う事です。以上が、僕が話せる情報です。後、絢瀬会長ドライバーを早く返してくれませんか?」
「・・・・・・よ。」
「えっ?」
「嫌よ!私はこの学院の生徒会長で、この学院を守る義務が有るの!」
「えりち、そこまで背負い込まんでも・・・。」
「希は、悔しくないの!この学院が今どんな状態か知らずに居る人に任せて!」
「少なくとも、この場に居る誰よりも呉島君ならなんとかしてくれる。うちには、そう思えるんよ。」
「くっ!?」タッタッタッタッタ
ガチャッ、バタン!!
子供の様に駄々をこねる絢瀬会長を東條副会長が諭す。だが、それが悪手だったようで絢瀬会長は涙を流してドライバーを持って走り去った。
「えりち!?」
「ドライバーを持って逃げたにゃ!?」
「・・・。」
「ごめんな、えりちもきっと悪気があってやった訳やないんよ。それだけは、解ってな。」
僕は、呆れて言葉が出なかった。このままだと厄介なことが起きると感じて彼女を探しに行く。
「悪気が無いのは、解っています。ただ、手元にドライバーが無い時にインベスが現れたら、まともに戦えませんので。」
「でも、そんなすぐにインベスが現れるわけ無いにゃ。呉島先輩は、心配性だ『きゃあぁぁぁぁぁぁ。』にゃ?」
星空さんは、お約束の様にフラグを建てしまった。僕は悲鳴が聞こえた所へ向かうために、廊下に出て校舎を走る。悲鳴は、上から聞こえたので階段をかけ上がる他のメンツを置いて屋上へ向かう。
(頼む、間に合ってくれ。)
階段を昇り、屋上の扉を勢いよく開ける。
「嫌、来ないで!?」
『クカアアアァァァ。』
そこには、絢瀬会長と鋭い爪とクチバシを持ち全身を黒い羽と植物の蔦で覆われたカラスのような姿をしたインベスが居た。
「やめろ、その人に近付くな!」
『グルアアア!!』バサッ!バサッ!
「ぐっ!」
近付こうとしたら、背中に生えた翼を羽ばたかせ風を起こす。そのせいで一瞬視界を塞がれた。それが致命的となり、やつの攻撃を喰らう。
『グルアアア!』
ドカッ!ドカッ!
「がはっ!?ぐっ!?」
生身で、インベスの攻撃を喰らってしまい倒れてしまう。カラスインベスは、僕を嘲笑うように痛め付けた後に絢瀬会長の元へ向かう。
「絢瀬会長、ぐっ・・・逃げるんだ!」
「嫌、来ないであっち行って!?」
『クカアアアァァァ!』
ザシュッ!ザシュッ!
ビリビリ!!
「え・・・い、いやぁぁぁぁぁぁ!?//////」
カラスインベスは、絢瀬会長の衣服を切り裂いた。あの変態ガラスが~!?目のやり場に困る事態になる。奴が居る所に目をやれば、ピンク色のパンツしか纏ってない絢瀬会長が腕で自分の胸を隠した姿が見える。クソ、どうすれば!?
「ちょっと、見てないで早く助けなさいよ!!//////」
「そんなことを言われたって!?第一、ドライバーを返して下さい。それが無いと、インベスを倒せません!」
「解ったわよ、早くそいつを倒しなさいよ!//////」
そう言って、絢瀬会長がドライバーをこっちへ投げる。だが、羞恥心に襲われているせいでこっちへ届かなかった。こうなったら・・・!
「絢瀬会長、少し我慢して下さい!」
「えっ?いやっ!こっち見ないで!//////『パサ』えっ!」
僕は、自分の制服の上着を投げ渡す。そして、カラスインベスに跳び蹴りをかまし、近くに落ちているドライバーを回収する。
「さっきは、よくもやってくれたな!倍返しでお返しだ!!変身!!」
『ブドウ!』
『ロックオン!』
『ブドウアームズ!龍・砲!、ハッハッハッ!!』
僕は、本日の出来事で溜まりに溜まった苛立ちをカラスインベスにぶつける勢いで変身してブドウ龍砲を連射する。
『クギアァァァァァァ!』
カラスインベスが痛みに悶えるが、すぐに状態を整える。すると、カラスインベスが空を飛んで襲い掛かってくる。
『クルアァァァァァァ!!』ビュン!
「くっ!?こうなったら!」
僕は、ドライバーの右側に付けているキウイのデザインが施されたロックシードを右手に持ち、解錠する。
『キウイ!』
左手でブドウロックシードを外し、ドライバーにキウイロックシードをセットする。
『ロックオン!』
「喰らえ!」
『クギャッ!!』
機械音声が鳴ると、空中にクラックが出現して巨大なキウイが出現する。そして、纏っているブドウアームズを外してカラスインベスに蹴り飛ばす。
『キウイアームズ!撃・輪!セイッヤッハッ!!』
僕は、キウイアームズを新たに纏い見た目も紫色の鎧から茶色の鎧になり複眼の色も紫から黄緑色になり、両手にアームズ専用の武器、キウイ撃輪を持つ。癖の有る武器だが、トリッキーな戦いが出来る。
「行くぞ!ハアァァァァァァ!!」
『クカッ!?クギャアァァァ!?』
「セイッ!セイセイセイセイ、セイィィィィィィ!」
連続でキウイ撃輪を振り回して、カラスインベスを切りつける。更に、カッティングブレードを一回動かして攻撃を放つ。
『キウイスカッシュ!』
「ヤアッ!」
『クルギャアァァァァァァ!?』
エネルギーを纏ったキウイ撃輪を投げて奴の背中に生えた翼の片側を切断する。これにより奴は、空へ逃げる事は出来なくなった。
「止めだ!!」
『キウイオーレ!!』
今度は、カッティングブレードを二回動かしてキウイアームズの必殺技、両手にキウイ撃輪を持った状態で自身をコマのよう回転させて出す技『撃輪乱舞』を放つ。
「ハイヤァァァァァァ!!」
『クルギャアァァァァァァ!?』
ドカーン!!
必殺技を受けたカラスインベスは悲鳴を上げて爆発した。1日に2度も変身して戦わなければいけないとは、やはりインベスが大量に出現して暴れ回っている危険区か・・・。早く、見つけないと・・・。
「はあ・・・はあ・・・くっ・・・。」
「あの、その、助けてくれてありがとう//////。」
「大・・・丈夫・・・ですよ。僕は・・・。」ドサッ!
ダメージと疲れが蓄積してしまい、変身が強制解除されてしまった。僕の意識は、ここで途切れた。やはり、ドライバーのバージョンアップか量産したドライバーを信頼できる人に託すかしないと、この町を守れないと実感した。
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絵里side .
私が意地を張ったせいで、呉島君傷付きつ倒れてしまった。
「御免なさい、呉島君・・・。」
私は、自分を助けてくれたヒーローの頭を膝の上に乗せて、呟き彼の頭を撫でる。私は悔しかった、大好きな学院が時代の流れだけじゃなく、怪物たちのせいで無くなってしまいそうになる現実が受け入れられなかった。何より、自分の無力さに腹が立った。
そして、とうとうこの学院もインベスによる被害が出始めてしまった。そんな時だった、彼が現れたのは・・・。ドライバーと呼ばれるベルトとロックシードと呼ばれるフルーツのデザインが施された錠前を用いてインベスと戦って勝った。
「ねぇ、貴方は私たちを救ってくれる?」
私は、眠っている彼の頭を撫でて問いかける。そして、私自身、単純なんだと思った。自分の窮地を助けて貰って・・・彼に惚れてしまったのだから。
やがて、私は好奇心に駆られて彼の唇に自分の唇を重ねる。
「んっ・・・。//////」
彼の唇にキスをすると同時に勢いよく屋上のドアが開く。
「えりち!?大、丈・・・夫・・・。」
「呉島君、生徒会長、大・・・。」
「はぁ、はぁ、二人とも早いよぉ・・・あっ。」
「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、どうしたの・・・ぴぃっ!」
「もう!先輩たち、凛は良いけどかよちんがへとへと・・・にゃ!?」
「ううぅ、ゴメンね凛ちゃん、でもどうした・・・の。」
「もう、なんなのよ!みんなして、出入口に固まらないでよ。ってか、何がどうしたの・・・。」
「貴女たち、どうしたの?あら♪」
「えっ!?み、皆何時から見てたの!?」
は、恥ずかしい、皆に見られるなんて!?しかも、今の私の格好ときたらパンツ1着に彼の制服の上着を肌の上に着ているだけ。端から見たら、性交為をした後にも見えるかもしれない。ど、どうしましょ・・・。
「ちょっとあんた達!!さっきから、うっさいわよ!?人が折角、スイナイのライブ映像を・・・って!?何でスイナイのミッチが居るの!?」
そこに、黒髪ツインテールの赤い瞳の小さな女子生徒が入って来た。確か、アイドル研究部の部長で名前は矢澤にこさんだったわね。
「ちょっ!絢瀬絵里、あんたなにミッチを襲ってんの!?このエロ女!」
「誤解よ!私は寧ろ襲われた側よ!」
「そんな・・・嘘よ・・・ミッチがまさか強姦魔だったなんて!?」
「「「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」」」
矢澤さんの言葉に皆が無言になる。そう言えば、彼女は事情を知らなかったわね。私は、矢澤さんに、現在起きていた事と呉島君にたいする誤解を解いた。
「成る程、そうだったのね・・・。誤解して悪かったわね。」
意外にも彼女はあっさりと、事情を理解してくれた。でも、それが私の中で新たな疑問が生まれたが今はとりあえず。
「あの・・・そろそろ、校舎の中に入って良いかしら?何時までもこの格好だと風邪をひきそうだから。」
「せやね、ゴメンえりちすっかり忘れてたわ。」
「希、あのねぇ・・・。」
「とにかく、この話はまた後日にしましょ。呉島君もも今は疲れて寝てしまってるしね。」
理事長の言葉で皆が校舎の中に戻って行く。肝心の呉島君本人は、戦いが続けざまにあったせいで疲れて寝てしまっている。私の膝の上で。
「その前に、『パシャッ』ミッチの寝顔を撮っとくわ。こんなチャンス、そうそう無いんだから♪」
「じゃ、じゃあ私も!」パシャッ
矢澤さんが、呉島君の寝顔をスマホで撮っていると小泉さんも釣られてスマホで撮影する。彼に、怒られても知らないわよ。
「二人とも、失礼ですよ。寝ている人の寝顔を勝手に撮るなんて。」
園田さんが二人に注意をする。
「何言ってんのよ!スイナイのメンバーの寝顔なんてそうそう撮れないのよ。」
「そうですよ!それも生ですよ!生!こんな事そうそう有り得ないんですから。」
二人は、ハイテンションで彼の寝顔を撮影する。それより小泉さんのキャラがさっきと違って変わりすぎなんだけど・・・。
「ねぇねぇ、さっきから気になったんだけど。スイナイって何?」
「そう言えばそうですね。」
「うん、どう言う事なんだろう?」
「確かに、何なのかしら?」
「かよちん、どう言う意味なのかにゃ?」
「はあ!?あんた達、そんなことも知らないの!?」
高坂さんの疑問に、続くように園田さん、南さん、西木野さん、星空さんが答えると矢澤さんが急に過剰な反応をする。いったい彼に、どんな過去が有るの・・・。
つづく・・・。
すみません。長々と書いてしまいました。その上にグダグダな内容になってしまいました。
とりあえず、μ's を全員登場させました。次回から、オリジナルのロックシードやオリジナルの武器等を出せたら出していこうと思います。では、今回はこれにて。