今回はようやくボス戦。最近二刀流でフルボッコにしてるから技の名前覚えてるか不安なので、やっぱり調べながら…と言う訳で、どうぞ。
「…よし、開けるぞ」
「うん…」
そんな事は無い筈だが、心なしか扉が冷たい気がする。フィリアと同時に片方ずつの扉に手を押し当て、ゆっくりと開き、するりと中に入って走り出した。
「祭壇…か、ここは」
「そう、だね…っ! 逃げて!」
「へ?なん……おわぁそういう訳か!」
急いでその場を離れたケントの居た場所には、黒い影があり―その中から、異形の怪物と4段のHPゲージが出てきた。
「あっぶねぇー……えーっと、《シャドウファンタズム》か」
「強そうだね…」
「でも」
ケントは《朧月夜》を音高く抜刀し、その切っ先をシャドウファンタズムへと向けた。
「やってみなくちゃ分からないだろ?」
「………ふふっ、そうだね…分かった、やってみよう」
ケントは攻略組である。しかしそれ以上に、重度のネットゲーマーである。誰も見た事の無いボスに、自分達が挑める。それだけで、ケントの好奇心は掻き立てられるのだ。恐らく、ケントの顔には「討伐してみたい!」と大きく書かれているだろう。閑話休題。
「まずパターンの確認だな。俺が斬り込んでみるよ」
「うん、分かった」
そう言って飛び出したケントは、完全に得物と一体化した様な不思議な感じだった。その顔には獰猛な笑みが貼り付いていて、獣が一瞬怯んだ―かに思えた。
「おぉぉ……らぁぁっ!」
「Guooooo!?」
高く跳び上がり、大上段に振りかぶられた《朧月夜》が、文字通り朧気な半月となって、シャドウファンタズムの胴体を斬り裂いた。しかし、まだケントは止まらない。刀を振り抜いた勢いで一回転し
―その刀身を、鮮やかなライトグリーンの光が包んだ。
「せえりゃあっ!」
《旋車》。全ての動きにおいて威力をブーストしたその一撃は、先程の縦斬りも含めて十字架の様に刻まれていた。
ずだんっ!と盛大な音と共に着地したケントを、
「っぐ…!」
「ケントっ!…あ、あれ?」
フィリアの視界右端に表示されたケントのHPゲージは、驚く事に1割程しか減っていなかった。戻ってきたケントも、驚きを隠せない様子だ。
「ええ…?低威力普通装甲…?なんか…特殊攻撃無ければあんまし強くなさそう…」
「勝てそう?」
「油断さえしなければ、な。でもまあ、大体の実力は分かった」
シャドウファンタズムのHPゲージは、1段目が確実な幅で削れている。この分なら、1本に1時間も掛からなさそうだ。そう確信したケントは、今度はフィリアと共に走り出した。
短けー…短けー…(大事な事なので2回言いました)。
多分もう次回はシャドウファンタズム死んでるんじゃないでしょうか?←おいてめえ
さて、と…次回はとりあえずバステア行けるかなー…?って感じになります。
ではまた次回。