それでは第二話、どうぞ!
「っ…ぐ!」
1層で戦った時より遥かに少ない人数で、1層の時より遥かに大きなコボルド王と戦わなければならない。そんな無茶苦茶な条件だが、やらなければいけないのが現実だ。
「くっそ…ポーションがヤバい…」
「セアァァッ!」
「グラァァ!」
もう1人の『ケント』が斬り込み、イルファングが骨斧を振るう。双方共に、
「下がって回復しろ!スイッチだ!」
「…いや、まだ大丈夫…」
「んな訳あるか!早く!」
どうやらもう1人の『ケント』は、自分の死に対する心理障壁―死ぬのは嫌だ、と思うアレだとケントは思っている―がかなり低いらしい。事実今も、イルファングに突貫攻撃を仕掛けていた。そんな戦闘を、実に
遂にイルファングの、4段あったHPゲージの最後の1本が赤く染まり―1層と同じく、革盾と骨斧を投げ捨てた。―やはり、どうもおかしい。1層の時は背丈など2メートルあったかどうかだったのに、今対峙している
だからと言って、その違和感が何なのかと聞かれたら分からない。そんな物だ。
これは今のケントには知り得ない事だが、《ホロウ・エリア》の全てがアインクラッドと大きく違う―もといかけ離れている。プレイヤーについては先程ケントも体験したが、モンスターはイルファング―固有名『ホロウ・コボルドロード』―の様に巨大化して取り巻きが居なくなっている者も居れば、他にも―――。閑話休題。
違和感に気付けぬまま、ケントは無意識に身を引いていた。―何か、嫌な事が起こる気がして。そして彼は、恐らくまた突貫する気の
「気を付けろ、今のそいつは――」
しかしその声は、イルファング改めホロウ・コボルド王が放った咆哮によって掻き消された。
「ウグルゥオオオォォ――ッ!」
「オオォォッ!」
同じく咆哮を放ち、果敢に挑む
コボルド王が抜き身で放ったのは、
因みにコボルド王を強くした理由は、ホロウ・リーパーが弱いんだし強化された奴居ても良いんじゃね?と思ったからです。考えが浅いのは、俺の専売特許ですからね(白目)
…毎度毎度短いのは気にしないでください。