今回もトレジャーハント回。本編は犠牲になったのだ……
という笑えるのか笑えないのか分からない冗談は置いといて、近頃(というかサービス開始日から)PUBGをやっております。ユーザーネームは普通にユキノスなので、今度見つけたら容赦無く撃ってみては?あ、Mじゃないです。
ではどうぞ。
「んー、無いねぇ……」
「ここじゃないのかも。――いや、あそこ見た?」
「ほえ?あ、見てないかも。見てくるー」
なんてのほほんとしたやり取りしてるけど、実はかれこれ3時間経っていたらしい。わお。
「えー、っと……あっ、マッピングしてない!フィリアー、こっちまだ見てなーい!」
「ほんと!?今行くー!」
……と、言うか。この遺跡、広過ぎやしないだろうか。まずそこそこ高さはあったが、大体3〜4階ぐらいかと思っていた。しかし予想を大きく上回り、下手したら倍の8階ぐらいありそうな規模だった。天井が低いってのもあるんだろうけど。
「狭い……そしてあっつい……」
「そうだね……どうにかならないかなぁ……」
あ、そっか。上脱げば良いんだ。長袖だし、革装備だけど耐寒ボーナスあるし。余計暑いじゃん。
「……ふー、かなり違う……」
「いいなぁ……私もうそんなに脱げる装備無いし」
因みに、普通に武装解除しているのには理由がある。
この遺跡、トラップはあれどモンスターは湧かないのだ。それこそレイスとか湧いてても不思議じゃないけど、何故か湧いていない。かなり謎だが、今はそれに感謝しなくてはならない。何故なら……ここ、窓が無い。
なので、明かりはランタンしか無いのである。雰囲気作りとしては申し分無いが、腕が疲れる。
「うぅ~~っ、休憩……」
「あはは……まあ、しゃがんでる時も前に突き出してたからね……ゆっくり休んで」
「ん、そうする」
コトッ、と音を立ててランタンを置き、やや広いスペースでもたれ掛かる。一気に睡魔が襲ってくるが、今はまだ(朝の)10時、今はまだ10時と脳内で繰り返して強引に起きる。話を持ち出した手前、先にリタイアするのも悪い気がするのだ。
「はふ……うわっ!?」
「ケントっ!?」
どう考えても洋風の遺跡なのに、壁にどんでん返しの仕掛けがあったと誰が気付けるだろうか。いや無理だ。
「い、たた……、眩しい……外?じゃないよね……あ、これ……!」
「ケント!?ケントー!?」
「大丈夫ーこっちは無事ー!それよりこっち来てー!」
「ええっ!?……きゃあっ!」
「おわっ!」
「いたた……大丈夫?」
まさか突撃(?)してくるとは思わなかった。……というかこの体勢、えっと……
「フ、フィリア……あの、この体勢恥ずかしいから……」
「えっ?」
今フィリアは、僕の上に覆い被さって――と言うか跨っている状態。先に気付いてしまった僕は赤面している為、傍から見たら(見る人は居ないだろうが)それは――
「~~~~~~~~~っ!」
顔が真っ赤、どころか湯気すら立ちそうな勢いだが、残念ながら―あるいは嬉しい事に―スペースが無い為、フィリアが動く事は出来ない状態になっている。
恥ずかしさを押し殺しながら、少しずつ明るい方に向かい、なんとか抜け出せた。
「ふぃー、なんとか出られた……それと、あの明かり……は……」
フィリアが来ない。その場にへたり込んで、真っ赤な顔に手を当てているが……いくら何でも、抜け出した時点で恥ずかしさが消えた僕がおかしいのだろうか。おかしいか。
「フィーリアっ。あそこ、見える?」
「うう……」
「フィリアー、フィーリーアー?」
「……何?」
「あれがお宝じゃないかな?なんかそれっぽい見た目だし」
「えっ!?」
途端に元気になったフィリアに、凄いなーお宝、効果覿面だなーと思いながらも、その足元に糸が張っているのが見えた。これはもしかしなくても――
「フィリア、止まって!」
「えっ……?」
ピン、と音を立てて、糸が切れた。
何がまずいって、2人とも武装解除していたのだ。ウインドウを出すのももどかしく、《クイックチェンジ》で曲刀に持ち替え、まず自分の周辺、続いてフィリアの周辺に居るモンスターの首を一太刀で落とす。実は結構練習が居る。
「っ……!まだ湧くのか……」
その時咄嗟にフィリアの手を引き、奥へと進んだ。何故かは僕にも分からない。
何か無いか、何か―――
薄い。
眠い。
ダブルパンチです。悲しいなぁ……
ではまた次回。