黒い少年と影の世界   作:ユキノス

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こんにちは、宿題なんざ知らねえぜ状態を貫い(てしまっ)たユキノスです。
皆さんはちゃんと宿題やりましょうね?

さて今回は、ようやく来ましたグレスリーフ攻略。長かった。
ではどうぞ。


24:水位の推移

《ホロウ・エリア》における3つ目のエリア、《グレスリーフの入り江》。ここはその名の通り入り江で、灯台があれば建物もある、言ってしまえば海岸エリアだ。一昨日は水遊びで沢山遊び、昨日は宝探しをしたので物凄く疲れてはいるのだが、《圏内》に入れる僕と違って、フィリアは《圏内》には入れない。カーソルがオレンジだからだ。

一応入る事自体は無理ではないのだが、その際は鬼のように強く設定されているNPCガーディアンが数人襲いかかってくるため、正直言わなくても僕とフォリアではキツい。こちらのHPゲージが3本もあれば全員倒せるが、1本で1体倒せれば御の字というのはキツいにも程がある。

話を戻そう。僕とフィリアは今、大灯台へ向かっていた。マップを見る限り、大灯台に向かうルートは1つだけ。しかし、どう見積もっても水位が高くて通れない。

「うーん……こりゃ困ったぞー?」

「どこかで、水位を下げないといけないのかな……」

「そーだねー……」

マップを開き、大量のホロウミッションを1つ1つ漁っていく。一見詰みに見えても、大体こういうのにヒントやキーアイテムが隠されてたりするのだ。

「……ん?」

「うわぁ!?けっ、けけけケント!モンスターモンスター!」

「えっちょ……もー、タイミング悪い!」

エイ型のモンスターが数体こちらに気付いた様で、奇声を発しながら襲いかかってきた。

「だぁぁぁりゃっしゃあああああ!」

「お、おじさんみたいだよ……」

「こちとら尻尾掴んだと思ったら速攻で逃げられてんだぁぁ!」

後にフィリアが話していたが、この時の僕は会ってから一番怖い顔をしていたらしい。でも、その後更新したとか何とか。

 

 

 

「……全く、また見直しだよ……」

ぶー、と頬を膨らましながらホロウミッションを漁り続け、ようやく件のミッションを見付けた。名前は《水の王者》。ざっくり言うと、《アルファルド》というモンスターが、「うぇーい水位支配してやったぜー」的な事をしてるんだとか何とか。説明雑だって?潜伏(ハイド)しながらだから許して。

(なんで今PoHが居るんだよ畜生……!)

岩陰に隠れてはいるが足跡までは消せないので、足跡がバレたらそれで最後、ジ・エンド。戦って勝利する事で生還も可能だが、殺しは何がなんでもしたくない。……つまり、PoH達がどこかへ行かない限り詰みである。

(あっち行けあっち行けあっち行けあっち行けあっち行けあっち行けあっち行け─────!)

運良く向こうへ行ってくれたのを確認し、岩にズルズルとへたり込む。同時にハイドが解除され、緊張が解けた。

「んむ、んー……」

「あっ、ごめん……」

同時にハイドした時、咄嗟にフィリアの口を塞いだままだった。失敬失敬。

「……ぷはっ、急に隠すからびっくりしたぁ……」

「ごめんね、PoHが居たから……」

「ううん、守ってくれたんだから良いよ」

「そっか……いやいや、フィリアをアインクラッドに戻さなきゃ。そこまでしないと、僕の中では助けた事にならない」

「………うん、そう、だね……」

「……フィリア?」

「あっ、ううん何でもない。……さ、早く水位を下げに行こうよ!」

「あっ、ちょっ……」

今一瞬、フィリアの瞳が悲しそうに揺れたのは、目の錯覚だろうか。……いや、SAOに錯覚は無い。となると、何が悲しいんだ?

「……分からない。感情データをモニタリング出来れば別なんだけど」

「ケーントー、置いてっちゃうよー」

「待ってよー!」

……今は考えている時間は無い。しかし、考えなければいけないのは確実だし、すぐにその時は来るのだろう。




何故書き終えたのに放置してたのか()
ほんとに謎です。マジで謎です。
さて置き、攻略までが長いので、下手したらボス戦どころか階層がいくつかハイライトになるかもしれません。
ではまた次回。
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