黒い少年と影の世界   作:ユキノス

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こんにちは、雨で水泳の補講が潰れたユキノスです。
それはそうと、並行して進める事で忠実にはなるんですが……大きなデメリットを見つけてしまいました。

なんと……書き終えないと、ストーリーが進められないのです!

これ悲しくないですか!?早くやりたいのに書き終えてないから進めるに進められないって!
という訳でどうぞ。しばらくはこっちの投稿ペースが早まりそうです。


26:大灯台の頂点

あれから数日後。僕とフィリアは、大灯台の攻略に向かった、のだが。

「あれ、水位が戻ってる……」

「うーん……流石にヒュドラがリポップしたんじゃないかな?数日経ってる訳だし」

「……だね。また倒さにゃならんのかぁ……RTAやってんじゃないんだぞ……」

「あはは……」

ぶつくさ愚痴を言いつつ《水棲竜のねぐら》へ向かう。案の定ボコボコにした後─Implement Element、と言うらしい調査も少しずつ進めている─、再び大灯台へ。すると水位が下がっており、ようやく大灯台へ入る事が出来る。

「おっ、通れる通れる。リポップしないうちに行こう」

「うん!」

《ホロウ・エリア》のマップを見る限り、大灯台は6層構造らしい。出来ればちゃちゃっと行きたい所だけど──

「うわ、強いのばっか……」

「見付かった時は全力で逃げよう……」

「うん、それが良いよ絶対」

その辺のナイトですらカーソルが赤いのだ。囲まれたらどないせーっちゅーねん。

「……うう、1階でこれかぁ……」

先行きがかなり不安だが、重要なものがありそうなのは変わらない。行かねば。

 

―*―*―*―*―*―*―*

 

「はひー……ずっと緊張してるから疲れる……」

「嫌な汗ばっかり出るよ……今、何階だっけ?」

「5階。次で最上階……あっやばダッシュで逃げよう」

「えっ……!」

カーソルが真っ黒い──それだけでも恐ろしい死神型Mobが一直線にこちらに向かってくるのを見て、即座に階段との距離、大きさを死神に当て嵌める。

「ギリギリ……だけど通れない!……しゃがまれなければ」

「ど、どっちにしても急ごう!」

「そりゃそうさ!」

僕のレベルは今107まで上がったが、それでも真っ黒というのは120とかその辺だ。勝てる訳無かろうて。

「抜け……たっ!」

「どうだ!?」

シーン…………

「……はふぅ……良かった、追ってこない」

「助かったぁぁ………」

ぺたり、と座り込んだが、ここは灯台の最上階。となると灯火があってしかるべきだが、その灯火が無い──という訳ではないのだが、その前にランプを持ってローブを来たMobが居る。ほぼ間違いなくNMだろう。

「……あれ、倒さないと進まなさそうだよね」

「うぅ……もう疲れた……」

「頑張って、これ倒したら休憩しよう?」

「頑張るー……」

よっこいせ、とおじさんっぽい─と、叔父さんに言われた─声と共に立ち上がり、刀を抜く。耐久値は8割近く残っているが、これが終わったらメンテ時だろう。見た所では、フィリアの方も似たような感じだ。

「……よっし、やりますか!」

「うん!」

カーソルは黒い。名前は……《NM Tower Keeper》。まあ要するに灯台守だろう。嘘吐けそんなおぞましい見た目の灯台守居てほしくないわ。

「フッ!」

《辻風》で先制を仕掛ける。これでどれぐらい減るかによっては──

「……へ?」

なんと、単発である《辻風》1発だけで1本の5分の1が削れた。……よっわ!

「意外と大した事なさそう、だっ!」

振り回してくるランプの軌道を逸らし、弾く。

「スイッチ!……ハァァァァッ!」

《アクセル・レイド》の9連発が綺麗に決まった時には、当然ながら硬直も解けている。

「フィリア!スイッチ!」

刀5連撃ソードスキル、《東雲》。もうこれだけで、ゲージが1本削れている。何なら2本目も10分の1が削れた。

「紙耐久にも程がないかこれ……むしろ警戒するレベル」

「うん……気を付けよう」

なんて言ってた割に特別な事は何もせず、そのまま倒してしまった。……あの、道中の方がキツかったんですがそれは。

「……もっかい湧いてくれたら、ここ経験値稼ぎのスポットになりそうだけど」

「だね、それぐらいに沢山貰えた……あっ、何かドロップしたみたいだよ!」

「おっ、何が落ちた?……《岩砕きのマトック》?特攻付きだ、《岩石特攻》……岩石?って事は岩?」

「ゴーレムとか、かなぁ……」

「……いや、あれは確か魔法生物の類だった気がする。……となると………………まいっか、とりあえず持っとこう。使える時が来るかもしれない」

「うん!」

ちょいとググ……れないんだそうだ。となると、まあアルゴ……も駄目じゃん、《ホロウ・エリア》に来れるかすら分からない。そもそも情報源も少ないし。

「とりあえず休も、もう疲れたよ……転移、《ホロウ・エリア 管理区》」

苦笑いするフィリアと共に、管理区へと転移した。……だって、ずっと張り詰めてたんだもん。

 

 

「ふふっ……お疲れ様、ケント」

「うん……お疲れーフィリア……あーそうだ、武器のメンテ行かないと……フィリアの方も、メンテ要るでしょ?」

「あっ、うん……じゃあ、お願い」

「承りました~、それじゃ行ってくるね」

フィリアから武器を受け取り、今度は《アークソフィア》へ転移。名残惜しそうに手を振るフィリアの姿が、胸にチクリときた。




タワーキーパーはほんっとに弱かった。何故にあれのカーソルが赤黒かったのか不思議でならないです()
という訳で、急ぎめに次回書きます。もうゲームの方は大空洞来てるんですよ!進めたい!

ではまた次回。
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