黒い少年と影の世界   作:ユキノス

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こんにちは、時間と文字数が比例しない豹牙です。
いやあー…薄いなぁ…(笑)
独足少年話程の文字数で書きたいですがネタが浮かばないという。誰だよプロット無しで書き始めた奴。俺だわ。
ではどうぞ。


4:管理区へ

「何で1人でボスなんか挑んだの?」

「途中まで2人だったんだって…」

 

あれから数分後、なんとかコボルド王を倒したケントは、改めて説教されていた。…しかし気になるのが…

「なぁ…アンタ」

「フィリア。キミは?」

「俺はケント。――自分を犠牲に人を助ける様な善人が、なんで犯罪者(オレンジ)なんだ?」

 

至極当然とも思われる質問に、フィリアはどこか悲しそうに答えた。

「あたし……人を殺したの」

「……そうか。フィリア、俺がああしてた理由は、また人を生かす事が出来なかったからだ」

 

その言葉に彼女は、疑問と悲壮の入り交じった顔で首を傾げた。

 

「あ、俺がどう呼ばれてるのか知らないのか…」

「…うん……ごめんね」

「ああいや、謝らなくていいんだ。『慈悲深い死神』、そう呼ばれてる」

「……なんで? おかしいよ、キミみたいな、優しい、人が………死神だなんて……」

 

ぽろぽろと涙を流し始めてしまったフィリアに、ケントは何をしたら良いのか分からずあたふたとしていた。元より一人っ子のケントにとって、『目の前で泣いてる女の子に対する行動』スキルは習得すらしていないのだが。

 

「あー、うー………えと、フィリアはさ。ここがどこか分かる? ……俺、突然ここに飛ばされてさ」

 

「……ここ? うーんと、確か《ホロウ・エリア》……だった、かなぁ…?」

「《ホロウ・エリア》……となると、そのホロウってのが居るのかな」

「そうみたい。……きっとあたしはホロウなんだ…」

「…?」

フィリアは何か小声で言ったみたいだが、ケントには聞き取れなかった。

「……ここから出るにはかなりの苦労がありそうだなぁ……」

「えっ? …うん、そうだね…」

 

何気なく発したケントの言葉にフィリアは、どこか暗い顔をして頷いた。と同時に、ケントの右手が光り始めた。それはしばらく光っていたが、やがて溶ける様に消えていった。

 

「これは……剣…?」

「あたし…それにそっくりな紋様見たことある…」

「本当か!?…教えてくれ、どこにある!?」

「わ、わ、わ…えぇっと、あそこ…」

 

フィリアが指差した先に、確かに逆三角柱の石が見える。

 

「……あった、あれか。よし、行ってみよう」

「うん……私も、ここから早く出たいし」

 

ケントとフィリアは同時に駆け出した――のだが、AGI(敏捷力)がわずかに高いケントが少しだけ離す結果になった――直後に速度を緩めてフィリアと並んだ。疑問符を浮かべる彼女にケントは、苦笑いと共に尋ねた。

 

「よくよく考えたら道知らなかった…」

「……キミ結構天然?」

「ケントでいいよ。天然とはよく言われる…おっと、ゴブリン共のお出ましだ」

「ギヒィ――――」

「じゃあな」

 

抜き身の刀でリーダー格を倒し、返す刀で別の1体を倒す。ちなみにここまで、一切速度を緩めていない。後はもう、集団がアワアワしてる間に駆け抜ければ大丈夫。

 

「お、着いた着いた…」

「つ、疲れた…」

 

緑がかった青の石――恐らく転移石――に手を近付けると、再び剣の紋様が光り始めた。

 

「…! よし…」

 

転移石に触れたその時、鈴の様な音と共にポップアップメニューが表示された。

 

「おわっ。えー、転移先……《ホロウ・エリア》管理区?」

「管理区…?」

「管理……何か突っ掛かるな……まあいいか。転移、っと」

 

瞬間、2人を青い光の柱が包み込んで――転移する直前、ケントは見知ったプレイヤーを視界の端に捉えた。だが、有り得ない。何故、あの男がここに――!?

直後、目深に被ったフードの奥で、男が嗤った。それと同時に、2人は管理区へと飛ばされた。

 

―*―*―*―*―*―*―*

 

パッと見た所、球体の中にコンソールと石板らしき物がある、としか言えない。

 

「……ここが管理区か」

「みたいだね…散策してみよっか」

「だな、帰る方法が見つかるかもしれないし」

 

……まあ2つしか見るもの無いんだけどな。と心の中で呟き、ケントはコンソールへと向かった。

 

 

「えー、何々……実装エレメント? 何だこりゃ、見たこと無いのばっかだ……」

装備、モンスター、スキル等、そこそこハイレベルの―と言っても99だ―ケントにも見たことも聞いたことも無い代物ばかりだった。だがアインクラッドへと戻る為の方法が無いのは確定のようだ。

 

「フィリアー、そっちはどうだ?」

「ケ、ケント…見てこれ…」

「ん?どうしたそんな――に!?」

 

石板らしき物から出てきたポップアップメニューには、アインクラッドへと転移可能である事を示す文字列が並んでいた。




いやあー…薄いなぁ…(笑)(2回目)今回管理区入っただけで1話終わるって…ねぇ?
それではまた。頑張って濃くしたいです。
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