ぎりくの日記   作:青霧咲野

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今回は咲野さんに仕事をしてもらおうと思ったのですが、なかなか仕事してくれなかったので、題名詐欺のようなものになっています。悪しからず。それでは咲野さんに変わろうと思います。咲野さーん、どうぞ!


パッド長のお仕事

2016年4月23日(水)

 

AM7:00 自宅

 

 はーい、お久しぶり!青霧咲野でーす!すみません…。前回の日記から結構時間が空いてしまいました。色々と図書委員の仕事が忙しかったりとか、ゲームのイベントが始まったりで…。すみません。噓をつきました。正直に言うと、飽きました。私って飽きっぽい性格なんですよねー。

 そういえば、この前の日記に書いたように物欲しそうにこちらを見ていた金子ちゃんに思わずアンパンをスパーキングしちゃったんですよね。それからずっと金子ちゃん、ヘソ曲げちゃって。もう12日も経ってるのに一言も口利いてくれないんです。謝らないといけないですよねー。面倒臭い。

 そういえば、最近魔法少女もののRPG始めたんですよ!まだ初めて日は浅いですが、結構面白いので、長続きしそうです。早速ログインしてっと。

 

AM7:20 通学路

 

「咲野~。ちゃんと金子ちゃんに謝らなきゃ駄目だよ~。」

「なにをおっしゃるうさぎさん。私はちゃんと謝ってますよー。向こうが口利いてくれないだけです。」

「だって~、咲野いっつも謝るときにちょっと笑ってない~?」

「それはしょうがないですよ。あのアンパンスパーキングしたときの呆然とした顔が金子ちゃんを見たら脳裏に浮かび上がっちゃうんですもん。」

「咲野~!いつまでもそんなんだったら本当に友達無くすよ~。謝るときはちゃんと謝らないと駄目。」

 

 あ、白乃が真面目モードに入ってしまいました。こうなったら結構面倒臭いんで、さっさと謝らないと。あ、ちょうど銀子ちゃんたちが来ました。

 

「おっは~、咲野っ!」

「…。」

「おはようございます!あの…金子ちゃん、本当にごめん!」

「咲野ちゃん…。こっちも意地になって口利かなくてごめん…。」

「金子ちゃん…。」

「咲野ちゃん…。」

「「うわあぁぁぁぁぁん!!!」」

 

AM7:30 2年3組

 

 ふう…。嘘泣きって結構疲れますね。あと、謝るときは深く頭を下げて笑っているのを誤魔化しました。ああ、また思い出し笑いが…。あら、ノッブさん。

 

「咲野っち~、なにニヤニヤしてるん?好きな人でも出来たん?」

「そんなんじゃ無いよ~。ただ単に面白いことがあっただけー。」

「ふ~ん。あ、そうや。今日の朝10連で星5鯖2体来たで~。」

「お~、おめでとーごさいます。後でタイキックですね。」

「はいはいなー。……え?」

 

PM12:10 中庭

 

「そういえば隣のクラスに始業式から顔出してない男子がいるって知ってる?」

「うん。確か名前は…。」

「嵐裕太くんでしたっけ。弓道部だって聞いたことがあります。」

 

 長い午前中の授業が終わり、ようやくお昼ごはんの時間です。最近、騒がしい教室より静かな中庭で食べることが多くなってきました。あの悲劇(笑)を繰り返さないように気を付けないと…。

 

「おー。咲野詳しいね~。もしかして…。」

「違いますよー。いつもやってるアプリで周回するときにいつもお世話になってる気がしたので、気になって調べてみただけです。」

「も~。咲野ちゃんたら、照れ屋さん!」

「だから違いますって~!」

 

あー。もっかいスパーキングいっちゃいます?あ、どこかで寿さんが見てる気配がしたのでやめといたほうが良いですね。触らぬシスコンに祟り無しです。誠に遺憾だと申しておきましょう。

 

PM2:15 2年3組

 

 さて、お昼休みも終わり6時間目。ロングホームルームの時間です。確かクラスで何の生き物を飼うのか決めるそうです。個人的にはヒョウモントカゲモドキとかいいですね。ごはん食べてる姿がとっても可愛いんです。

 

「さあ、みんなー。何飼いたいか案出してってー。」

「ヒョウモントカゲモドキはどうですか?」

「えー。」

「トカゲとかキモチ悪い~。」

「毒ありそう~。」

 

黙れ、小童ども。とっても可愛いレオパさんに何を申すか。あ、レオパっていうのはヒョウモントカゲモドキの英名、レオパードゲッコーの略です。ちなみにレオパさんたちはヤモリ科なのでトカゲではありません。あと、毒はありませんのでご安心を。

 

「じゃあ、レオパードゲッコーとか。」

「ゲッコー?トカゲじゃないの?それなら…。」て

「お姉ちゃん!騙されちゃ駄目だよ!それって咲野ちゃんが言ってたトカゲの別名だから!!」

 

…ちっ。余計なことを。あと、トカゲじゃないっ!あくまでもヤモリの仲間です!この調子だと第2候補のコーンスネークも却下されそうですね。結局、クラスで飼う生き物はアカヒレに決まりました。ああ、口惜しや口惜しや。

 

PM3:15 時雨高校 廊下

 

 ついさっき終礼が終わりまして、今は図書委員長として生徒会室に向かっているところです。生徒会長直々にご挨拶してくださるらしいですよ。確か名前は、天霧…報復の報に、之って書いて。読めませんね。白乃だったら知ってますかね。

 

「お姉さん、これって何て読むんですか?」

「えーと、分かんないや!」

 

はい、そうですか。使えないお姉さんはジャパリパークへお帰り下さい。

 

PM3:20

 

コンコン

 

「どうぞ。」

「失礼します。」

「初めまして、青霧咲野さん。わたくしが生徒会長の天霧報之です。これからはどうぞよろしくお願いいたしますわ。」

「こちらこそよろしくお願いします。」

 

 おぉー。「お嬢様」を絵に描いたような人ですね。カリスマが溢れ出しています。ちなみに名前の読み方はむくのでした。

 

「天霧会長、今日はどのような要件ですか?」

「天霧会長なんて止めてくださいな咲野さん。同学年なんですし、気軽に報之とお呼びください。」

「分かりました。えーと、むくのんさん。」

「むくっ…何ですの!そのあだ名は!わたくしこの世に生を受けてから一度もそんなふざけたあだ名で呼ばれたことありませんわよ!!」

「いいじゃないですか。同学年なんですし。む・く・の・んさん。」

「きぃー!おのれ…おのれおのれおのれおのれおのれおのれぇ!!!副会長たち、集合しなさい!行きますわよ!『副会長の投擲(ゲート・オブ・むくのん)』!!!」

 

 あ、認めました。自分のことむくのんって言いましたよあの人。って、それどころじゃないです!副会長の皆さんがどこからか持ってきたスポンジ製の武器を全力で投げてきます!今日のところはこの辺でおいとましましょうかね。

 

「ではまた。むくのんさん!」

「ちょ…お待ちなさい!まだ話は終わって…」

 

バタン!

 

AM5:00 時雨高校 廊下

 

「あああ…疲れましたぁ…。」

「ははは…。お疲れ様ぁ~。」

 

 いつもの図書委員の仕事が終わり、ノッブさんと一緒に帰ることになることになりました。それにしても今日は疲れました。今日は早く寝ようと思います。

 

「きゃははは!スカイフィッシュの煮つけってなんなのよ!」

「それ以前にどうやって捕まえたんだよ!」

 

あれ、普段使われていない教室から笑い声がしています。なんでしょうか。ちょっと面白そうなので入ってみることにしましょう。

 

トントン

 

「失礼しまーす。」

「邪魔すんで~。」

「邪魔すんのやったら帰って~。」

「はいよ~。ってなんでやねん!」

 

今日もノッブさんのお笑いアンテナは絶賛稼働中です。見事なまでのノリツッコミでしたね。というかここで何をしているんでしょうか。ん?ここに看板が。未確認…生物部?胡散臭そう…。

 

「いらっしゃ~い!何年生?入部希望?」

「あ、話し声が聞こえたので気になって覗いてみただけなので。失礼しました~。ってあれ?鍵が閉まって…。」

「せっかく部員が足りてなくて正式に認められてないうちの部に入部してくれそうな人を逃がすわけないじゃなーい。よろしくおふたりさん。私は部長の磯風優麻。こっちの眼鏡っ娘が、不知火千影。」

「よろしく、後輩さんたち。不知火千影だ。私たちは2年6組に所属している。何かあったらいつでも頼りに来てくれ。」

「ふふふっ。くくくくっ…。」

「何だ?何か変なことを言ったか?」

「ふふふっ。あの…。私たち…2年生です。」

「うっわー!だっさー!」

「まあまあ、そこら辺で二人とも止めたげてー。ちかちゃん真っ赤になってるから。」

「わ、私は真っ赤になってなどいにゃい!」

「わー嚙んだー!」

「可愛いですねー。『にゃ』って!」

「やめてくれぇぇぇぇ!」

 

~千影荒ぶりタイム~

 

「で、どうする二人とも?」

「はて、どうするとは?」

「入部するかどうかよ。あ、選ばせてあげましょうか?入部するか、この学校の裏山でちかちゃんが採ってきて絶対にマツタケだと言い張るこの謎キノコを食べるか。」

「優麻!あれは絶対にマツタケだ!近くで倒れていた魚のような生き物は関係ない!」

 

 魚のような生き物って…。もしかするとこのまえ銀子ちゃんたちに道を聞いたっていう半魚人さんのことでしょうか?まあ、それは良いとして。入部…するしかないですよね。私だって命は大事ですし。おすし。

 

「「入部…します…。」」

「まあー!良かった!これで部員が4人揃ったから正式に部活動として認められるわ。よろしくね、青霧咲野さん、霜凪信長さん。」

「あれ、何で私たちの名前知ってるんですか?」

「あら、二人とも2年生の間では有名よ。パッド長と変わった名前の女子ってことで。」

「優麻さん…今回は初めてなので警告だけですが、次はないですよ…。」

「はい…。分かりました…。」

 

ちなみに、最初に私のことをパッド長と言った男子は現在登校していません。ちょっと『おはなし』しただけなんですがどうしてでしょうか…。

 

「いや~。めでたい。実にめでたい。ということで景気づけにマツタケでも焼こうか。」

「「いえ、結構です。」」

「何でだーーー!

 

こうして私たちは未確認生物部、略してUMA部に入部することになりました。

 

AM10:00 自宅

 

 今日はいろんなことがあったので、この辺で今日の分のページが終わっちゃいそうです。ということで今日はここまで!今度もまた結構時間が空くかもしれません。まあ、結局の所私の匙加減なんですけどね。ではそろそろ寝まーす。おやすみなさーい!




すみません…。新キャラが毎回のように出てきていますが、一通り思い描いていたキャラは出揃ったので次話からは落ち着くと思います。それでは、また次話でお会いしましょう!我らがパッド長が日記に飽きないことを信じて…おっと誰か来たようだ。それでは、また。のしのs…。
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