やはり俺がシークレットなゲームに参加させられるのは間違っている。【更新停止】   作:カルタ

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第2話です。

それではどうぞ。


出会い

「せ、せんぱいなんですか…?」

 

彼女の声は震えており、よく見ると目元にはうっすらと涙が溜まっていた。

走っていたのか息も若干上がっておりうっすらとだが頬が赤く染まっている。

すると感極まったのか又は不安に耐えきれなくなったのかは分からないがこちらに飛びついてきた。

 

「お、落ち着け一色」

 

「怖かったです、怖かったです。目が覚めたら知らないところに居ますし、首になんか変なのついてますし、周りに誰もいませんし、とにかく怖くて仕方なかったんですー」

 

「そうか、そうだよな」

 

彼は自然に彼女の頭に手をやっていた。

 

「ふぇ?」

 

「あー、わりぃ、つい俺のお兄ちゃんスキルが発動してしまってたみたいだ」

 

「もうっ!!あざとすぎですよ先輩!!でも…ありがとうございます…」

 

「ん。取りあえず状況を整理したいから一度座るか」

 

こうして一度椅子に座った二人はPDA、持ち物の確認を行った。

意図的なのかただ単にうっかりなのか二人ともここに連れてこられる時に持っていたものは全て部屋の中に置いてあった。

まず二人が真っ先に確認したのは携帯電話だった。

 

「やっぱり圏外か…そっちはどうだ?」

 

「こっちも駄目ですねー」

 

案の定携帯は圏外であり外部との連絡は取れないようになっていた。

だからこそ携帯などの荷物は取り上げられなかったのだろう。

それ以外の荷物といえば二人とも学校帰りだったのか筆記用具や教科書、ノートなどしか鞄の中には入っていなかった。

力任せに首輪を取ろうとしてみたが表面はつるりとしており、首と密着しており首と首輪の間に指を差し込むこともできなったので早々に諦めていた。

 

「となると…やっぱりこいつを調べるしかなさそうだな」

 

早速電源をつけ内容を確認してみた。

 

 

 

 

【ルール】

1、参加者には首輪が付けられており。それぞれのPDAに書かれた解除条件を満たし首輪のコネクタにPDAを読み込ませれば外す事ができる。

条件を満たさない状況でPDAを読み込ませると首輪が作動し、警告を発した後、建物の警備システムと連携して着用者を殺す。尚、一度作動した首輪を止める方法は存在しない。

 

2、参加者には1 - 9のルールが4つずつ教えられる。与えられる情報はルール1と2と、残りの3 - 9から2つずつである。

 

5、侵入禁止エリアが存在する。初期では屋外のみ。進入禁止エリアに侵入すると首輪が警告を発し、その警告を無視すると首輪が作動し警備システムに殺される。

また、2日目になると侵入禁止エリアが1階から上のフロアに向かって広がり始め、最終的には館の全域が侵入禁止エリアとなる。

 

8、開始から6時間以内は全域を戦闘禁止エリアとする。違反した場合、首輪が作動する。正当防衛は除外とする。

 

 

【ゲーム開始より1時間30分経過残り71時間30分】

 

 

 

「先輩、これって…」

 

彼女も見終わったのか不安そうな声でこちらに声をかけてきた。

 

「あまり穏やかなことは書かれていないな…」

 

「あはは…、これってあれですよね?映画か何かの撮影とかなんですよね?だってこんなこと本当に起こるわけが…」

 

彼女の様子を見るに恐らく同じ結論に到達したのだろう。

 

「まだこうなると決まったわけじゃない…」

 

しかし、それでも否定したかった。映画か何かだと言ってほしかった。だが、彼はもう何かを悟っていた。

これはもうただの誘拐ではないと。何かとてつもなく大きなことに巻き込まれたんだと。だから彼は_____。そんな時だった。

廊下から男の叫び声と大きな音が聞こえてきた。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!ちょ、マジ誰か助けてくれっ!!」




今回は一部のルールの説明と一色いろはとの遭遇でした。
そして、最後の一文の彼は一体誰なんでしょうね(すっとぼけ)
それではまた次話でお会いしましょう。
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