やはり俺がシークレットなゲームに参加させられるのは間違っている。【更新停止】   作:カルタ

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投稿かなり遅れてしまい申し訳ありませんでした!
お詫びと言っては何ですが1,2話より少し文章量増やしました。

それではどうぞ。


戸部翔

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!ちょ、マジ誰か助けてくれっ!!」

 

廊下の方から大きな声と音が聞こえた。

 

「先輩!今の声って…」

 

「取りあえず俺が見てくる。何があるか分からないからお前はここに居ろ。」

 

「わ、分かりました。気を付けてくださいね?」

 

彼は首を縦に振り音のする方へ向かっていった。

改めて廊下に出るとそこは床、壁、天井と一面コンクリートで出来ており部屋と同じように全体的に埃で覆われていた。

ただ、通路の中心部分は人か何か通ったのだろうかあまり埃は溜まってはいなかった。

するとまた先程と同じような大きな音が左側から聞こえてきた。

彼は慎重に左の方へ進んでいった。

しばらく歩いたが中々音の原因に辿り着かなかった。

 

(中々広い建物だな…。ららぽくらいあるんじゃないか?)

 

これまで幾つかの分岐を経て100メートル以上歩き彼はそう思った。

 

(しかし、原因が未だに分からないのは何故だ?移動でもしているのか?)

 

すると丁度正面の角を曲がったあたりからだろうか、また大きな音が鳴った。

正面の角とは言ってもまだ尤に50メートル以上先だ。だが確実に近づているのは確かだった。

彼は今まで以上に慎重に進んでいったが角を曲がるより前に一人の男が走っていく姿が見えた。

そしてその後を追うように黒い球体状の何かが男を転がりながら追っていた。

 

(なんだあれ?)

 

彼は呆気にとられていた。てっきり自分達を攫ってきた連中が原因だと思っていただけに拍子抜けだった、

だが男があれから逃げていたのは事実。などと考えていると角を2回曲がってきたのだろうか後ろの方から男の声が聞こえてきた。

 

「あ、ちょ、そこの人、助けてくれっ!」

 

振り返るとそこには見知った人間が走ってきていた。

 

「やっぱり戸部か!」

 

「ヒ、ヒキタニ君!?ちょ、後ろのあれなんとかしてくれ!!」

 

彼は戸部の後ろを見てみると先程よりも数の増えた球が人が歩くよりも少し速いくらいの速度で迫っていた。

しかし、球のことも気になるが戸部の首輪が赤く点滅していたことにも気がいった。少なくとも一色と彼の首輪は点滅などしていなかった。

赤い点滅を見ていると妙に不安になっていく中、戸部がすぐそこまで来ていた。

 

「ヒキタニ君助けてくれっ!!」

 

「落ち着け戸部。一体何があった、そしてあれは何だ?」

 

「分かんねーけどいきなり出てきたと思ったら追ってきたんだよ!くそっ、すぐそこまで来てる!」

 

戸部は球が近づいて来ているのを確認し彼を置いて走っていった。

 

「おい、ちょっと待て!あれは何なんだ!?」

 

すると突然PDAから電子音が鳴った。PDAを取り出すと画面が変わっており何かの写真と文字が映っていた。

 

「追跡ボール?」

 

物音がしたのでPDAから目を上げるとすぐ足元にまで球が接近していた。

 

(まずい!)

 

彼は瞬間的に何かを察知して避けようとした。

だがその必要はなく球が自ら彼に当たらぬように避けていった。

 

(戸部だけを追っているのか?)

 

PDAに表示されていたものは先程の球の説明だった。

『追跡ボール:ルール違反者及び首輪の解除に失敗した者を殺す自走地雷』

『威力はそこまでではないが複数当たるとあぶないかも?!頑張って逃げてね!』

そこに書かれていたのは間違いなく殺すという単語だった。それは即ち戸部の身に降りかかろうとしているものであった。

 

(くそっ!このままだと戸部が…)

 

彼は急いで戸部を追った。先程少し話したときかなり汗をかいていたので相当球から逃げていたのだろう。

いかに現役のサッカー部員であろうとも体力は無限には続かない。時期に限界が来るだろう。そうなると戸部は…。

 

(球は俺には当たらないことは分かった。だがそれでどうやってあの球から戸部を守る?)

 

すると先の方からガチャという扉が開いたような音がした。

 

(扉の音?仮にその先に続く道が無いとしたら…。)

 

「戸部!部屋に入るなっ!」

 

だがその言葉は戸部には届かず扉は閉まってしまった。

そしてすぐに爆発音が連続して鳴り響いた。

威力はそこまでないと書いてあったがあくまでそれは地雷及び爆発物としてのこと。

初めの1発で扉は壊れなかったが4発目でひびが入り、7発目には扉を破壊した。

そして壊れてしまった扉からその倍の数の球が入っていき爆発した…。

扉の中からは初めに困惑の声、続いて悲鳴、そして最後には救いを求める声が響いていた。

その様子を彼はただ見ている事しか出来なかった。ただ茫然と見ることしか出来なかった。

 

(戸部が、死んだ…?)

 

いくら理性の化け物などと言われる彼だろうともクラスメイトが目の前で死んでいく様を見て正気で居られる筈がなかった。

 

(なにも出来なかった?何か出来ることがあったかもしれないのに?)

 

もうそこに居たのは理性の化け物などと言われた彼の姿はなく、ただの年相応の高校生だった…。

 

 

 

 

 

 




はい、ということで如何だったでしょうか?始めに断っておきますが私自身戸部の嫌いでこの様な展開にしたわけではないのでご了承お願いします。今後もこの様な事が続きますので苦手な方、好きなキャラの死亡が耐えられない方はご控えくださいませ。

堅苦しいのはここまでにしまして前書きにも書いたのですが投稿遅れてすいませんでした。
今後はここまで遅れることはないので安心?してください。
次話はポケモン新作のストーリー部分終わったくらいに投稿しようかと思いますのでお楽しみに!
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