翌日、直哉は唯依と共に居た
休暇を、唯依と一緒に過ごすようだ
なお唯依だが、黒いロングスカートにベージュ色の半袖シャツを着ている
そんな二人だが、ショッピングモールを歩いている
とはいえ、買い物が目的ではない
所謂、デートである
その時、唯依はある店の前で止まった
そこは、写真店だった
「どうした、唯依?」
直哉は問い掛けた後、すぐに気付いた
女性が椅子に座り、その右後ろに男性が寄り添うように立っている一枚の写真
それを、唯依は見ていた
それに気付き、直哉は
「撮るか」
と言って、唯依の手を取った
「な、直哉!?」
唯依が驚いている隙に、写真店に入店した
すると、受付にいた女性店員が
「いらっしゃいませ」
と頭を下げた
すると直哉は
「二人で写真を撮りたいんだが」
と言った
それを聞いた女性店員は
「承りました。どういった形式にしますか?」
と言って、端末を手渡した
その端末には、様々な形式の写真撮影が載っている
その中から直哉は、先程見た形式を選ぼうとした
だがそれより先に、唯依が
「これ……いいだろうか」
とある形式を選んだ
それを聞いた女性店員は
「これで構いませんか?」
と問い掛けてきた
すると直哉は
「構わない」
と言った
それを聞いた女性店員は
「承りました。少々お待ちください」
と言って、下がっていった
それを見送った直哉は、唯依の方を見た
よく見ると、唯依は顔が真っ赤になっている
そんな唯依の頭を、直哉は優しく撫でた
それから数分後、先程の女性店員と別の女性店員が来て
「男性の方は、こちらに」
「女性はこちらに来てください」
と、二人を別の部屋に案内した
そうして、十数分後
「む……やはり、着なれないな……」
直哉は、純白のスーツを着ていた
だが着なれないために、違和感を感じているようだ
すると案内した女性店員は
「よくお似合いですよ」
と笑顔で言った
それから数分後、直哉が入ってきたドアが開き、純白のウェディングドレスを着た唯依が現れた
「彼氏さん、どうですか?」
と言ったのは、唯依を案内した女性店員だった
少しすると、直哉は
「よく、似合っているぞ……唯依」
と誉めた
誉められた唯依は、恥ずかしそうに頬を染めながらも、微笑んだ
その後二人は、別の店員がセットした撮影部屋に入り、撮影を始めた
すると、男性撮影者が
「それでは、男性の方。女性を抱き上げてください」
とオーダーしてきた
それを聞いた直哉は
「行くぞ、唯依」
と一言断ってから、唯依をお姫様抱っこした
すると、男性撮影者が
「女性の方は、男性の首に腕を回してください」
と言ってきた
それを聞いた唯依は、小声で
「すまんな、直哉……」
と謝罪してから、直哉の首に優しく腕を回した
その顔は、恥ずかしさから真っ赤になっている
それを見た男性撮影者は、数枚撮影
そうして、写真撮影は終了した
二人はスーツとドレスを脱ぐと、個室に通された
「どうぞ。こちらが、撮影された写真のデータです」
と女性店員が、二人の前に端末を置いた
「現像しますか? それとも、端末にデータを送りますか?」
と女性店員が問い掛けると、唯依は
「この写真は現像を……二枚お願いします」
と女性店員に頼んだ
それを聞いた女性店員は
「承りました」
と言って、片方の端末を操作した
恐らくは、現像するようにしたのだろう
そして残りの写真データは、二人の携帯端末に移すことにした
そうして、残りの写真データを移し終えた時、二枚の写真を持った店員が入ってきた
そして、二人の前にその写真を一枚ずつ置いて
「お待たせしました」
と軽く頭を下げた
その写真は、椅子に座った唯依の右後ろに直哉が居る写真だ
それを一枚ずつ、二人は懐に仕舞った
その後二人は、お金を払って退店
また、街に繰り出したのだった