「月基地からの増援は!?」
「後四時間程で、第一次がこちらに合流します」
マクシミリアンの問い掛けに、グレゴールが冷静に返答した
それを聞いて、マクシミリアンは
「第二次はどうなっている!?」
と問い掛けた
それを聞いて、グレゴールは
「ただ今出撃準備中とのこと……第二次以後は、準備が完了次第出撃するとのこと」
と返答した
それを聞いたマクシミリアンは、ドッカリと席に座った
そして
「あの劣等民族め……いつの間に、あんな物を造り上げた……」
と呟いた
すると、グレゴールが
「まったく予想が着きません……諜報部の怠慢ですな」
と言った
それを聞いたマクシミリアンが
「この作戦が終わったら、人員の大幅な刷新をしよう。無能な輩は、全員極刑だ」
と憤慨した雰囲気を隠さずに、蔑むように言った
それを聞いたグレゴールは、同意するように
「それが宜しいかと」
と頷いた
それを聞いたマクシミリアンは、少し黙ると
「第一次増援が合流したら、出撃する」
と言った
それを聞いたグレゴールが、視線を向けると
「第一次増援が合流すれば、規模は前回より増える……その後の逐次増援を持ってして、圧倒的数で圧殺する……降伏など知ったことか……奴等は、皆殺しだ」
と怒りを滲ませながら、そう言った
場所は変わり、ヤキン・ドゥーエ
そこの司令室では
「ミラーブロックの換装はどうなっている」
「はっ! 後四時間程で、セカンドミラーと換装出来ます!」
ダルクス軍総帥たるダハウの問い掛けに、通信将校の一人がそう言った
それを聞いたダハウは
「急がせつつ、確実にやらせよ。第二射で終わらせる」
と言った
すると、戻っていたグスルグが
「照準は、何処にするんだ?」
と問い掛けた
その問い掛けに、ダハウは
「……ユーラシア連合の月面基地……グリマルディだ」
と言った
それを聞いて、リディアが
「その第二射で終わらなかったら、どうするのかしら?」
と問い掛けた
するとダハウは、暫く間を置いてから
「……地球を撃つことになる……ユーラシア連合首都……モスクワにな……」
と言った
それを聞いたジグが
「しかしそれでは、無辜の民が大勢死ぬことになります! 地球も、膨大な放射能汚染に犯されます!」
と言った
すると、それを聞いてダハウが
「分かっている……しかし、我々は世界に示さねばならんのだ……我々の本気さを」
と苦々しく言った
どうやら、ダハウとしても無用な犠牲は出したくないようだ
「それに、奴等が投降すればいい話だ……第二射を受けてなお、継戦する意志があればな……」
「……はっ……出すぎたことを言いました……」
ダハウの言葉を聞いて、ジグはそう言って静かに下がった
それを見たダハウは
「そう……奴等に、継戦するという意志を無くさせればいい……」
と呟いた
そして、近くの士官に
「天帝はどうだ」
と問い掛けた
すると、その士官は
「はっ! 今現在、最終調整中とのことです!」
と告げた
それを聞いて、ダハウは
「技師達には、焦らず確実に。と伝えろ」
と言った
それを聞いた士官が頷くと、ダハウは静かに戦力配置を考え始めたのだった