「邪魔だっ!」
直哉はそう言いながら、すれ違い様にビームサーベルを一閃
一機のグフの胴体を両断
その直後、ディバインストライカーを変型させて、後ろからビームトマホークを振りかぶっていたザクの腕を掴んだ
その直後
『貰った!』
と唯依機が、そのザクを後ろから突き刺した
それを確認した直哉は、そのザクを別のザクの方に投擲
爆発に巻き込まれて損傷したのを見て、ライフルで撃ち抜いた
その連携を見た一夏達が
『俺達とより、連携がすげぇ……』
『やはり、経験差が凄いからか……』
と呟きながら、次々と敵を撃破していく
彼等も十分に精鋭の域で連携を行っているが、直哉と唯依の二人の連携は更に上だった
『だけど、足手まといになるつもりは……ない!!』
一夏はそう言いながら、頭部バルカン砲を斉射しグフを牽制
その隙に、セシリア機が撃ち抜いた
『だけど……防衛線が……厚い!』
鈴音は一機のザクとのつばぜり合いを制して、こちらに向かってくるダルクス軍を見た
ユーラシア連合が瓦解し、壊走した今、ユーラシア連合と戦っていた戦力を呼び戻したようだ
ストラトス隊とホワイトファング隊の二隊に対して、レーダーは二個大隊を観測している
今の時点でそれなのだから、時間が掛かれば、更に増えるのは明白だ
『このままじゃ……!?』
と一夏が危惧した時、相手に黒い装甲の部隊が現れた
その動きから、精鋭だと理解した
『まずっ!?』
とシャルロットが言った
そこに
『道は切り開く! 行け!』
と現れたのは、ミーティアを装備したジャスティスだった
『副隊長方!』
しかもそのミーティアから、更にブルデュエルが離脱
今ここに、ワルキューレ隊の二大副隊長が揃ったのだ
『ははっ! 中々の数だ! 楽しませてよねっ!!』
まゆきはそう言うと、ビームサーベルを抜刀
グフのビームソードを防ぎ、至近距離でレールガンを発射
そのグフの頭を吹き飛ばすと、そのグフを盾にして突撃
相手が攻撃を躊躇っていると
『よいさ!』
と、そのグフを蹴り飛ばし、先頭に居たザクにぶつけた
その直後、ミーティアからの大規模砲撃が放たれた
それにより、敵が敷いていた防衛線の一分に穴が空いた
『今だ、行け!』
『了解!!』
みちるの号令を聞いて、二隊は最低限の敵を撃破しつつ、突破した
もちろん、ダルクス軍はそれを止めようと機体の向きを変えたが
『敵がまだ居るのに、背中を向けるなんてさ……戦場じゃあ致命的だよっ!!』
その機体は、まゆき機がビームライフルで撃破
更に、他の機体にスティレット貫通弾を投擲し撃破した
そして、まゆきは
『いやぁ、ミーティアに簡易的な充電コネクターがあって助かったよ。おかげで、エネルギーは問題なしっ!』
と言って、レールガンを連射し二機を撃破した
実はミーティアには、後付けだが簡易充電コネクターがあり、同行するMS三機までなら充電が出来るようにしてあったのだ
これは、この最終決戦が長期戦になることを予想しての改修だった
『だが、推進材は気を付けろ! 残量には気を配れっ!』
『分かってるって!』
しかし、推進材の補給は出来ない
だが、そこは副隊長の一人
まだまだ余裕があった
『さあて……あの子達の後詰め、見事に果たしてやろうじゃないの!』
まゆきはそう言って、ビームライフルを連射
その直後、ジャスティスが巨大なビームソードでナスカ級を両断
続けざまに、ローラシア級にミサイルとビーム砲を撃ち込んで撃沈させた
そして、離れていく二隊を見て
『無事に、帰ってきなさいよ……あんたら……!』
と言って、まゆきはビームサーベルを抜刀
敵MS隊に突撃した