機動戦士ガンダム 英雄黙示録   作:京勇樹

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お久しぶりです
大変お待たせしました
少し書き方変えてみました


対ユーラシア連合 その1

「ユーラシア連合軍、攻撃開始!!」

 

通信将校の一人が悲鳴混じりに報告すると、幕僚の一人が机を叩いて

 

「こちらの再三に渡る会談要請を無視するとは!?」

 

と悪態を吐いた

だが、元帥たる純一は慌てずに

 

「迎撃開始! 並びに、全軍出撃!」

 

と号令を下した

その数瞬後、対空ミサイルやガトリングによる弾幕

更には、MSによる迎撃が始まった

ビームやミサイル、弾丸がミサイル攻撃に当たる度に空中に炎の華が咲いた

だが、中には弾幕をすり抜けたミサイルもあり、それらが次々とその破壊力を発揮した

沿岸部に展開していたのは、本来だったら破棄する予定だったアストレイを戦術AIにて動かしている無人機だ

大した損害ではない

 

「本番は、ここからだ………」

 

純一がそう呟くと、それを肯定するようにユーラシア連合軍の一部が突出し始めた

 

「オーディーン1接敵!」

 

通信将校のその報告を聞いて、純一は拳を握りしめた

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

「ちいっ、数は多いなっ!」

 

義之の視界の先には、軽く二十以上のユーラシア連合MS部隊が展開していた

機種は、今現在ユーラシア連合の主力機体のダガーLとウィンダムだ

 

「お前ら! 着いてこい!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

義之の命令に、義之の後ろに展開していたムラサメ一個中隊のパイロット達は返答した

今義之は、お馴染みのワルキューレ隊ではなくムラサメの一個中隊を率いていた

 

「落ちろっ!」

 

義之はそう声を上げながら、素早くビームを三発連射した

義之の放ったビームは、外れることなく三機のMSを葬った

そして、ムラサメ隊もただ着いてくるだけではなかった

義之が撃った直後、続くように次々と砲撃を放った

ミサイル、機関砲、ビームが次々とユーラシア連合軍に殺到

結果、ユーラシア連合軍機は次々と爆発した

だが、ユーラシア連合軍とてヤられてばかりではない

ビームライフルや翼下に懸架されてるミサイルランチャー、ガトリングスマッシャーを一斉に発射

義之は勿論回避したが、ムラサメ隊の内の一機が主翼にビームを受けてバランスを崩し墜落していく

だが、すぐに戦闘機形態からMS形態に変形して体勢を立て直した

しかし、それにより僅かながら隙が出来た

そしてその隙を見逃さずに、一機のダガーLがビームカービンを連射

その内の一発がムラサメの胸部に直撃

そのムラサメさ短く紫電を放ったのち、爆散した

その光景を見て見て義之は

 

「多分、初の戦死か…………」

 

と呟きながら、手早く機体を操作して敵機を撃破していった

 

『流石は英雄だ…………』

 

『あの数の敵機を、ほとんど一人で………』

 

率いていたムラサメ隊のパイロット達はそう言うが、義之は違和感を感じていた

 

「少なすぎる………」

 

軍本部の見立てでは、ユーラシア連合軍は初音島の三倍以上の戦力を投じてきたはずだ

だが、今しがた戦ったのは約二倍程度

しかも、腕も大したことはなかった

はっきり言って、拍子抜けもいいところだった

 

「まるで、訓練生みたいな感じだったな………」

 

義之がそう言った時だった

 

『大佐! あれを!!』

 

と一機のムラサメが下を指差した

義之が視線を向けると、海中から次々と潜水艦が浜辺や沿岸部に乗り上げるように接岸していたところだった

 

「あれは、帝国軍のそうりゅう弐型とひりゅう弐型潜水艦?」

 

ストライクのサイドモニターには、せの潜水艦が占領された帝国軍の主力潜水艦だと表示されていた

だが、データ表示には約40%違う形になっている

と表示されていた

その表示に義之が首を傾げていると、潜水艦の前側の上部が観音開きに開いていった

 

「まさか!?」

 

義之の危惧した直後、その予想通りに潜水艦の中には数機ずつMSが格納されていた

 

「あっちが本命かっ!」

 

潜水艦の中から出てきたのは、バスターダガーやデュエルダガーといった旧式機だった

だが旧式とは言っても、運用次第では新型機に勝てることもある

しかも、潜水艦は一隻ではなく、軽く見積もっても三十はある

 

「俺はあっちを援護する! お前らは空から支援しろ!」

 

『『『『『了解!』』』』』

 

義之はムラサメ隊のパイロット達が返答するよりも早く、スラスターを全開にしていた

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

『くっ! こいつらっ!』

 

『水月、突っ込まないでよ?』

 

焦る水月に苦言を呈したのは、デュエルASに搭乗しているまゆきだ

まゆきはビームライフルを連射して、三機のMSを撃破したが、焼け石に水だった

まゆきや水月が撃破しても、次々と新しい機体が向かってくる

 

『こうなったら、美夏が姿を消して切り込んでくる!』

 

『危険ですよ、天枷中尉!』

 

逸る美夏を、部下となったあきらが諌めた

だが、その時

 

『上空からMSが一機接近! これは………ストライク!』

 

バスターに搭乗していた菊理がそう言った直後、ビームの雨が降り注ぎ、瞬く間に展開していたユーラシア連合MS部隊の機体を貫いた

 

「オオォォ!」

 

義之は裂帛の気合と共にビームサーベルを抜刀

盾も利用して、乱戦を始めた

それを見て、まゆきや水月達も突撃

ユーラシア連合のMS部隊もまゆき達を迎撃しようとライフルを構えたが、その隙を義之が見逃すわけがない

義之はサーベルと盾を使い、次々とユーラシア連合軍を撃破していく

ユーラシア連合軍も義之を撃破しようとライフルを構えたが、味方誤射《フレンドリーファイア》を恐れて攻撃出来なかった

その隙にまゆき達が突撃し、ユーラシア連合軍MS部隊は完全に混乱状態に陥った

結果、ものの短時間でユーラシア連合軍の奇襲部隊は全滅した

 

「歯ごたえなかったな」

 

『いやぁ、助かったよ。弟くん!』

 

まゆきがそう言うと、義之は苦い顔を浮かべて

 

「やはり、遅い…………」

 

と呟いた

上空から突撃した時、義之は三機のMSを撃破した

だが、義之としては五機のMSを撃破するつもりだった

そのために、トリガーも5回引いた

だが、実際に発射されたのは三発だけだった

 

ユーラシア連合軍との戦闘は、始まったばかりである

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