これ、3時間足らずで書いたんだぜ?
「なっ……龍閃? しかも、紫だと? まさか!?」
死を覚悟した義之だったが、ソードカラミティの一撃は横合いから現れた紫の龍閃により軌道を逸らされて助けられた
『大事ないか、英雄殿?』
「やはり、斑鳩殿!? なぜ!?」
動かないでと伝えた相手たる帝国軍
しかも、帝国の頭領たる斑鳩が自ら出てくるとは思っていなかった
『大恩ある初音島を見捨てたら、それは我等末代迄の恥……故に、我等は動いた』
「しかし!」
斑鳩の言葉を聞いて、義之は噛みついた
すると、斑鳩の龍閃の周囲に近衛軍の龍閃が次々と着地してきた
『それに、動き出したのは我等だけではないようだ』
斑鳩はそう言いながら、ある方向を指差した
その先に見えたのは、アークエンジェルに造型がよく似た艦艇だった
「あれは………ディーヴァ!?」
『どうやら、かの王達も動いたようだな……英雄殿、後退して整備を』
斑鳩にそう言われて、義之は改めて機体の状態を再確認した
龍閃のビームサーベルによって、対艦刀の軌道は逸らされた
しかし、無傷とは言えなかった
左腕は肩から切り飛ばされ、コクピットハッチも切り裂かれて外が見えてしまっていた
義之は、これ以上の戦闘は出来ないと判断して
「……御厚意に甘えさせていただきます。御武運を」
と言って、機体を立ち上がらせて基地への帰投コースに入った
その義之機を狙って、セルベリアはスキュラを撃とうとした
だがそれは、斑鳩機のビームライフルによって妨げられた
『邪魔だてするか、亡国の将よ』
『殺らせんよ、ユーラシアの魔女よ……我等の武技、篤と味わえ』
その会話を皮切りに、双方は激突した
場所は変わり、初音島司令部
「なんだ! 一体、何が起こっている!?」
「前線からの報告では、帝国軍と帝国近衛。ならびにEU軍が展開している模様です!」
オペレーターの報告を聞いて、司令部に詰めていた幕僚達がざわめいた
「JEU軍だと!?」
「確か、戦力提供は断った筈だ」
幕僚達がそう話し合っていると、更に
「待ってください! 更に所属不明の艦艇が出現! これは……神界魔界合同近衛部隊、旗艦ディーヴァです!」
とオペレーターから報告が上がった
「ディーヴァだと!?」
「ディーヴァから全周波数にて、映像が発せられてます!」
「モニターに回せ」
オペレーターの報告を聞いて、純一は静かにそう命じた
それを聞いて、オペレーターはメインモニターに映像を表示させた
そこに映ったのは、神王ユーストマと魔王フォーベシィだった
『繰り返しこの場に居る総員に伝える』
『我々神界と魔界は、只今を以てユーラシア連合との交流条約を全て破棄。並びに、初音島の援護を始める!』
その二人の演説に、幕僚達は言葉を失っていた
その時
「オーディーン1、後退を開始! 機体中破!」
とオペレーターから報告が入った
それを聞いて、純一は眉をひそめた
その時だった
司令部のドアが開いて、一人の女性軍人が駆け込んできて
「さくら様! 10式が完成しました!」
とさくらに報告してきた
「本当に!?」
「はっ! 只今、最後の電装系の確認中です!」
それを聞いて、さくらは少し黙考して
「09と12の作業員を、10式に回して! 最優先!」
と命じた
それを聞いて、女性軍人は司令部から駆け出した
すると、純一が
「さくら」
とさくらに声を掛けた
すると、さくらは
「お兄ちゃん、切り札が完成した……だから、義之君を90番ハンガーに呼んで」
と伝えた
それを聞いて、純一は頷いて
「オーディーン1に90番ハンガーに来るように伝えろ!」
とオペレーターに言った
場所は再び変わり、ディーヴァ艦内
「さて、嬢ちゃん」
「後は頼むよ」
「はいな」
ユーストマとフォーベシィの言葉を聞いて、艦長席に座っていた少女
八神はやては頷いて
「艦内の総員に通達! 総員、第一種戦闘配置! 対艦対MS戦闘!」
と通達した
その直後、はやての眼前にモニターウィンドウが開いて
『それじゃあ、俺達も出撃します』
とシオンが言った
それを聞いて、王達ははやての肩越しに
「頼むぜ、シオン」
「稟ちゃんを守ってくれよ」
と言った
その命令を聞いて、シオンは敬礼するとモニターウィンドウは閉じられた
そして、ディーヴァのカタパルトハッチが開いて
「ラウンズ1より、ラウンズ隊に通達! 我等ラウンズ隊は王命に従い、初音島の援護。並びに稟様を守るために出撃する! 俺からの命令は、一つだけだ……全員、生きて帰れ!」
とシオンは部下達に命じた
すると、サブモニターに部下達の顔が映り
『了解!』
と返答してきた
すると、オペレーター兼メカニックのシャリオ・フィニーノの顔が映り
『リニアカタパルト、システム正常。進路、オールクリア、ラウンズ隊、発進どうぞ!』
と告げてきた
それを聞いて、シオンを自機の操縦悍を握り締めて
「ラウンズ1、ガンダムAGE2ノーマル。出撃する!」
と告げると、出撃した
AGEガンダム
この機体は、前大戦時に初音島からの技術提供により神界と魔界が独自に開発を成功させた機体だった
この機体はパイロット毎に機体構成を変更出来る機体なのだが、それの根幹を為しているのが機体名にも使われているシステム
AGEシステムだった
このAGEシステムは、パイロットのデータから最適な機体構成を導きだし、パーツを作り出す独立システムだ
そして、神界魔界合同近衛部隊はガンダムAGE2ノーマルを含めて全機がAGEガンダムのみで構成されている精鋭部隊だ
数は、僅かに10機足らず
だが、その全員が一騎当千の手練れ達だった
一機は艦の甲板から狙撃で市街地に居たウィンダムの足を撃ち抜き、一機は素早い動きで接近しビームサーベルで切り捨て、ある二機は同じ軌道で二機のダガーLに近づいては手足を繰り出して撃破した
そしてシオンは、MA形態で地面スレスレを飛んでいたかと思ったら一気に上昇し、ビームライフルを素早く連射し数機撃破した
彼らによって、ユーラシア連合は蹂躙されていた
それを聞いて激怒していたのは、ユーラシア連合旗艦
アークエンジェル級二番艦・ドミニオンの艦橋に居たマクシミリアンだった
「ええい! 何をしているか! 相手は小数だぞ!?」
彼が激怒しても状況が変わる訳がなく、むしろ少しずつ押され返されていた
それに苛立ち、マクシミリアンは席のアームレイカーを叩いた
その時だった
艦が大きく揺れたのだ
艦橋に居たクルーはなんとか耐えた
そして、副艦長席に座っていたグレゴールが
「何事か!?」
と声を荒げた
すると、オペレーターが
「9時の方向から、JEU軍艦隊が接近中! 先ほどのは当艦の左隣に布陣していた艦艇が砲撃の直撃を受けて、轟沈したものです!」
と報告した
こうして、ユーラシア連合は追い詰める側から追い詰められる側に立場を変えていっていた