機動戦士ガンダム 英雄黙示録   作:京勇樹

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目覚め

デストロイの撃退に成功し、直哉の治療を自由ユーラシア軍に委託した後義之は、自由ユーラシア軍のレーザー通信機を借りてアメノミハシラとの通信を試みた

そして、通信を始めて十数分後

 

『……こちら、アメノミハシラ! 大佐ですか!?』

 

とノイズ混じりに繋がった

そして義之は

 

「ああ、そうだ……地上はこちらが勝ったが、一人重傷……そちらはどうだ?」

 

と告げた

すると管制官は

 

『こちらにもファントムペインが襲撃してきましたが、MSSのMS隊により撃退出来ました。ライゴウガンダムに乗ったパイロットの活躍が大きいです』

 

と言った

それを聞いた義之は、少ししてから

 

「やってくれたか、明久君……やはり、惜しい人材だな」

 

と呟いた

 

『なにか、仰いましたか?』

 

「いや、何でもない。すまんが、そちらから本国に通信を頼む。大至急、束博士とそのチーム。それと医療品や食糧の物資を送ってくれと」

 

すると管制官が

 

『まさか、重傷を負ったのは……神崎少尉ですか?』

 

と問い掛けてきた

すると義之は

 

「ああ……テスタメントの全機能解放で、長時間戦闘を行った……今は自由ユーラシア軍の医療班が治療しているがな」

 

と告げた

それを聞いた管制官は

 

『大至急、本国に知らせます』

 

と言って、少し黙った

そして、少しすると

 

『お待たせしました。本国に知らせました。大至急、向かせるとのことでした。他に、何かありますか?』

 

と問い掛けてきた

それを聞いた義之は

 

「テスタメントの修理と……ああ、敵パイロットを一人捕縛した……それに関しては、今そちらにデータを送る」

 

と言って、端末をレーザー通信機に繋げた

少しすると、管制官が

 

『これは……我が国の国民ですか!?』

 

と驚愕していた

それを聞いた義之は

 

「ああ……どうやら、神崎少尉と同時期に誘拐されていたようだ……これに関しては、軍と警察の無能だな」

 

と自虐した

すると管制官は

 

『大佐はまだ、所属してない時期です……ですが、軍の責任には変わりませんね……』

 

と返した

確かに、誘拐を許したというのは軍と警察の責任に他ならない

恐らく、純一や軍の高官

更には、当時の警察関係者は何らかの責任を取る形になるだろう

 

「今送ったデータも、本国に送信しておいてくれ」

 

『了解しました。大佐達の帰還を、心より御待ちしています』

 

その言葉を最後に、通信は終わった

義之は通信がキチンと切れたのを確認してから、通信機を返却

そして、あるテントに向かった

その入口には、機体から降りたまゆきとみちるが居た

その手には、ハンドガンとPDWがある

 

「見張り御苦労」

 

義之がそう言うと、みちるが

 

「中のパイロットは、治療の甲斐あり熱は収まりました……しかし、未だに信じられません……まさか、あそこまで幼い上に……織斑中佐に似ているとは」

 

と言った

それを聞いた義之は

 

「そこまでか?」

 

と問い掛けた

すると、まゆきが

 

「瓜二つだよ……流石は、姉妹だね」

 

と言った

彼女達も、千冬から指導を受けた生徒達である

その二人が言うのだから、本当だろう

二人の言葉を聞いて、義之は少し黙考した

するとみちるが

 

「少し前に、意識が回復しています……話をしてみますか?」

 

と言った

それを聞いた義之は

 

「もう、戻ったのか?」

 

と驚いた表情で問い掛けた

するとまゆきが

 

「私達だって、驚いたよ。まさか、一時間たらずで意識が回復するなんてね……しかも、大人しいんだよ」

 

と言った

それを聞いて、義之は

 

「二人は引き続き、外で見張りを頼む」

 

と言って、中に入った

中に入ると、少女

円夏は、大人しくベッドに寝転がっていた

そして義之に気付いたらしく、視線を向けていた

義之は、ベッド横に置かれていたイスに座り

 

「起きたか」

 

と声を掛けた

すると円夏は、軽く頷いた

円夏の手足は、手錠でベッドに繋がっている

 

「君の名前は、織斑円夏……で、いいんだな?」

 

と義之が問い掛けると、円夏は

 

「はい、そうです……」

 

と呟くように、返答した

すると義之は

 

「まず、先に謝らせてくれ……君や神崎少尉が誘拐されたのは、我々軍に責任がある……済まなかった」

 

と頭を下げた

そして、頭を上げて

 

「君のことは、神崎少尉から話をある程度聞いた……君は、数少ない成功個体……なんだね?」

 

と問い掛けた

すると円夏は

 

「間違いありません……私は、第二期強化人間計画……更にπ3計画個体です」

 

と言った

それを聞いた義之は、あることを聞くことにした

それは

 

「君や神崎少尉が強化施術を施された場所は……覚えているかな?」

 

強化人間計画の根幹

狂った計画の本拠地だ

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