機動戦士ガンダム 英雄黙示録   作:京勇樹

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ロドニア戦 投入

義之とみちるは、デストロイに肉薄した

それは、前回の戦闘から得た情報からだった

デストロイは防御力と火力に優れているが、機動性と格闘戦能力が低かった

近接用兵装は、バルカン砲のみ

そして実弾攻撃では、PS装甲は簡単には破れない

ビーム系近接用兵装が無いデストロイにとって、接近戦は正に鬼門だった

だからだろう

デストロイは、全身の全火器を解放し、二機を近づけまいとした

だが二機は、高い機動力を活かして、その砲撃を回避

デストロイに迫った

するとデストロイは、バリア

陽電子リフレクターを展開した

どうやら、それで二機の肉薄を防ぐつもりらしい

それを見た二機は、ビームサーベルを抜刀

一閃した

すると、デストロイが展開していた陽電子リフレクターは容易く切り裂かれた

陽電子リフレクターは、陽電子砲を含む射砲撃には無類の防御力を誇るが、ビームサーベル等による格闘攻撃には非常に弱かったのだ

そのことを、デストロイのパイロットは知らなかったらしい

ホバークラフトで後退し、距離を取ろうとした

だが、速度で二機に敵う訳がない

デストロイは容易く二機に近づかれ、攻撃を許した

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

「ゴッドフリート、ポイントSSE、12、14、05に撃ち込んで! 少しでも、MS部隊の支援!」

 

「了解!」

 

音姫の指示を受けて、ゴッドフリートが地上に次々と撃ち込まれた

砲撃を敢行しているのはアークエンジェルだけでなく、特装艦隊全艦で砲撃している

そんな特装艦隊を攻撃しようと、出撃してきた敵MS部隊が近付いてくる

だが

 

『させるかよ!』

 

『せあ!』

 

それは、付近に配置されていた味方MS隊により、防がれた

それを確認しつつ、音姫は

 

「まだ突入口は見つからないの?」

 

とななかに問い掛けた

すると、ななかは

 

「まだです……!」

 

と返答した

それを聞いて、音姫は

 

「早く見つけて! 陸戦部隊を入れて、制圧しないと!」

 

と言った

今回の強襲作戦は、まずMSで敵地上戦力を掃討

そして、発見、または空けた突入口から陸戦部隊を投入し、研究所を制圧する

という作戦になっていた

そのために、各国から精鋭陸戦部隊を選抜

各艦の艦底部格納庫のホバー装甲車内にて、今か今かとその牙を研ぎ澄まして待っていた

その時だった

前方右手上空に、白い信号弾が上がった

それを見た音姫は、思わず体を前のめりにした

すると、ななかが

 

「ホワイトファング1より通信! 突入口の確保に成功! 陸戦部隊を投入せよ!」

 

と言った

それを聞いた音姫は

 

「各艦に通達! 陸戦部隊を投入せよ!」

 

と指示を下し、渉を見て

 

「渉君、艦の高度を下げて!」

 

「了解! 高度50まで下げます!」

 

音姫の指示を受けて、渉はアークエンジェルの高度を半分まで降下を開始

すると、ななかは

 

「陸戦部隊に通達! 間も無く、貴部隊を投入します! 最終確認を開始せよ!」

 

と告げた

ふと気付けば、全艦の高度が規定の高度になっていた

それを見て、音姫は

 

「陸戦部隊、降下!」

 

と指示を下した

その直後、各艦の艦底部から次々とホバー装甲車が降下を開始

それを見た音姫は

 

「各MS部隊に通達! ホバー装甲車を、突入ポイントまで援護! 敵地上戦力を近づけさせないで!」

 

と言った

その指示を受けて、戦域の連合部隊は激しく動き出した

何としても、陸戦部隊を突入させるために

 

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