遊戯王OCG’s─変態デュエリスト「古霊 真由美」の1日─ 作:レモンの人
「うーん…」
私はテーブルを排除したリビングに所狭しと並べたカード達をジッと見つめていた。
「……」
今回、私はガチデッキを組もうか真剣に迷っていた。でも……私のアイデンティティが無くなってしまうという恐怖も感じていた。
「やっぱり無理せずファンデッキで行こう」
冷静にデッキのカードを選びながらも勝利への追求を織り交ぜていた。翔太君に遊斗君と強豪揃いの為、あの日に私が優勝を果たすには隙を減らさなければならない。
「これでいいかしら…?」
完成したデッキに私は少しだけ自信を得る事が出来た。これならレッド・デーモンズも召喚出来るし、基本的に勝利への障害にはなりにくい筈だ。
「(待ってなさい……店内非公式大会!)」
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「真由美ちゃん、力入ってるね〜」
「ちょっと気合入れてみたんですよ。どうですか!」
喫茶店にて、私は新メニューを提案。実践してみせた。
「うん、これならメニューに出来そうだね」
「ありがとうございます!」
そうして真面目に働きながら完成への糸口を探してるんだけど…まだ決定的なものが足りない。どうしようかしら……
「真由美ちゃん、最近こんつめてるじゃないのか?」
「……はい。中々完成への糸口が見えなくて…」
私の様子に気付いたマスターが声をかけてくれたけど……流石に新しいデッキについて考えてるとは言えないし…
「そういう時はストレス発散だよ。家内が持ってる映画…洋画なんだけど何枚かあるからこれでも見なさい」
「あの…私、家にテレビ無いです」
「そうか、じゃあウチの店で見なさい。お客さんも見られるしちょうどいいだろう」
「ありがとうございます!」
早速、DVDを確認する。数枚あるディスクを睨みつける中…
「これ…面白そう」
その名はリベ○オン。凄まじいB級臭がするけど、B級見てバカになるのも面白いかも…。
「リ○リオンか…それをチョイスしたか……」
「何か聞き慣れた響きなので」
取り敢えずテレビに装填し、仕事をしながら映画の視聴を開始した。
それはまさしく天啓だった……
****************
「私がバカだった…!最初から迷ってるなら全て纏めればよかったのよ!!!」
カードショップへ走りながら私はその閃きに感動していた。これなら…!
「店長!このリストのカードください!!!」
「真由美さ〜ん!今日は何を組………」
「あ、翔太君!今大会向けのデッキを組んでるの。」
勝ちを追求しながらロマンも求めるデッキ…これぞ私の求めたデュエルの極限…!
「動いてるところ見てみたいッス!」
「駄目。対策されちゃうからね!」
流石に拒否しようと思った…が、ある閃きが生まれた。
「やっぱりデュエルしようかしら。試運転したいし」
「分かった。僕も大会向けのデッキを組んでいたんだ。互いに試運転という事で…!」
そうと決まれば早速デュエル開始よ。テーブルを整理しマットを敷いてデッキをセットした。今回の大会用のデッキには「レッド・デーモンズ・ドラゴン」のスリーブを使っている。私なりの決意表明だった。
「覚悟はいいかしら?」
「来い!」
「「デュエル!!!」」
真由美 LP8000
翔太 LP8000
「先攻!」
「後攻!」
「「じゃんけんぽん!!!」」
後攻か…ちょっと残念。
「僕のターン!『SRベイゴマックス』は自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できる!」
SRベイゴマックス 星3 ATK1200
「ベイゴマックスが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからベイゴマックス以外のスピードロイド1体を手札に加える!今手札に加えた『SRタケトンボーグ』は自分フィールドに風属性モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる!」
SRタケトンボーグ 星3 ATK600
「レベル3のベイゴマックスとタケトンボーグでエクシーズ召喚!『彼岸の旅人ダンテ』!」
彼岸の旅人ダンテ ランク3 DEF2500
「ダンテの効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする!僕は3枚を墓地へ送る!」
彼岸の旅人ダンテ ATK1000→2500
「カードを1枚伏せてターン終了!」
彼岸の旅人ダンテ ATK2500→1000
「私のターン、ドロー!私が発動するのはこのカード、フィールド魔法『リボルブート・セクター』を発動!自分メインフェイズに1度、手札からヴァレットモンスターを2体まで守備表示で特殊召喚出来る!いでよ!『メタルヴァレット・ドラゴン』!『オートヴァレット・ドラゴン』!」
メタルヴァレット・ドラゴン 星4 DEF1400
オートヴァレット・ドラゴン 星3 DEF1000
「フィールド魔法の効果でヴァレットの攻守は300アップ!」
メタルヴァレット・ドラゴン 星4 DEF1400→1700
オートヴァレット・ドラゴン 星3 DEF1000→1300
「永続魔法『補給部隊』発動!1ターンに1度、モンスターが破壊された場合にデッキからカードを1枚ドローする。さらに速攻魔法カード『スクイブ・ドロー』を発動!自分フィールドのヴァレットを1体破壊し、デッキからカードを2枚ドローする。オートヴァレットを破壊!補給部隊を合わせて3枚ドロー!…カードを1枚伏せてターン終了。そして、ヴァレットが破壊された場合、デッキから破壊されたヴァレットと同名以外のヴァレットを特殊召喚する。私は『シェルヴァレット・ドラゴン』を特殊召喚!」
シェルヴァレット・ドラゴン 星2 DEF2000→2300
「いきなりすげぇアド…」
「さぁ、かかってらっしゃい!」
私のデッキ…見破れるかしら?
「ヴァレットデッキか…!ならば…ドロー!ダンテの効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする!僕は3枚を墓地へ送る!」
彼岸の旅人ダンテ ATK1000→2500
「墓地の『幻影剣』の効果発動!このカードを除外して墓地の幻影騎士団を特殊召喚する!この効果で特殊召喚したモンスターはフィールドから離れる場合除外される。僕が特殊召喚するのは『幻影騎士団ダスティローブ』!」
幻影騎士団ダスティローブ 星3 ATK800
「さらに墓地の『幻影霧剣』の効果も発動!墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の幻影騎士団モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。『幻影騎士団サイレントブーツ』を特殊召喚!」
幻影騎士団サイレントブーツ 星3 ATK200
「そして、魔法カード『死者蘇生』!墓地からモンスター1体を特殊召喚する!『SRベイゴマックス』を特殊召喚!」
SRベイゴマックス 星3 ATK1200
「ベイゴマックスが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからベイゴマックス以外のスピードロイド1体を手札に加える!召喚条件はカード名が異なるモンスター2体以上!ベイゴマックス、サイレントブーツ、ダスティローブ、ダンテでリンク召喚!来い!『鎖龍蛇-スカルデット』!」
鎖龍蛇-スカルデット LINK-4 ATK2800 リンクマーカー【上・左下・下・右下】
「いきなりリンク4を召喚した…!?」
「このカードは、このカードのリンク素材としたモンスターの数によって以下の効果を得る。2体以上をリンク素材としたなら『このカードのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動する。そのモンスターの攻撃力・守備力は300アップする』。3体以上を素材としたなら『1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札からモンスター1体を特殊召喚する』。4体を素材としたなら『このカードがリンク召喚に成功した時に発動できる。自分はデッキから4枚ドローし、その後手札を3枚選んで好きな順番でデッキの下に戻す』!」
「げっ…!って事は全部の効果を使えるって事!?」
「まず4体の効果!デッキからカードを4枚ドローし!その後3枚をデッキボトムに戻す!」
なんかヤバイ展開になってきたんじゃないの!?
「さらに!鎖龍蛇-スカルデットのもう1つの効果により、手札からモンスター1体を特殊召喚!僕は手札から『捕食植物オフリス・スコーピオ』を特殊召喚する!」
捕食植物オフリス・スコーピオ 星3 ATK1500
「まだまだ!オフリス・スコーピオの効果を発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキからオフリス・スコーピオ以外の捕食植物モンスター1体を特殊召喚する!『捕食植物ダーリング・コブラ』を特殊召喚!」
捕食植物ダーリング・コブラ 星3 ATK1000
「ダーリング・コブラが捕食植物モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合、デッキから融合魔法カードまたはフュージョン魔法カード1枚を手札に加える!『置換融合』を手札に加え、発動!このカードは自分フィールドのモンスターで融合召喚を行う!ダーリング・コブラとオフリス・スコーピオで融合召喚!『捕食植物キメラフレシア』!鎖龍蛇-スカルデットのリンク先の真下に特殊召喚!」
捕食植物キメラフレシア 星7 ATK2500
「スカルデットの効果発動!リンク先にキメラフレシアが特殊召喚された事でキメラフレシアの攻守は300アップ!」
捕食植物キメラフレシア ATK2500→2800
「キメラフレシアの効果発動!1ターンに1度、このカードのレベル以下のレベルを持つフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する!メタルヴァレットを除外する!これならリクルートされまい!」
「させないわよ!伏せていた速攻魔法『スクイブ・ドロー』を発動!メタルヴァレットを破壊し2枚ドローする!さらに補給部隊の効果でもう1枚ドロー!」
除外だけは回避出来たけど…これどうしよう……。
「通常召喚、『SRダブルヨーヨー』!」
SRダブルヨーヨー 星4 ATK1400
「このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル3以下のスピードロイドモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する!墓地からチューナーモンスター『SR三つ目のダイス』を特殊召喚!」
SR三つ目のダイス 星3 ATK300 チューナー
「レベル4のダブルヨーヨーにレベル3の三つ目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』!右下のリンク先に特殊召喚!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン 星7 ATK2500→2800
「(どうしようこれ……)」
正直、勝てそうにないわね……。
「バトル!鎖龍蛇-スカルデットでシェルヴァレット・ドラゴンを攻撃!」
「通す…!」
「続けてキメラフレシアとクリアウィングでダイレクトアタック!」
真由美 LP8000→2400
「僕はこれでターンエンド!」
「エンドフェイズに破壊されたヴァレットの効果により2体を特殊召喚する!『マグナヴァレット・ドラゴン』・『アネスヴァレット・ドラゴン』を特殊召喚!」
マグナヴァレット・ドラゴン 星4 ATK1800→2100
アネスヴァレット・ドラゴン 星1 DEF2100→2400
正直…キツイ。攻撃を1度無効にされ、レベル5以上のモンスター効果は軒並み無効にされる。そして、レベル7以下のモンスターを出そうものなら1体除外される……。
「私のターン、ドロー!」
でも、いいカードを引けた。少なくとも何体かは倒せるだろう。さて、意地ィ見せるか!
「アネスヴァレット・ドラゴンを除外し、手札から『レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン』を特殊召喚!」
レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン 星10 ATK2800
「レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴンの効果発動!1ターンに1度手札または墓地のドラゴン族1体を特殊召喚する!」
「クリアウィングの効果発動!1ターンに1度、このカード以外のフィールドのレベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する!このカードの効果でモンスターを破壊した場合、このカードの攻撃力はターン終了時まで、このカードの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK2800→5600
「ッ…!やっぱ止めてきたわね!なら『終末の騎士』を召喚!」
終末の騎士 星4 ATK1400
「終末の騎士が召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。さらに、墓地へ送ったチューナーモンスター『亡龍の戦慄─デストルドー』の効果発動!ライフポイントを半分払い、自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを特殊召喚する。終末の騎士を選択し特殊召喚!」
真由美 LP2400→1200
「──なんて事はさせない!カウンター罠『神の通告』!ライフを1500払い、モンスター効果を無効にし破壊する!」
翔太 LP8000→6500
「ッ…!これもダメ………なーんてね♪」
「………へ?」
モンスター効果…殆ど使わせたわよ!
「召喚条件は効果モンスター2体!終末の騎士とマグナヴァレット・ドラゴンでリンク召喚!『アンダークロックテイカー』!」
アンダークロックテイカー LINK-2 ATK1000 リンクマーカー【左・下】
「さらにフィールド魔法、リボルブート・セクターの効果発動!相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターよりも多い場合、その差の数まで自分の墓地からヴァレットモンスターを選んで守備表示で特殊召喚する!翔太君のフィールドにはモンスターが3体、よって2体分を墓地から特殊召喚する!『メタルヴァレット・ドラゴン』と『シェルヴァレット・ドラゴン』を特殊召喚!」
メタルヴァレット・ドラゴン 星4 DEF1400→1700
シェルヴァレット・ドラゴン 星2 DEF2000→2300
「召喚条件は効果モンスター3体以上!そして、アンダークロックテイカーは2体分のリンク素材となる!メタルヴァレット・ドラゴン、シェルヴァレット・ドラゴン、アンダークロックテイカーでリンク召喚!『ヴァレルロード・ドラゴン』!」
ヴァレルロード・ドラゴン LINK-4 ATK3000 リンクマーカー【左・左下・右下・右】
「速攻魔法『クリック・リボルブ』発動!デッキからヴァレットモンスター1体を特殊召喚する!『メタルヴァレット・ドラゴン』を鎖龍蛇-スカルデットのリンク先へ特殊召喚!」
メタルヴァレット・ドラゴン 星4 ATK1700→2300
「鎖龍蛇-スカルデットの効果を逆利用してきたか…」
「さっきのお返し、たっぷりさせてあげる!」
「あ……」
「ヴァレルロード・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする!対象はメタルヴァレット・ドラゴン!」
メタルジャケット弾の破壊力を見せてあげる!
「さらに、効果対象となった事でメタルヴァレット・ドラゴンの効果発動!フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを破壊する!その後、このカードが存在していたゾーンと同じ縦列の相手のカードを全て破壊する!スカルデットとキメラフレシア!纏めて吹っ飛べ!《被甲弾装填、
キメラフレシアとスカルデットが纏めて吹き飛び、形勢逆転っと。
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK5600→5300
「そんなぁ……」
「補給部隊の効果で1枚ドロー…バトル!ヴァレルロード・ドラゴンでクリアウィングを攻撃!この瞬間、ヴァレルロード・ドラゴンの効果発動!このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得る!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン 星7 ATK5000
「クリアウィングでダイレクトアタック!」
「墓地の『SR三つ目のダイス』を除外する事で攻撃を無効にする!」
「カードを一枚伏せてターンエンド。ヴァレットモンスターの共通効果でデッキから『マグナヴァレット・ドラゴン』を特殊召喚」
シェルヴァレット・ドラゴン 星4 ATK1800→2100
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン ATK5300→2500
終わってみればクリアウィングを奪い取り、モンスターは3体…因みに今伏せたカードは戦闘ダメージを0にして1枚ドローする『ガード・ブロック』。仮にヴァレルロード・ドラゴンが倒された場合の予防もバッチリだ。
「僕のターン、ドロー!」
そして、マグナヴァレット・ドラゴンはフィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。自身を破壊した後、相手モンスター1体を墓地へ送る!
「(これが私のガン=カタよ!)」
「スタンバイフェイズ時にキメラフレシアの効果発動!このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。デッキから融合魔法カードまたはフュージョン魔法カード1枚を手札に加える。僕が手札に加えるのは『超融合』!」
あ、ヤバ…
「速攻魔法『超融合』!手札を1枚コストに自分・相手フィールドのモンスターを融合素材に融合召喚を行う!真由美さんのフィールドのヴァレルロード・ドラゴンとマグナヴァレット・ドラゴンを融合!」
「しまった…!」
「融合召喚…!『スターヴ・ヴェノム・フュージョンドラゴン』!」
スターヴ・ヴェノム・フュージョンドラゴン 星8 ATK2800
「このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。クリアウィングの攻撃力を吸収する!」
「させないわよ!クリアウィングの効果発動!1ターンに1度、このカード以外のフィールドのレベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する!」
「ならばスターヴ・ヴェノム・フュージョンドラゴンの効果発動!融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する!」
「補給部隊の効果で1枚ドロー」
凄まじいモンスター効果の応酬で互いにモンスターが撃破される。
「でもまだ終わらない!これが最後の賭け!墓地の『置換融合』の効果を発動!墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをエクストラデッキに戻す。その後、自分はデッキから1枚ドローする。キメラフレシアをデッキに戻し…ドロー!」
さて…一体何を引いたのかしら……ちょっと怖いわね。
「………来た」
「!?」
「魔法カード『龍の鏡』発動!自分のフィールド・墓地から、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する!」
「!!!」
「僕は墓地から『捕食植物サンデウ・キンジー』と『ダーク・クリエイター』を除外!融合召喚!いでよ…『グリーディー・ヴェノム・フュージョンドラゴン』!」
グリーディー・ヴェノム・フュージョンドラゴン 星10 ATK3300
「攻撃力3300…!!」
「バトル!グリーディー・ヴェノムでダイレクトアタック!」
「伏せててよかった『ガード・ブロック』!戦闘ダメージを0にしデッキからカードを1枚ドローする!」
「僕はこれでターンエンド!さぁ、来い!これが僕の最後の壁だ!」
確かに…グリーディー・ヴェノム・フュージョンドラゴンは自分ターンに1度相手モンスター1体の攻撃力を0にし効果を無効にする。さらに、自身が破壊された場合にフィールドのモンスターを全て破壊しその後墓地の闇属性レベル8以上のモンスター1体を除外して自身を蘇生させる効果を備えている……突破は困難だ。それでも……
「私はそれを超えてみせる!ドロー!」
よし…これでいい。この手札で決着を付ける!
「フィールド魔法リボルブート・セクターの効果発動!墓地から『マグナヴァレット・ドラゴン』を特殊召喚!」
マグナヴァレット・ドラゴン 星4 ATK1800→2100
「さらに魔法カード『死者蘇生』!墓地のモンスター1体を特殊召喚する!私は墓地から『レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン』を特殊召喚!」
レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン 星10 ATK2800
「効果発動!1ターンに1度、手札または墓地のモンスター1体を特殊召喚する!『ヴァレルロード・ドラゴン』を特殊召喚!」
ヴァレルロード・ドラゴン LINK-4 ATK3000 リンクマーカー【左・左下・右下・右】
「チューナーモンスター『レッド・リゾネーター』を召喚!」
レッド・リゾネーター 星2 ATK600 チューナー
「このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。『ゲートウェイ・ドラゴン』を特殊召喚!」
ゲートウェイ・ドラゴン 星4 ATK1600
「レベル4のゲートウェイ・ドラゴンにレベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!シンクロ召喚!『レッド・ライジング・ドラゴン』!」
レッド・ライジング・ドラゴン 星6 ATK2100
「レッド・ライジング・ドラゴンがシンクロ召喚に成功した時、墓地からリゾネーター1体を特殊召喚する!レッド・リゾネーターを特殊召喚!」
レッド・リゾネーター 星2 DEF200 チューナー
「このカードが特殊召喚に成功した時、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力分だけライフを回復する!対象はグリーディー・ヴェノム!」
真由美 LP1200→4500
「ヴァレルロード・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする!対象はマグナヴァレット・ドラゴン!」
次はマグナム弾よ。一撃で消し飛ばしてあげる!
「マグナヴァレット・ドラゴンの効果発動!フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを破壊する。その後、フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る!グリーディー・ヴェノムは破壊されなければ蘇生出来ないわよね?」
「ッ…これが真由美さんのデュエルか…!」
「そしてトリはこのカード!レベル6のレッド・ライジング・ドラゴンにレベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!《王者の鼓動、今ここに列を成す。天地鳴動の力を見るがいい!》シンクロ召喚!いでよ、我が魂!『レッド・デーモンズ・ドラゴン』!」
レッド・デーモンズ・ドラゴン 星8 ATK3000
「バトル!レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴンでダイレクトアタック!」
「何も防ぐ手立て無いですよ!」
翔太 LP6500→3700
「続けて、ヴァレルロード・ドラゴンでダイレクトアタック!」
翔太 LP3700→700
「そして、レッド・デーモンズ・ドラゴンでダイレクトアタック!紅蓮の鉄槌震えよ!《アブソリュート・パワー・フォース》!!!」
「あと一歩で……!」
翔太 LP700→0
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「ダメダメ!ヴァレットじゃ回転率が低いわ…」
「暴力的なアドで展開してきた人の言葉とは全く思えないッスね」
今回の課題は2つ。序盤での制圧力とリクルートの遅さ。これさえ改善出来ればいい。ただ、抜くべきカードの選別が難しいのも事実…どうしたものか……ここはまだまだ突き詰めないと。
「ありがとうね!翔太君!」
「うん、僕も欠点が分かったし…もう少し頑張ってみるよ」
ここから先は敵同士。大会に向け互いに情報を知りたがっている。私も慎重にいかないと………
翔太「今回は僕が如何に本気かを証明するデッキだよ」
真由美「久々に死にかけたわ。初めて見るタイプね」
翔太「うん、早速レシピを公開するね。真由美さんだから公開するんだよ?」
デッキ総枚数(40)
モンスター(20)
●ダーク・クリエイター×2
●SRダブルヨーヨー×1
●SRベイゴマックス×1
●SRタケトンボーグ×2
●SR電々大公×1
●SR三つ目のダイス×1
●SR赤目のダイス×1
●幻影騎士団サイレントブーツ×3
●幻影騎士団ダスティローブ×3
●捕食植物オフリス・スコーピオ×3
●捕食植物ダーリング・コブラ×1
●捕食植物サンデウ・キンジー×1
魔法カード(12)
●龍の鏡×1
●死者蘇生×1
●スピードリバース×1
●超融合×1
●置換融合×1
●超越融合×1
●強欲で貪欲な壺×2
●ソウルチャージ×1
●ハーピィの羽根帚×1
●RUM─幻影騎士団ラウンチ×1
●増援×1
罠カード(8)
●幻影霧剣×3
●幻影剣×2
●神の通告×1
●戦線復帰×2
EXデッキ(15)
●グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン×1
●スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン×1
●捕食植物キメラフレシア×2
●ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン×1
●ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン×1
●幻影騎士団ブレイク・ソード×2
●彼岸の旅人ダンテ×1
●機装天使エンジネル×1
●クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン×1
●クリアウィング・シンクロ・ドラゴン×1
●鎖龍蛇─スカルデット×1
●デコード・トーカー×1
●アカシック・マジシャン×1
翔太「融合・シンクロ・エクシーズ・リンクを制覇したデッキなんだ。殆どがレベル3になっていて、何れも展開しやすいのが特徴だよ」
真由美「Arc-Ⅴのエースが軒並み採用されてるのが凄いわね」
翔太「ただ、本人の腕に依存するのが欠点なんだよね」
真由美「いや、それでも劇中でのあの展開力はビビるわよ。一瞬で私のフィールドを制圧してトドメを刺そうとしてくるんだもの…」
翔太「今後はもう少し改善していこうかなと思ってるんだ。具体的にはダーク・クリエイターとか…」
真由美「私のデッキもまだまだ発展させないと!」
翔太「それじゃあ、今日はここまで明日はなんとアイツがやらかすぞ!」
真由美「またね〜」