遊戯王OCG’s─変態デュエリスト「古霊 真由美」の1日─   作:レモンの人

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今回は新キャラ登場及び諸星翔太の一軍デッキ【SRWWガスタ】のレシピを公開します。
※翔太は毎回デュエル前にデッキを少し弄っていますので今までのデュエルと公開されているレシピとは異なります。予めご了承ください。


ライバル登場…【SRWWガスタ】+【ローレベル】

それは久しぶりに仕事帰りに図書館で本を読んでいた時に起こった。

 

「探偵本も見飽きたし、次は冒険譚的なものでも──」

 

そう思って本を戻していた時、不意に視線を感じた。チラリと横目で見ると…そこには大層なイケメンが立っていた。艶っぽい金髪を一本結びにし、フランス人形みたいな整った中性的な顔立ち、スラリとしたそれでいて引き締まった体を見覚えのある制服で覆っていた。

 

「(翔太君と同じ学校の子かしら?)」

 

私もヒール込みで190cmはあるけど彼はそれに迫るくらいの長身。被るテンガロンハットが気障っぽさを醸し出している。

 

「姉ちゃん、今日忙しい?」

「生憎だけど、あと一冊読んだら用事があるの」

「まーまー、そう言わずに!その一冊より、オレと何処か食べに行かない?いい店知ってんだ」

「はいはい、いい店いい店」

 

こういうのはテキトーに流してあしらうのが一番。そう思い、本を次々としまおうと動いているのだが、思っていたよりしつこい。

 

「姉ちゃんフリーなの?」

「もう居るわよ。しっしっ!」

 

例えるなら魚を焼いていたら猫が絡んでくるあの感じだ。しつこい。

本を全て片付けて出ようとした時…突然、通り道を塞ぐように片手で壁をドンと叩き、私の顎を優しく掴んでイケメンの顔に向くように動かされた。

 

「いいから、オレの女になれよ」

 

 

“キャー!壁ドン顎クイよー!”

“まるで恋愛マンガみたーい!”

 

 

図書館でたむろしていたJK達がキャーキャー騒ぐ中での突然の告白だった。こういう場合、選択肢は2つある。1つは「はい、私なんかでよければ////」と受け入れ付き合う。もう1つは……

 

 

「邪魔」(ドゴォッ!

「ふごぉっ!?」

 

 

護身術兼レッド・デーモンズリスペクトの「掌底打ち(アブソリュート・パワー・フォース)」がイケメンの鳩尾に炸裂し、彼はその一撃で蹲ってしまった。

 

「あんまりしつこいと嫌われるわよ」

 

捨て台詞を残して私はドン引きするギャラリーを無視して出て行った。余談だけど、この騒動が原因で私は出禁になりました。あー腹立つ。

 

************************

 

次の日、いつものように仕事を終えてカードショップに向かうと人だかりが出来ていた。しかも、黒塗りの高級外車が止まってるし!

 

「何!?何の騒ぎなの!?」

「真由美ちゃんかい!大変なんだよ!」

 

店長に聞いてみると、私はとんでもない話になっている事を知った。

 

「昨日、真由美ちゃんにフラれた腹いせにカードショップを潰してイタリアンを建てるとか言い出したんだよあのイケメン!」

「えぇ………」

「で、真由美ちゃんの彼氏である翔太君が今店の中で睨み合いになってんだよ!ケーサツに電話しても取り合わないし!」

 

地元警察まで買収したのかあのイケメン……その金を寄越せ。カードにしてやっから。

とにかく、止めなきゃいけないと思いながら店に入ると2人が私に振り返った。

 

「待っていたよ。真由美ちゃん」

「あんたに名前で呼ばれる筋合いは無いわ。それに腹いせにこんな事やってんならその程度の器って事ね。あーかわいそ」

 

私の煽りを無視してイケメンは気障っぽくテンガロンハットを指で持ち上げた。

 

「今から賭けデュエルを始めようと思うんだ。乗らないならこの店を叩き潰す」

「物騒な話ね。条件は?」

「真由美さん…ちょっと黙ってて欲しいッス。賭けデュエルを受けたのは僕ッス」

「翔太君!?」

 

今日の翔太君は昨日以上にガチの顔になっている。そうとう怒るような事を話して翔太君が乗せられた形なのだろう。

 

「まぁ、いいだろう。条件を教えよう。賭けデュエルの対象はキミだ。真由美ちゃん」

「……!」

「オレが勝ったらキミはオレの女になる。これは決定事項であり止める事は出来ない。手元にあるこの電話一本でキミはそうなるんだ。勿論、オレが負けたら営業妨害及び違法賭博で大人しく罰を受けよう。諸星はオレの顔に免じて逮捕はさせない。約束しよう」

「ふざけんなよ遊斗…絶対真由美さんは渡さない!」

「私はモノじゃないんだけどなぁ……」

 

なんか…カードゲームお決まりの展開じみて来たわね。

 

「さて、オレはデッキを持っていない。だから店のカードで組む事にしよう。幸い、レシピは事前に用意しておいた。店長!このリストのカードを全て買い取る。釣りは要らん」

 

そう言うと彼は札束をカウンターに放り投げた。慌てて店長がカードを掻き集める姿を他所に翔太君はイケメン…遊斗を睨みつける。

 

「遊斗はいっつもそうだよな。親がラスベガスのカジノ経営者だからって札束で何でも解決しようとする…おまけに容姿を利用して女の子をつまみ食いしまくって……タチが悪いったら仕方ない」

「ハハハ、言うがいいさ半熟。童顔なんて今の時代モテないよ。それに、オレの女になったら幸せは絶対に保証する。あんなダサい格好じゃなくて最高の服とメイクで世界一の女にしてみせるよ。ダイヤの原石は磨かなきゃ」

「僕は今のままの真由美さんがいい。絶対に奪わせるもんか!」

 

こうしている内にデッキが完成し遊斗はデッキを眺め、それをデッキゾーンに置いた。マットまで買い取ったのかあのボンボン。

 

「さて、デュエルと行こう。精々足掻くがいい」

「負けない!」

 

「「デュエル!!!」」

 

 

翔太 LP8000

 

遊斗 LP8000

 

 

「さて、先攻後攻はコイントスで決めよう。表面が出ればオレの先攻だ」

 

1ドル銀貨を取り出した遊斗はそれを指でトスした。出た面は裏だった。

 

「先攻は僕だ!」

「翔太君がんばれー!」

「うっス!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、『SRベイゴマックス』は手札から特殊召喚出来る!このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる!デッキからベイゴマックス以外のスピードロイドモンスター1体を手札に加える!」

 

 

SRベイゴマックス 星3 ATK1200

 

 

「さらに、手札の『SRタケトンボーグ』は自分フィールドに風属性モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚出来る!」

 

 

SRタケトンボーグ 星3 ATK600

 

 

「まだだ!チューナーモンスター『SR電々大公』を通常召喚!」

 

 

SR電々大公 星3 ATK1000 チューナー

 

 

「レベル3の電々大公にレベル3のタケトンボーグをチューニング!シンクロ召喚!『スターダスト・チャージ・ウォリアー』!!!」

 

 

スターダスト・チャージ・ウォリアー 星6 ATK2000

 

 

「スターダスト・チャージ・ウォリアーはシンクロ召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローする!召喚条件は効果モンスター2体!スターダスト・チャージ・ウォリアーとベイゴマックスでリンク召喚!『コード・トーカー』!」

 

 

コード・トーカー LINK-2 ATK1300 リンクマーカー【上・下】

 

 

「さらに魔法カード『強欲で貪欲な壺』!デッキの上からカードを10枚裏側で除外して2枚ドローする!墓地の『SR電々大公』の効果発動!このカードを除外する事で手札または墓地からスピードロイドチューナー1体を特殊召喚する!手札からチューナーモンスター『SR赤目のダイス』を特殊召喚!」

 

 

SR赤目のダイス 星1 ATK100 チューナー

 

 

「さらに通常召喚に成功したターン、このカードは手札から特殊召喚出来る!『ワンショット・ブースター』を特殊召喚!」

 

 

ワンショット・ブースター 星1 ATK0

 

 

「レベル1のワンショット・ブースターにレベル1の赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!シンクロチューナー!『フォーミュラ・シンクロン』!」

 

 

フォーミュラ・シンクロン 星2 DEF1500 チューナー

 

 

「このカードのシンクロ召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローする!ドロー!」

 

 

ブンブン回してる…すごいわね。遊星みたい。

 

 

「魔法カード『ソウル・チャージ』発動!バトルフェイズを破棄する代わりに墓地のモンスターを任意の数特殊召喚しその枚数×1000のライフを失う。覚悟は出来ている!僕はこいつらを纏めて特殊召喚する!」

 

 

スターダスト・チャージ・ウォリアー 星6 ATK2000

 

ワンショット・ブースター 星1 ATK0

 

SR赤目のダイス 星1 ATK100 チューナー

 

SRベイゴマックス 星3 ATK1200

 

 

翔太 LP8000→4000

 

 

「召喚条件は効果モンスター2体以上!そして、コード・トーカーはリンク素材2体分としても扱える!コード・トーカーとワンショット・ブースターで『デコード・トーカー』をリンク召喚!」

 

 

デコード・トーカー LINK-3 ATK2300 リンクマーカー【上・左下・右下】

 

 

「レベル3のベイゴマックスにレベル1の赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!リンク先に来い!『HSR快刀乱破ズール』!リンク先にモンスターが置かれた事でデコード・トーカーの攻撃力を500アップ!」

 

 

HSR快刀乱破ズール 星4 ATK1300

 

デコード・トーカー ATK2300→2800

 

 

「すごい…この布陣は…!」

「行くぞ遊斗!レベル4のHSR快刀乱破ズール、レベル6のスターダスト・チャージ・ウォリアーにレベル2のフォーミュラ・シンクロンをチューニング!デルタアクセルシンクロ!招来せよ!『コズミック・ブレイザー・ドラゴン』!右下のリンク先に降臨!!!」

 

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星12 ATK4000

 

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!エンドフェイズに墓地の乱破ズールの効果発動!墓地へ送られたターンのエンドフェイズに墓地のスピードロイドモンスター1体を手札に戻す!ベイゴマックスを手札に戻す!」

「Wow…厄介な布陣だなそりゃ」

 

これが翔太君の本気か…いや、それ以上出てるな。この布陣…どう返す?

 

「さぁ行くぜ!オレのターン!ドロー!」

 

遊斗はドローした瞬間、私を見てウインクした。何をする気?

 

「魔法カード『ブラック・ホール』発動!フィールドのモンスターを全て破壊する!」

「コズミック・ブレイザー・ドラゴンの効果発動!このカードをエンドフェイズまで除外する事でカード効果を無効にし破壊する!」

「じゃあ罠に嵌まってくれたところだしトドメ刺しますか!」

「…!?」

 

え?

 

「『スキヤナー』を召喚!」

 

 

スキヤナー 星1 ATK?

 

 

「魔法カード『機械複製術』を発動!自分フィールドの攻撃力500以下の機械族1体を対象に同名モンスターを手札またはデッキから2体まで特殊召喚出来る!」

 

 

スキヤナー 星1 ATK?

 

スキヤナー 星1 ATK?

 

 

「スキヤナーの効果発動!こいつらは相手の除外されているモンスター1体を対象としてエンドフェイズまでレベル・属性・攻守・名前を同じにする!除外されているコズミック・ブレイザー・ドラゴンを選択!」

 

 

スキヤナー→コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星1→12 属性:光→風 ATK?→4000

 

スキヤナー→コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星1→12 属性:光→風 ATK?→4000

 

スキヤナー→コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星1→12 属性:光→風 ATK?→4000

 

 

「攻撃力4000が3体…!?」

「これで真由美ちゃんはオレのモノだ!バトル!コズミック・ブレイザー・ドラゴンでデコード・トーカーを攻撃!」

「うっ…!」

 

 

翔太 LP4000→1700

 

 

「さぁ、覚悟しろ。2体目のスキヤナーでダイレクトアタック!」

「この瞬間、手札の『SRメンコート』の効果発動!相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から攻撃表示で特殊召喚し、相手フィールドの表側表示モンスターを全て守備表示にする!スキヤナーは攻守をコピー出来ても効果まではコピー出来ないだろう!」

 

 

SRメンコート 星4 ATK100

 

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン ATK4000→DEF4000

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン ATK4000→DEF4000

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン ATK4000→DEF4000

 

 

「往生際の悪い…」

「まだ諦めないぞ!」

「だが、これはどうだ?オレはレベル12のコズミック・ブレイザー・ドラゴン2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ『No.77 ザ・セブン・シンズ』!!!」

 

 

No.77 ザ・セブン・シンズ ランク12 ATK4000

 

 

「さらに魔法カード『アドバンス・ドロー』発動!自分フィールド上に表側表示で存在するレベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。デッキからカードを2枚ドローする!スキヤナーをリリースして2枚ドロー!カードを1枚伏せてターンエンド。さぁ!突破出来るもんなら突破してみろ!!!」

「エンドフェイズにコズミック・ブレイザー・ドラゴンが元のフィールドに戻る」

「だが、セブン・シンズはオーバーレイユニットを1つ使う事で破壊から身を守る事が出来る。2回分の破壊耐性をどう突破する!」

 

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星12 ATK4000

 

 

「それはドローしてから考えるさ!僕のターン、ドロー!絶対にその壁を越えてみせる!チューナーモンスター『SR赤目のダイス』を召喚!」

 

 

SR赤目のダイス 星1 ATK100 チューナー

 

 

「赤目のダイスの効果発動!召喚・特殊召喚に成功した時、このカード以外のスピードロイド1体を選択。そのレベルを1〜6に変更する!メンコートのレベルを5に変更!」

 

 

SRメンコート 星4→5

 

 

「レベル5となったメンコートにレベル1の赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!『獣神ヴァルカン』!」

 

 

獣神ヴァルカン 星6 ATK2000

 

 

「ヴァルカンの効果発動!シンクロ召喚に成功した時、互いのフィールドのカード1枚を選択し手札に戻す!セブン・シンズとヴァルカンをデッキに戻す!!!」

 

上手い!これならセブン・シンズを除去出来る!

 

「ッ!?」

「そして、コズミック・ブレイザー・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

 

遊斗 LP8000→4000

 

 

よし!押し返した。流れが変わってきたわね!

 

「トラップ発動!『ダメージ・ゲート』!受けた戦闘ダメージ以下の攻撃力を持つモンスター1体を墓地から特殊召喚する!」

「コズミック・ブレイザー・ドラゴンの効果発動!エンドフェイズまで除外する事でカード効果を無効にし破壊する!」

「チッ……」

「ターンエンド。そして、コズミック・ブレイザー・ドラゴンも元に戻る!」

 

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星12 ATK4000

 

 

完全に主導権を握った!もう少し…あともう少しで勝てる!

 

「オレのターン、ドロー!『ハック・ワーム』召喚!」

 

 

ハック・ワーム 星1 ATK400

 

 

「さらに魔法カード『機械複製術』発動!攻撃力500以下の機械族1体を対象に同名モンスターを手札またはデッキから2体まで特殊召喚出来る!」

「させない!コズミック・ブレイザー・ドラゴンの効果発動!エンドフェイズまで除外する事でカード効果を無効にし破壊する!」

「なら3枚目の『機械複製術』発動!これは止められまい!」

 

 

ハック・ワーム 星1 ATK400

 

ハック・ワーム 星1 ATK400

 

 

「召喚条件はトークン以外のモンスター2体以上!ハック・ワーム3体で『スリーバーストショット・ドラゴン』をリンク召喚!」

 

 

スリーバーストショット・ドラゴン LINK-3 ATK2400 リンクマーカー【上・左・下】

 

 

「スリーバーストショット・ドラゴンは1ターンに1度、ダメージステップ時に発動したカード効果を無効にし破壊出来る!いい加減墜ちろ!!!バトル!」

「バトルフェイズ開始時にトラップ発動!『迷い風』!特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果は無効化され、元々の攻撃力は半分になる!」

「ふざけんな諸星ィ!いい加減に沈めよ!沈めェ!!!スリーバーストショット・ドラゴンでダイレクトアタック!!!」

「ライフで受ける!……残念、削り切れなかったな」

 

 

スリーバーストショット・ドラゴン ATK2400→1200

 

翔太 LP1700→500

 

 

「ターンエンドだ…」

「エンドフェイズにコズミック・ブレイザー・ドラゴンが戻って来る!」

 

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星12 ATK4000

 

 

「いい加減諦めたらどうだ遊斗。もう手は無いだろ?」

「…まだ負けじゃない!まだ負けじゃない!!!」

 

往生際の悪い遊斗と言動こそ荒々しいが冷静な翔太君。この時点で勝敗は決していた。

 

「僕のターン、ドロー!『SRダブルヨーヨー』を召喚!」

 

 

SRダブルヨーヨー 星4 ATK1400

 

 

「このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル3以下のスピードロイドモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する!『SR赤目のダイス』を特殊召喚!」

 

 

SR赤目のダイス 星1 ATK100 チューナー

 

 

「レベル4のダブルヨーヨーにレベル1の赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!『HSRチャンバライダー』!」

 

 

HSRチャンバライダー 星5 ATK2000

 

 

「このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃出来、戦闘を行うダメージステップ開始時に攻撃力を200ポイントアップする!バトル!『HSRチャンバライダー』でスリーバーストショット・ドラゴンを攻撃!」

 

 

HSRチャンバライダー ATK2000→2200

 

遊斗 LP4000→3000

 

 

「続けてチャンバライダーでダイレクトアタック!」

 

 

HSRチャンバライダー ATK2200→2400

 

遊斗 LP3000→600

 

 

「コズミック・ブレイザー・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

よし!これが決まれば!

 

「手札の『バトルフェーダー』の効果発動!このカードを特殊召喚し、その後バトルフェイズを終了させる!」

「場には残させん!コズミック・ブレイザー・ドラゴンの効果発動!エンドフェイズまで除外する事でカード効果を無効にして破壊する!」

 

惜しい!え?私が実況するとフラグを立てる?大丈夫、翔太君の事は信じてるから。

 

「ターンエンド。そして、エンドフェイズにコズミック・ブレイザー・ドラゴンは戻ってくる」

 

 

コズミック・ブレイザー・ドラゴン 星12 ATK4000

 

 

でも、次のドローで遊斗の手札とフィールドは1枚。詰みだ。

 

「オレの…ターン……」

 

先程の威勢は何処へやら完全に萎縮してしまったようだ。ドローしたカードもハズレだったらしい。

 

「ターンエンド」

「僕のターン!このままバトル!コズミック・ブレイザー・ドラゴンでダイレクトアタック!!!」

 

 

遊斗 LP600→0

 

 

彼の敗因は2つ……ガチデッキで挑まなかった事、灰流うららを引けなかった事だ。

 

 

****************

 

 

「オレの負けだ。潔く敗北を認めよう」

 

敗北した遊斗は私と翔太君、そして店長に深々と頭を下げた。約束は守る人間だったようで、これなら安心そうだ。

 

「でも、スキヤナーで戦うって発想は無かったわ」

「…えっ?」

「真由美さん!?」

「ま、要するに……ファンデッキを使ったデュエルの腕としては上出来じゃないの?って事。店長さえよければまた会いに来てよ」

 

私は遊斗に右手を差し出した。

 

「今度はナンパ好きのボンボン君じゃなくてデュエリストとして…ね?」

「……オレを許してくれんのか?」

「まぁ、真由美さんはこういう人だからね。三度の飯よりデュエル好き。ファッションよりアイドル追っかけよりずっと遊戯王に魅せられた人だから」

「ははは………最初からオレの負けだったんじゃねぇか…チクショウ、なんでこんな変態女をナンパしちまったんだよ…」

 

遊斗は頬を赤らめて、私と握手を交わした。これで仲直り。今度は遊斗…いや、遊斗君とも結構高度なデュエルが出来る。楽しみね。

 

「因みに遊斗は半陰y──」

「おい!その話はするな!」

「?」

 

後日、遊斗君は罪の償いとしてカードショップのカード全ての30%分を店に納めた事でその日限り全品30%OFFセールが始まった。私?有り金殆ど溶かしてレアカード買ったわよ。




遊斗「よろしくな!お前ら!」
真由美「因みに、翔太君とはどういう関係なの?」
翔太「小学校からの腐れ縁ッス。あの時から札束でトランプタワー作ってたッス…」
真由美「…」
遊斗「まぁまぁ!もう悪さはしねぇから、な?」
真由美「はぁ……。そんな事より翔太君のデッキを今回紹介したいと思うの。いいかしら?」
遊斗「マジ?期待できるわ〜」
翔太「くたばってろ。じゃあ僕のデッキを紹介するッス!」

デッキ総枚数(40)
モンスター(20)
●SRメンコート×1
●SRダブルヨーヨー×2
●SRバンブー・ホース×2
●WWグラス・ベル×2
●WWアイス・ベル×3
●ガスタの神裔ピリカ×1
●SRベイゴマックス×1
●SRタケトンボーグ×3
●SR三つ目のダイス×1
●SR電々大公×2
●SR赤目のダイス×1
●WWスノウ・ベル×1

魔法(14)
●ハーピィの羽根帚×1
●スピードリフト×2
●ソウルチャージ×1
●強欲で貪欲な壺×2
●貪欲な壺×1
●死者蘇生×1
●竜の鏡×1
●おろかな埋葬×1
●ヒドゥン・ショット×2
●スケープ・ゴート×2

罠(6)
●戦線復帰×2
●迷い風×2
●神の宣告×1
●神の警告×1

EX(15)
●波動竜騎士ドラゴエクィテス×1
●クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン×3
●クリアウィング・シンクロ・ドラゴン×2
●WWウィンター・ベル×2
●ダイガスタ・スフィアード×1
●スターダスト・チャージ・ウォリアー×1
●HSRマッハゴーイータ×1
●HSRチャンバライダー×1
●HSR快刀乱破ズール×1
●デコード・トーカー×1
●コード・トーカー×1


翔太「僕のデッキはとにかくシンクロ召喚してクリアウィングやクリスタルウィングのような高火力高性能なシンクロモンスターで叩き潰すデュエルを得意としているッス。小回りを利かせる為にWWやガスタも入れてるッス。除去札としてヒドゥン・ショットを採用。リンク召喚もある程度出来るようにとスケープ・ゴートも採用してるッス」
真由美「スケープ・ゴートはシンクロ素材にも壁にもなるし良いカードよね♪」
翔太「ダイガスタ・スフィアードは出す場面が少ないッス。でも状況によってはフィニッシャーにもなれる良いカードになれる…理想のモンスターッスよ」
真由美「なるほどなるほど……じゃあ、今日はここまでにしましょうか!」
遊斗「ちょーっと待った!オレのデッキも見てくれよ!」


モンスター(18)
●カオス・ソルジャー-開闢の使者-×2
●スキヤナー×3
●サイバー・ヴァリー×3
●ハック・ワーム×3
●バトル・フェーダー×1
●金華猫×2
●虹クリボー×1
●ジェスター・コンフィ×2
●RRラスト・ストリクス×1

魔法(17)
●機械複製術×3
●ワン・フォー・ワン×1
●ブラック・コア×2
●RUM-七皇の剣×1
●RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース×1
●強欲で貪欲な壺×3
●貪欲な壺×1
●ワンチャン!?×2
●死者蘇生×1
●アドバンス・ドロー×1
●異次元の埋葬×1

罠(5)
●ダメージ・ゲート×2
●神の宣告×1
●奈落の落とし穴×2

EX(15)
●No.77ザ・セブン・シンズ×2
●SNo.0ホープ・ゼアル×1
●RR-アルティメット・ファルコン×1
●CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ×1
●CNo.104仮面魔踏士アンブラル×1
●No.104仮面魔踏士シャイニング×1
●ゴーストリックの駄天使×2
●ゴーストリック・デュラハン×2
●シャイニート・マジシャン×1
●神羅の姫芽宮×1
●スリーバーストショット・ドラゴン×1
●リンクリボー×1


遊斗「オレのデッキはエクシーズ中心のレベル1デッキだ。機械族を多めに採用し機械複製術で一斉展開〜からのエクシーズ召喚やリンク召喚で叩き潰す。なんたってオレのデッキはRUM-七皇の剣を使う事にもある程度特化している。万が一手札に来てもブラック・コアやワン・フォー・ワンのコストにすれば無駄が無いし、サイバー・ヴァリーの効果でデッキトップにも戻せる。」
真由美「確かに…今回のデュエルでは出てこなかったけど厄介な構築してるわねぇ」
遊斗「しかも、オレのデッキにはブラック・コアや奈落の落とし穴のように相手モンスターを除外するギミックも少し採用している。開闢の使者はレベル1では無いが相手モンスターを除外する強力な効果を持つ。そして、除外ゾーンに置かれたモンスターはスキヤナーでコピーして強力なモンスターに仕立て上げる。今回のデュエルではスキヤナーが輝いたって感じさ。即席のデッキにしてはまぁ動けたって感じだな」
翔太「確かに…不意打ちの4000のスキヤナー3体はビビったッス」
真由美「侮れないわね、スキヤナー。除外してエスケープするモンスターを逆利用したコンボ…盲点だったわ」
遊斗「そう言われて嬉しいぜ!真由美ちゃん…じゃなくて古霊パイセン!飯食べに行きましょう!自分、奢ります!」
翔太「僕も連れてけよ」
真由美「疲れたー…帰って寝るわ」
遊斗&翔太「えっ」
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