夏休みの最終日奏多たちは、ラボ・アトリエに集まっていた。
「ねぇ~ねぇ~今朝のニュース観た?」
「観た観た怪盗サウンドルパンだろ?」
「怪盗サウンドルパン?」
瞬矢と凜が話しているのを聞いた奏多が二人にたずねた。
「え~!奏多くん知らないの?怪盗サウンドルパン‼いま、有名だよ?」
「そうなの?」
「あぁ、悪いことをしてる資産家などに予告状を送って予告した通りに宝を盗むんだってよ!」
「それが、なんで今話題になってるの?ニュースになってるとか言ってたけど。」
三人の話に葵もくいついた。
「フ!フ!フ!隣町の風花図書美術館に怪盗サウンドルパンが出たんだって!」
「あそこの展示物に「笑う男」ってあるだろ?あれを盗んだんだってよ。
なんでも、あそこの館長が悪どい方法であの、「笑う男」を手にいれたんだとよ」
「そうなんだ、」
「おーい、奏多く~ん葵ちゃ~ん」
そう話していると、千枝が奏多に声をかけた。
「どうしたんですか?千枝さん?」
「このメールのことなんだけどね、送り主が変なのよ」
「変って?」
千枝は奏多に頼まれこのラボに届いたメールを調べていた。
「送り主がここになってるのよ、しかも12年前に送信されてるのよ」
「え?」
二人が、驚いていると、「それに」と千枝が続けた。
「このパソコンにファイルが見つかったんだけど、見てみて」
そう言って千枝はパソコンの中にあったファイルを開いた。
[研究記録 24
この日ドライバーが完成した。それにあわせて開発していた2本のペンの起動実験を開始する。
それと同時に2種類のペンのデータをそれぞれ2基のドライバーにインストールする。]
[研究記録 25
二種類のペンにそれぞれ意志が産まれた。
これを、人類の敵になりかねない心と思い
アンチ+エネミー+ハートで、エネミートと名づける。
この者達が人類の敵にならないことを願う。]
「これって…ペイト達が産まれた時の記録よね?」
「そうだね、でも…」
「どうしたの?」
「ペイトが最初に産まれたエネミートだって聞いてたけどこれだと二人いることになる、もう1体別のエネミートが産まれてるしドライバーがもう1基あることになる、それはどこにあるんだろう…」
「おい!奏多!」
奏多が悩んでいるとペイトが奏多を呼んだ
「どうしたの?」
「エネミートだ!行くぞ!」
「わ、わかった」
そう言って奏多はペイトとともにラボを出た。
時は同じころ謎の館
そこには、オーバー達がいた。
「おやおや、オーバーの造ったのも面白い進化してたけど負けちゃったわね」
「クイーンお辞めなさい。」
クイーンがオーバーをあおりそれをジャックが止めている。
「大丈夫だよ、ジャックそれよりもあの、クリエイトなかなか面白いやつだよ
それにアイツ元には俺の兄弟がいる。そいつと戦えるとおもうと嬉しくなるよ。」
「オーバーサマ クイーンサマ ジャックサマ」
そう言う話をしていると、あるエネミートがオーバー達を呼んだ。
「なんですか?」
「あら?あなたまだ進化できてないのね、人を取り込んだのに」
オーバー達に声をかけたエネミートは進化する前の白い姿のままだった。
「ソウナンデス、ダカラミナサマノオチカラヲオカリシテシンカシタクテ」
「わかった、良いぜ!」
そう言ってオーバーはクリエイトドライバーを巻いた。
「クイーン、ジャックお前らのコアペンを貸せ」
「良いわよ」
「仕方ないでしょう」
二人からペンを受け取ったオーバーはベルトにクイーンのペンをそしてオーバレットナックルに、ジャックを射した。
『イントロダクション!クイーン!ビルディングフィニィッシュ!』
『イントロダクション!ジャック!フュージョンフィニィッシュ!』
二人の力を使ってオーバーは白いエネミートに力を送った。
「ほう?こいつの恐怖心は使えるな、よしこいつを解放しよう、良いよな?」
「ハイ!オネガイシマス」
そう言って白いエネミートは ホラー・エネミートへと姿を変えた。
「よし、こいつと一緒に俺も暴れてくるぜ」
「ふ~ん珍しい、行ってらっしゃいオーバー」
「くれぐれも、暴れすぎないように」
そう言ってジャックとクイーンはオーバーとホラーを見送った。
「よし行くぞ!」
そう言ってオーバーはホラーとともに館を出ていった。
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