仮面ライダークリエイト   作:i サウンド

16 / 29
Draw10 絶望と竜

「この人が僕の…」

 

奏多は剛樹が持ってきたアルバムに写る男の顔を見て驚いていた。

 

「そう!それがお前の父親、星作 宗多だよ」

 

「ねぇ、父さんの職業とかわかります?」

 

「科学者だよ、まぁ義兄さん自分のことあまり話してくれないから詳しいことはよくわからないんだけどな」

 

「そうなんですか…」

 

父親の情報を得た奏多の懐で白いペンが青く光った。

 

 

 

 

???

 

「オーバー 」

 

「どうした?ブック」

 

「貴方に珍しいお客さんですよ 」

 

そういってブックは振り向くとそこには一体のエネミートが立っていた。

 

「おぉ!久し振りだね!アイアン 」

 

アイアンと呼ばれるエネミートは少年の姿になった。

 

「久し振りだな!オーバー! クイーンも元気にしてたか 」

 

アイアンの声は見た目に反し低い男の声だった。

 

「えぇ、でも何故貴方が?」

 

「いや、仮面ライダーってのが表れたそうじゃないか」

 

「えぇ、オーバーと同じドライバーを使う戦士です」

 

「おう!だからよう戦ってみたくってなここに来たって訳だ 」

 

「レベル4の完全体であるお前が出るのか、フンこれは面白くなりそうだな だが気を付けろよクリエイトは油断できない」

 

「ほう?何故だ?」

 

「俺達とともにいたからな」

 

「なに?と言うことは奴は」

 

「あぁ、その通りだ 」

 

「なるほど、ますます楽しみだ ハッハッハッハッハ」

 

高笑いをしながらアイアンはこの場を去った。

 

 

剛樹車

 

『それ?本当なの?』

 

「うん、葵様のお父さんと輪鳥さんが写ってる写真があって、そこに僕の父さんも写っていたんだ」

 

『奏多のお父さんが…でもなんで』

 

「父さんは科学者だったらしいんだ、でもなんの研究してのかは誰も知らない、ただ、僕はその研究を見たかもしれないんだ 」

 

『覚えてないの?』

 

「うん、それで、葵様のお父さんの事を聞こうと思って電話したんだ」

 

奏多は墓参りに向かう途中剛樹の車の中で葵に電話をかけていた。

 

『父の事か…クリエイトのシステムを作ったのはお父さんと言うこと以外は知らないの 』

 

「そうなんですか…そういえばエネミートにお父さんを殺されたって 」

 

奏多が質問をするとしばらく沈黙が続いた。

 

『父の事件に関しては私も全て知ってる訳じゃない、朝人に会うからって家を出ていって、夜家の近くで倒れているのを発見されたの、病院に駆けつけたら父から書斎の鍵を渡されたの、書斎に入って見るとドライバーとライダーペンが置いてあってその隣に父の日記があった、そこにはその日友人にエネミートの研究について話に行くと書いてあった。

父の致命傷も人間にはつけられない傷だったからエネミートがやったんだって思ったの』

 

「そうだったんですか、となると葵様のお父さんとあったのは誰だったんだろう」

 

「おい?奏多もう着くからな」

 

運転中の剛樹は電話中の奏多に声をかけた。

 

「あ、はいじゃあ葵様、一旦切りますね」

 

『わかったわじゃあ』

 

そういって奏多は通話を切った。

 

サイキン、暗い顔ばかりしてるけどナニカアッタノカ

 

「ペイトか、うんフィーレナジーの研究についてちょっとね」

 

そうか、まぁあまり無理スルナヨ

 

「うん」

 

「さぁ、着くぞ奏多!」

 

剛樹は再び奏多に声をかけた。

 

 

 

 

 

 

風花霊園

 

墓参りを済ました二人は、後片付けをしていた。

 

「母さんまた来るよ」

 

「おう!姉さん奏多の事見守っててやれよ」

 

「ちょっと、おじさん」

 

「今、なんか危険なことしてるんだろ」

 

「え?」

 

「お前見てればわかるよ、だがお前が決めたことだ止めはしない」

 

「おじさん…」

 

「お前の信じた道をいけ例え何があっても…」

 

「うん!…危ない!」

 

ズッガーン

 

「よう!アンちゃんお前が仮面ライダーだな」

 

攻撃をしてきた方を見るとそこには、一人の男の子が立っていた。

 

「君は?」

 

オイ!キヲツケロ!こいつは完全体のエネミートだ!

 

ペイトがそういうと、男の子が反応した

 

「ハッハッハ!やっぱりわかったか!」

 

男の子がそういうとエネミートの姿に変化した

 

「ソウ!オレハアイアンッテイウンダ!ヨロシクナ!」

 

「何がヨロシクだ、おじさん逃げて行くよペイト」

 

オウ!

 

「変身!」

 

『グッドアイディア! ベース!』

 

クリエイトに変身した奏多はアイアンに向かっていった。

 

「オウオウ!イイネ!イイネ!サスガダ!」

 

クリエイトの攻撃をおちょくるようによけるアイアン。

 

「クソ!だったら!」

 

『グッドアイディア!マギー!』

 

クリエイトはベースデザインからマギーデザインへとチェンジした。

 

「ハッハッハ!ツギハテジナデモミセテクレルノカ?」

 

「クッ、モエーロー!」

 

『モエーロー!』

 

クリエイトが呪文を唱えると、アイアンの周りが火に囲われて爆発した。

 

「これでどうだ?」

 

「ハッハッハハッハッハ!イイネ!ヤッパリアイツノムスコッテコトハアル 」

 

「どういう事だ?」

 

クリエイトがアイアンに問いかけると、アイアンは再び笑いだした。

 

「ソウカ、オマエサンシラナイノカ?」

 

「なんの事?」

 

「ソウカ、ソウカシラナカッタノカナラオシエテヤロウ」

 

そう言うと、アイアンは男の子の姿に戻った。

 

「お前さんの父星作 宗多はな、フィーレナジー研究の第一人者で、俺達エネミートを作った張本人さ!」

 

「僕の父が…エネミートを…」

 

「そういえば、聞いたところによるとお前の父と原島涼夜とは中が悪かったな、皮肉なもんだエネミートを産み出した悪の根元の息子が正義のヒーローだなんてよ、原島 凉夜は殺したのもお前の父親かもな!ハハッハッハ」

 

「嘘だ…そんなの…」

 

「悪いが…ジジツナンダヨ」

 

そう言ってアイアンはエネミートの姿に戻った。

 

「嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ!」

 

「キキワケノナイガキダナ!」

 

クリエイトは怒りのあまり我を忘れアイアンに向かっていった。

だが怒りで我を忘れた攻撃が通用する訳でもなく直ぐにはね飛ばされた。

 

「クソ、クソ!」

 

クリエイトが立ち上がろうとしたその時、クリエイトの怒りに反応したのか白いペンが青いペンに変わった。

 

「この力で、お前を倒す…」

 

クリエイトがドライバーに青いペンを差し込むと身体に電流が流れ出した。

 

『バッドアイディア!ドラゴン!』

 

「ウァァァァァァ!」

 

クリエイトの身体を走る電流がクリエイトを包みドラゴンの姿に変えた。

そしてクリエイトはそのまま暴れだした…。

 

 

 

 




ご意見・ご感想よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。