ある休日の朝、奏多と葵は輪鳥の店の前にいた。
「今日はなにするの? 」
「ここで皆と待ち合わせして、ラボで父さんたちについての調査をしようかなと思う 」
「そっか…でもなんで?ここで? 」
「ほら、千枝さん今日バイトだからここで待とうかなと 」
「なるほどね!」
カランカラン
「「うわぁ!」」
そんな話をしながら二人は店にはいると、驚きの光景が広がっていた。
ガヤガヤ
そこには、お店のほとんどが制服を着た男女で一杯になっている光景だった。
「おぉ!二人ともいらっしゃい!見ての通り人が一杯だから、カウンターに来てくれ 」
そう言われ二人はカウンターに着いた。
「凄い人ですね、輪鳥さん」
「おぉ!なんでもクラス会をやるんだと 」
「へぇー、じゃあ、今日この人達の貸し切りじゃないの?」
「まぁな、ただ常連さんとか騒がしくても構わないってお客がいたらカウンターに案内してるんだ、向こうもそれで構わないって言ってるし 」
そう言われ奏多は、店のなかにいる高校生に目を向けた。
「どうしたの?」
「いや、この人達の制服って皆隣町の高校生だよね 」
「確かに、風高生ね それがどうかしたの?」
「いや、なんで隣町からこんな店に来たんだろうと思って 」
「おい!奏多!こんな店はないだろ~確かに、俺も少しそう思ったけど」
「輪鳥さんも思ったんだ」
カランカラン
三人が話しているとまた、新たに扉があいた。
「あ!もう皆いますよ、サウンドさん」
「おい!普段は響我って呼べつってんだろ!麻里乃 」
一組の男女が入ってきた。
そのまま二人は輪鳥の元へとやって来た。
「マスターさん、今日はクラス会をさせていただきありがとうございます! 」
「いやいや全然良いよ!」
「ここのサンドイッチが美味しいって俺達の学校で話題だっので食べれて嬉しいです!」
二人がそう話していると、男子の方が奏多を見た。
奏多も男子の方を見ると二人同時に声を上げた。
「「あっ!」」
「どうしたんですか?あっ!」
奏多と男子が上げた声に驚いた女子も奏多を見て驚いた!
「何々?急に!」
葵が奏多達に尋ねると女子が答えた。
「この人に、この店の場所を教えてもらったんです!」
「そうそう!助かったよ!」
「いえいえ!全然!」
「まさか、ここの常連さんだったとは、あっ!私松平麻里乃って言います!」
「俺は栗田 響我よろしく!」
「僕は、星作 奏多!」
「私は原島 葵よろしくね!」
カランカラン
四人が自己紹介をしあっているとまた、扉があいた。
「またここなの?」
「良いじゃん!この店のサンドイッチ美味しいって裕璃菜様も言ってたじゃん」
そこには、別の二人組が入ってきた。
「そう呼ばないでって言ってるでしょ!」
「なんでさー!…あっ!優しい兄ちゃん!」
「え?あっ!あの時の!」
入ってきた二人組が奏多に気づき近づいてきた。
「何々?また知り合い?」
「この二人もそこの二人と一緒にやって来たんだが…まさか…」
そう言って輪鳥は奏多を見た。
「まさか、お前が紹介してたとはな 」
「僕が、教えた訳じゃないよ 探してたから教えただけ」
「そうなのか?」
奏多の問いに輪鳥はまた問いを返した。
「そうだけど、教えてくれて本当に良かったよ、あのままだと諦めてここのサンドイッチ食べられなかったからなぁ~ 」
輪鳥の問いに少年が答えた。
「そうだよな!こいつに会わなかったら始まらなかったよな!」
「おっ!お兄さんもそう思う!」
「もう!やめてください!」
響我と少年が奏多をおだてると奏多は恥ずかしそうに否定した。
だが…この時まだここに居るもの達は知らなかった。
これから始まる戦いのことを…。
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