仮面ライダークリエイト   作:i サウンド

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すみません!遅くなりました!


Draw18 イカリ

「さ!クリエイト俺と戦え!」

 

赤色の仮面ライダー、オーバーはそう叫びながら、奏多の元へ駆け出した。

 

「な!何で!僕を襲うんですか!?」

 

オーバーが放つ攻撃を奏多は避けながら、問いを投げかけた。

 

「決まってる。今のお前は敵だからだ」

 

「敵?なんでだ!仮面ライダーは人を守るために」

 

「俺は人ではなくエネミートを守る」

 

オーバーの放ったその言葉に奏多は衝撃を受けた。

 

ブックは、そんな奏多に構わずパンチを加え話しかけた。

 

「彼は我々エネミートの王であり、守護者です…裏切り者等を粛清することはあっても人間を守ることなんてしませんよ!」

 

ブックからの攻撃を受けた奏多は後ろによろけた。

 

そんなクリエイトをクイーンは背後から抑えた。

 

「残念だったね!貴方には味方はいないのよ?」

 

「なに?どういう事だ!」

 

クイーンの発言に、奏多は疑問を投げかけた。

 

「さぁ?自分で確かめたら?あっちにいる新しい仮面ライダーに」

 

そう言いながらクイーンは爆発音がした方を指差した。

 

「さて、俺はそろそろ新しい仮面ライダーに挨拶にでも行こうかな」

 

そう言いながら、オーバーはこの場を去ろうとしていた。

 

「あ!待て!変身!」

 

オーバーを止めようと奏多はクリエイトに変身した。

 

だが、そんなクリエイトをブックとクイーンが止めた。

 

「ここから先には行かせませんよ!」

 

「一緒に遊びましょう!」

 

そう言いながら、クイーンとブックは連携でクリエイトに攻撃をしかけた。

 

 

 

 

 

 

ショッピングモール

 

ここではすでに、夏樹がおり、暴れているヤンキー・エネミートを見つけていた。

 

「あーあー!暴れちゃって!」

 

「夏樹!気をつけて!」

 

遅れてやって来た冬花が、夏樹に心配の声をかけた。

 

「大丈夫だって!こんなの余裕!余裕!」

 

そう言いながら、夏樹はドライバーを巻きポーズをとった。

 

「変身!」

 

『ki!バウト!フロム summer!』

 

夏樹はバウトに変身し、武器を取り出して、ヤンキー・エネミートに攻撃をしかけた。

 

「来たか仮面ライダー!待っていたぞ!」

 

バウトに気づいたヤンキーは木刀を取り出して、向かってくるバウトに攻撃をしかけた。

 

二人の武器がぶつかりあい、鍔迫り合いを始めた。

 

「楽しそうなことをやっているな!俺も混ぜろ!」

 

しばらくして、周囲の状況を無視して剣を交わらせている二人のところに、オーバーが現れた。

 

「お、お前は!?」

 

「オーバー!!」

 

突如現れたオーバーに二人は驚き、後退した。

 

「オーバー!何故!?」

 

ネミートコアに宿っているエネミートの意識がオーバーに問いかけた。

 

「なに、新しい仮面ライダーと一戦交えたくてね、代わってもらえるか?」

 

ヤンキーにそうとうと、「おう」と言いながら、ヤンキーはその場を後にした。

 

「な!待て!」

 

「お前の相手は俺だ!」

 

「あぁ!もう!良いぜ!相手してやるよ!」

 

そう言いながら、バウトは剣を、オーバーは拳をお互いに、ぶつけあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドカーーーーン

 

クリエイト達のいるところから、オーバー達がいるショッピングモールの方から大きな爆発が起こったのが見えた。

 

「何だ!」

 

「オーバーやり過ぎよ」

 

「仕方ありませんね、今日はお開きにしましょう。あそこまで暴れたらもう満足でしょう」

 

「そうね、じゃあ!またね!クリエイト!」

 

そう言いながら、二人のエネミートはその場を後にした。

 

「あ!待て!」

 

「奏多!今は向こうを!」

 

葵は、奏多を制止して、バウト達のいる方に向かうよう促した。

 

「そうだね!ごめん先にいってる!」

 

そう言うと、マシンテンペスターを召喚して、クリエイトはショッピングモールへと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ショッピングモールにたどり着いた、奏多はそこで悲惨な光景を目にした。

 

 

周りの建物は崩壊して、半壊している建物には剣で切られたような傷があったり、怪我をしている人も大勢いた。

 

多くの人の泣く声や、悲鳴が聞こえてくる悲惨な状況だった。

 

奏多は、今にも泣き出しそうな思いだった。

 

何時もは被害が出ないよう気をつけて戦っていた、仲間が避難誘導をしてくれていたおかげで、被害は少なかったのだが、こんな状況を奏多は初めて目にしたのだった。

 

そんな環境の真ん中で、夏樹は座りこんでいるのを見つけた。

 

奏多は夏樹に近づき、たずねた。

 

「何があったんだ?」

 

「何って?見てわからない?戦ってたんだよ!というか今さら何しに来たの?もう終わったよ?」

 

「終わったって、オーバーは?」

 

「オーバー?あぁ!あいつか、あいつなら逃げたよ!きっと俺に恐れをなしたんだろうなぁー!そんなことより、遅れて来たんだから、ご飯奢ってよ!お腹空いちゃって」

 

「え?」

 

「いやだってさ、俺は無事に敵を追い払ったんだからさ、褒められても良いと思うんだよね」

 

そう笑いながら夏樹が言うと、奏多は夏樹の胸ぐらをつかみ、叫んだ。

 

「ふざけるな!何が無事だ!お前が無事でも周りはどうなんだよ?今この状況をよく見てみろよ!」

 

そこで、夏樹も改めて今の状況を見てみた。

 

周りはあちこちが、燃えていて黒煙を出している。

 

 

ここにいた人達もパニックになりながら、あちこちに走っていたり、怪我をした人達も多くいる。

 

足を怪我して動けない人や、気を失い倒れている女性、そんな女性の近くで泣き叫ぶ男の子。

 

そんな状況の中でボロボロになりながらも、避難誘導などをする自分の姉の姿が目に写った。

 

「もう一度聞くぞ?何が無事だ?何がめでたしだ?ふざけるな!」

 

そう叫ぶと、奏多は夏樹を離し、冬花の手伝いを始めた。

 

その後、後からやって来た葵達も、避難誘導や怪我人の保護を始めたが

 

夏樹だけはその場から動けなかった…。

 




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次回、バウト覚醒…。
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