『お久しぶりですね。銀狐くん』
「おー久しぶりー」
「優勝おめでとー。これでキセキも日本一もすべて黒くんのモノだね。」
『どういう意味ですか。』
「そのままの意味だよ。キセキを元に戻すこともできたし、日本一にもなれた。全ては黒くんの思った通りに動いてるねって。」
辛辣な言葉を浴びせる銀狐くんは記憶の中の彼と一致しない。こんなことを言う人だったか?銀狐くんは。いや、それ以前に彼とそんなに話した覚えがないのは何故なのか。2軍だから?いや、でもあだ名で呼び合う位には仲が良かったはず。なのになんで、記憶がない?
「怖いねぇ、自分の記憶の中の俺と今会ってる俺は全然違うから。まぁ俺からしたら昔の黒歴史は覚えてて欲しくないんだけど。」
彼は何を言っている?
「あー、今度は俺が日本一になるよ。黒くんのバスケ、【僕】はあんまり好きじゃないからなぁ。」
何も言えない僕に彼はさらに畳み掛ける。
「むしろ今から行ったほうがいい?正直にいうと今日のスタメン対俺でも余裕で勝てる自信があるんだ。火神くん、だっけ?その子以上に俺の成長速度ってはやいんだよね。」
『いいですよ、迎え撃ってあげます。だてに日本一をとったわけじゃないんですから。』
「じゃあ時間が空いたら誠凛高校にいってあげる。今日は試合で疲れてるだろうし、行かないけど。そうだね、3日後には疲れも取れてるかな?3日後にいくから。よろしくね。バイバイ黒くん」
自分で一人で喋って帰っていった彼を見つめていると
「黒子ぉー!!」
火神くんが探しに来ました。
『なんですか?』
「うぉっ!いつからいたんだよ!?ていうか先輩ら怒ってるぞ!?」
それはやばいですね。早く帰らないと。それにカントクに言わないといけない。ウチが舐められてる、と。
「ぶぇっくしゅっ!!あー、誰か噂してんのかね。ていうか黒くんって変わってないなぁ。」
仲間大好き、バスケ大好き!ってかんじがして。なんていうか見てると
「叩きのめしたくなるよーな目してる。」
さすがにしちゃだめだって分かってるからしないけど。あー、3日後がたのしみだなー。ていうか高校どうしようかな。個人プレーが好きだから俺的には桐皇にいきたいんだけども、灰くんがそれをよしとしないんだよね。連携プレーなんてしたら俺が【壊れちゃう】のわかっててそれをするから性格悪いんだよなー。ちゃん虹先輩にチクろうかな。あ、それいいな!電話かけよう!
プルルルー
「もしもーし、ちゃん虹せんぱーい!!」
「ウルセェ!!今何時だと思ってやがる!時差考えろバカ!」
「ひっどぉーい!かんわいー後輩がせぇーっかく電話してあげたのにー。」
「ちっ、んで?何のようだよ。」
「カクカクシカジカでー」
「あ?お前高校行ってねぇだと?今度会うときシバくからな。」
あら、墓穴ほったかんじ?
「じ、じゃあキリマース!!ばいばーい!」
「誰に向かってバイバイだバカヤロー!!って切りやがったなアイツ!」