実力至上主義の学校に数人追加したらどうなるのか。※1年生編完結   作:2100

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今回はちょい短め。今までの種明かしのパート1となっております。
では、どうぞ。


ep.55

 冬休みがやってきた。

 学校がない。それだけで生徒たちの生活リズムは大きく変わるだろう。

 もちろんちゃんとした生活ルーティンが完成している人ならば話は別だが、大半は俺のように昼近くまで眠りこけてるはずだ。

 ところで先日、妙な噂を耳にした。

 

 龍園がCクラスのリーダーを放棄した、と。

 

 つまり、俺の予想通り綾小路が龍園をコテンパンにやってしまったということだ。多分終業式の放課後に。

 まあ、結果以外にも裏でさまざまな駆け引きやらなんやらがあったんだろうが、俺にとって大事なのは「龍園が失脚した」という事実だけだ。お陰でことがよりスムーズに運ぶ。

 俺はひとまず、Cクラス内の状況がどうなっているかを確認するためにある人物に電話をかけた。

 時間は夜8時。問題はないはずだ。

 手打ちで番号を入力し、端末を耳に当てる。

 すると、数コールほどなったところで相手が出た。

 

「もしもし」

『……んだよ』

 

 聞こえてくる嫌そうな声。

 

「機嫌が悪そうだな」

『悪いに決まってんだろ!お前のせいで……っ!』

「そりゃ濡れ衣だ。元はと言えばお前らの対策不足なんだからな。敵なんだし、そこを突くのはごく当たり前のことだ」

『っ……早く要件を言えよ!』

 

 苛立っているのがわかる。相当俺のことが嫌いらしいな。まあ当然か。

 

「龍園がリーダーを降りたと聞いた。本当か?」

『……ああ。本当だ』

「お前らにはどう説明されてる?」

 

 末端のこいつに説明されたことが本当である可能性は限りなく低いが、そこから得られるヒントもあるだろう。

 

『……龍園さんが石崎たちに暴力を振るおうとして、返り討ちにあった。本当にそれだけだ』

「なるほどな……」

 

 綾小路に特攻したという事実は何も話されていない。嘘濃厚だな。

 

 俺は龍園の性格を把握しているわけではない。全くもって理解不能な謎の男だ。だが、もし綾小路1人にフルボッコにされ、面目もプライドも丸つぶれになった場合、龍園は退学する道を選ぶものだと思っていた。だが、あいつはそれをしなかった。

 案外往生際が悪い奴だったのか。

 

 あるいは、ここにも綾小路が一枚噛んでいるのか。

 

「そりゃ気の毒に。まあ何にせよ、3学期からDクラスだな」

『……クソが……!もうやめてくれ!これ以上クラスを裏切るのはっ……』

 

 やめてくれ、というのは、つまりもう脅すのをやめてくれということか。

 

「良心が痛む、か?何回も説明しただろ。全てはお前、いや、お前らに落ち度があるんだ」

『く……』

 

 まあ、クラスを裏切り続けるのは辛いだろう。

 自ら進んで裏切った櫛田と違って、こいつの場合俺に脅されたことによって裏切っている。色々思うこともあるはずだ。

 

「わかった。クラスの裏切りはやめさせる」

『ほ、本当か!?』

「ああ。ただ条件があるが」

 

 タダでは返さない。

 

『な、なんだよ、条件って……』

「気構えるなよ。難しいことじゃない」

 

 無理難題を叩きつけるつもりはない。

 

「口止め料。今50000ポイント払えるなら、もう俺はお前に脅しをかけるようなことはしないと約束する」

 

 かなり譲歩した方だ。こいつに裏切りを続けさせるか、今ここでポイントを得ておくか、メリットデメリットを天秤にかけて決めた。

 

『ご、50000……そんなポイント、今すぐには無理だ……』

 

 恐らく足りないんだろうな。こいつはあまり計画的に使うタイプじゃないだろうし。

 

「ないのか?なら分割して払ってもいい」

 

 新たな道を示してやる。

 そして、そこからさらにハードルを下げる。

 

「まあ、お前も持ってるポイントは少ないだろうからな。5000ポイントでもいいぞ。とにかく払えばそれでいい」

 

 かなりの格安だ。この提示額にはこいつも驚いているだろう。

 だがこれでいい。

 

『ご、5000……だな?それなら……』

 

 5000ポイントで解放されるなら安いものだろうと判断したらしく、肯定のニュアンスの返事を返してくる。

 

「よし、じゃあ成立だな」

 

 こいつを使うより、今ここで5000ポイントでも得た方がプラスだ。

 もともとこうするつもりではあったしな。

 期待通りの成果を得られ、俺は通話を終了した。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 Cクラスの裏切り者は、龍園の言っていた真鍋たちだけではない。

 もう1人いる。

 では、なぜその人物が裏切ることになったのか。

 事の発端は、今から約半年前。

 

 

 

 

 

 

「……何だあいつら。どこ行くんだ?」

 

 傷だらけの3人が、手当もせずにフラフラ歩いている。

 不思議なのは、行き先が保健室じゃないということ。不思議に思って、少しついて行くことにした。

 バレないように、後ろからその3人の姿を追う。まあ向こうは追跡者なんて気にしてる余裕もないくらい痛そうだが。

 その3人は、なぜか校内でも割と有名なクラブの前で立ち止まった。

 

「……はあ?」

 

 思わずそんな声を漏らしてしまう。いやまずは保健室行って手当しろよと。

 ますます不可解に思い、俺もそれについて行く。すると3人は中に入っていった。俺はこの時点で端末のカメラを起動し、映像を録画し始めた。俺も店内に入る。

 すると、すぐに会話が聞こえてきた。

 

「りゅ、龍園さん……い、言われた、通りに……で、でも、もしかしたら、見られたかも……」

「須藤を挑発して、な、殴りかかってくるときに……誰かが、いたような……」

 

 そう訴える3人。須藤を挑発した?なるほど、だからこの有様なのか……

 すると、後方から出てきた、ものすごいガタイの黒人の大男が、3人をしばき始めた。

 

「ぐあっ!がっ……!」

 

 痛そう。須藤からのダメージも蓄積してるだろうから相当だな……泣きっ面に蜂というか、踏んだり蹴られたりというか。いや、この場合は踏まれたり蹴られたりか。

 そんなどうでもいいことを考えつつ、しっかりとカメラを回す。面白いネタになりそうだ。

 

 誰かは知らないが、この映像はうまく使わせてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 1学期に起こった須藤の暴力事件。俺が初めから須藤が嘘をついていないことを確信していたのはこの場面を見ていたが故だ。その上、俺は映像をしっかり記録している。俺が初めからこれを証拠として使って学校側に提出していれば、あんな面倒臭い手法を取らなくてもCクラス側の全面敗訴となっただろう。

 綾小路の部屋に集まって作戦会議のようなことをしたあの日、櫛田に石崎、小宮、近藤の写真を見せてもらったときには少し笑いそうになってしまったのを必死で堪えたのを覚えている。

 

 そして俺は、生徒会も交えて開かれた話し合いに参加。俺は堀北に強制的に参加させられた形だが、もし誰も手を上げなければ俺が名乗りを上げていた。

 俺にとっての話し合いの目的はCクラスに嘘を認めさせることでも、佐倉の証拠能力を主張することでもなく、石崎、小宮、近藤の中で誰が一番しらばっくれるのが上手いかを観察して見極めることにあった。つまりは裏切り者に指名する人物の選定だ。クラスにバレずに少し長い間働いてもらう必要があるからな。そのためには必ず協議に参加する必要があった。

 話し合いの間、ところどころで合いの手を入れつつ、じっくりとこの3人を観察した。

 そして、決めた。

 一番上手いのは小宮だ。

 注目したポイントは、ほとんどの人間が持っている、嘘をつくときに出てしまう特徴的なクセだ。石崎は嘘をついているとき、瞬きの回数が異常に多くなる。近藤は貧乏ゆすりが目立った。

 対して小宮にはそのようなクセが認められなかった。事実を話すときも嘘を話すときも、同じトーン、同じ雰囲気で話すことができている。嘘をつくのが上手いということだ。

 そこから俺はターゲットを小宮にしぼって行動した。

 話し合いの直後、石崎とぶつかったふりをして小宮のポケットに俺の端末を仕込んだ。

 GPS機能を使って携帯の在り処を調べる際、携帯の場所表示が移動していれば、見つけにくく面倒臭い、と普通は思うだろう。あの時、俺がその位置情報が動いていることに対して「よかった」といったのは、小宮がまだ携帯を仕込まれたことに気づいていないか、気づいていたとしても放ったらかしているか、どちらにせよ小宮が手に持って移動していると確信できたからだ。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 借りている綾小路の端末から俺の端末に電話をかける。

 音を頼りに探すわけじゃない。小宮が電話に出るはずだ。

 

『もしもし?』

 

 声で確信する。小宮だ。

 

「あー、もしもし?いまその携帯、あなたが持ってるんですか?」

『あ?そうだけど』

「実はそれ、俺のなんですよ。今から取りに行きたいので、できればその場に止まっててくれません?」

『は?面倒くせえな』

「時間は取らせません。友達が一緒にいたら、先に行っててもらってください」

『分かったよ……早く来い』

「すいません。すぐに行きますんで」

 

 そう言って、電話を切った。

 どうやらうまく行きそうだ。綾小路の端末で俺の端末の位置情報を確認し、その場所へと向かう。

 それとなく言った通り、石崎と近藤は先にどこかへ行ったようだ。これでここには俺と小宮だけという理想的な状況が完成した。

 

「な、お、お前さっきの!なんだよこんなところで!」

 

 俺の姿に驚く小宮。まあ、携帯の持ち主を待ってたら敵がきたんだからな。その反応も自然だろう。

 

「俺がお前の持ってる携帯の持ち主だ。返してもらいに来たんだよ。悪かったな」

「あ、ああ……」

 

 小宮が差し出した端末を、俺が受け取る。

 それを手に取った直後、小宮がハッとしたように俺に聞いた。

 

「……ちょっと待て。お前、それどこで忘れたんだ?」

 

 覚えのない端末が自分のポケットに入っていた。不審に思うのも当然か。

 

「気になるか?」

「早く言えよ!」

 

 俺の語り口にどんどん苛立ちを増す小宮。

 俺は隠さず、正直に答える。

 

「忘れたんじゃない。仕込んだんだよ。さっき石崎にぶつかったときに」

「は?何言って……」

 

 驚いた表情を見せる小宮。

 

「お前と話し合う場所を設けたかったからな。だからこの一対一の状況を作り出した」

「話し合う?説得でもする気かよ。俺らを殴った須藤が悪いんだからそんなのに応じるわけねーだろ」

「そんなことする気は無い。お前らは聞く耳を持たないだろ?」

「だったら何なんだよ」

 

 問われ、俺は無言で端末を操作し、ある映像を再生した。

 もちろんこれは俺が先日撮影したクラブでの動画だ。この須藤の暴力事件がCクラスによって画策されたものであるという証拠、実質的な自白の音声が次々と流れていく。

 

「話し合い、してみる気になったか」

「お、お前……いつこんなものを」

「まあ、お前らの不注意だな」

 

 陰が薄いことがここで役に立つとは思わなかった。みんなあの巨漢の黒人が石崎たちに鉄拳制裁してる場面に気を取られて、俺には気づくそぶりもなかったからな。

 

「今日の話し合い、覚えてるだろう。生徒会長は『場合によっては退学も視野に入れる』そうだ。この証拠映像が漏れたらお前らは退学になるだろうな」

「そ、そんな……」

 

 退学の恐怖から、小宮はその場に膝をついてへたり込んでしまう。嘘をつくのは上手いが、その嘘が決定的にバレたら素直な反応するんだな。

 

「どうするかな。ここまで切り札として出し惜しんできたが、どうも旗色が悪そうなんでな。提出させてもらおうか」

「な、そ、それだけはっ……」

「別に特別なことでもない。有利な証拠があれば提出する。よく考えなくても、本来当たり前のことのはずだ」

 

 逆に言えば、今まで提出してこなかった俺の行動の方が客観的に見れば怪異極まりないと言える。

 

「そこで話し合いだ。お前の選択によっては、退学は免れるかもな」

「ほ、本当か……?」

「ああ。そのためにこの場を設けた」

 

 相手の心理を読み、会話を組み立てることも大切だ。こういった駆け引きの場面での会話の持って行き方は理解している。

 

「お、俺は何をすれば……」

 

 交換条件。俺は初めから考えていたことを予定通りに伝える。

 

「そうだな。……まず、この映像を30万ポイントでお前が買う。今この場でだ」

「さ、30万!?そんなポイントあるわけないだろ!」

 

 そりゃそうだろうな。あえて無理難題を突きつけた。それによって、より次に提示する選択肢を取りやすくするよう誘導する。

 

「まあ、取り得る選択肢はこれだけじゃない」

 

 ここからが本命。俺が今まで証拠を証拠として提出しなかった理由だ。

 

「もう一つは、お前が俺の指示に従い、Cクラスの情報を流すことだ」

「な……そ、そんなこと」

「お前の努力次第では可能だ。俺がお前を話し合いの相手に選んだのは、他の2人より人を騙す能力に長けていると思ったからだ」

 

 あのクラブでの場面を見る限り、龍園は恐怖政治によってCクラスを統一している。それに逆らってスパイ活動をしろというのはかなりの恐怖心が伴うだろう。

 それでも、今まで示してきた選択肢よりは断然取りやすいはずだ。特にいま、こいつは焦っていて冷静な思考や判断ができず、逆に言えば一時の感情に流されやすい。

 

「選択権はお前にある。退学か裏切りか」

 

 選択権があるといいながら、これは究極の二択だ。どちらを選んでも死路。心理学者レヴィン言う所の回避ー回避型のコンフリクトがこいつの中で起こっている。

 しかし、考える余裕は与えない。

 

「く……わ、分かった。クラスの情報を、お前に流せばいいんだろ……」

「よく決断したな」

 

 これでひとまず、俺の目的は完了だ。Cクラス内の情報が欲しい時に手に入る。

 まあ、全て流させるつもりはない。ある程度長く利用するためには、こいつに罪の意識が芽生え過ぎないよう、要求する情報は重要度の低いものにする。

 

「くれぐれも嘘の情報を流したり、クラスのやつにバレたりしないようにしてくれよ」

「そ、そんなことしねえよ」

 

 だろうな。余計なことをして追い詰められるのはこいつだ。

 

 話し合い、という名の一方的な契約の締結会議も終了し、俺は小宮に背を向けて教室に戻る。端末探しに使った綾小路の携帯、返しとかないとな。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 俺が小宮を利用したのは大きく分けて4回。

 1回目は船上試験。Cクラスが全グループの優待者をつまびらかにした後、どのクラスを狙い撃ちするのかを質問し、Aクラスだという回答を得た。それで俺は藤野派の生徒と結び、あの計略を実行することができたのだ。

 2回目は夏休み明け。俺はDクラスに裏切り者がいるかと質問して、いる、という回答を得た。そこで俺は裏切り者に対処するための行動を取った。

 3回目は体育祭直前。龍園は堀北を狙い撃ちするつもりかという質問に対し、YESという回答を得た。それで俺は体育祭での堀北と、堀北と同じ組にいるCクラス女子の動きを注意して観察し、携帯を持ち込んで龍園が木下の足を破壊する場面を撮影した。

 そして4回目が今回。龍園が俺に接触するように、小宮には俺が怪しいと龍園に伝える役割をしてもらった。結果それも上手くいき、軽井沢と綾小路について踏み込んだ情報を入手することができた。俺を尾行する人物が小宮だったのは好都合な偶然と見るべきだろう。

 ざっとこんなもんだ。4回目に関しては結構動いてもらったが、それ以外は無駄をなくすためのプラスα的役割がほとんどだ。いてもいなくても結果はあまり変わらなかったと思う。

 船上試験でCクラスがAクラスを狙い撃ちするという事実を知らなくても、あの時Aクラス側に送らせる名前に間違ったものを2つ追加することで対応は可能だった。裏切り者=櫛田というのは俺の中で予測していたシナリオの一つだったし、船上試験での龍園の言動を聞いていれば、堀北が狙われると予測することも不可能ではない。4回目に関しても、龍園は最終的には自分が俺に接触するべきだと判断したから接触した、とはっきり言った。

 それに、龍園の注目を俺に向けさせる布石もいくつか打ってあった。その一つが体育祭のとき。龍園が木下の足を破壊した後、「木下は大丈夫か」と問うことで、あいつに俺のことを印象付けた。

 まあ何が言いたいかというと、小宮の存在は無意味だったわけではないが、同じ裏切り者でも櫛田と比べると戦力の桁が違うということだ。

 さらに言えば、今気にかけるべきはCクラスではない。

 来学期からCクラスに上がる身としては、Bクラスの動向の方が気になる。余計な考え事、具体的にいうと小宮のことについての負担はカットしたい。

 もう一つ。果たして、小宮の心情はそれで晴れるだろうか。

 俺が小宮と交わした契約は、小宮が俺に情報を流す代わりに俺はあの映像を学校側に提出しないことを確約するものだった。つまり、小宮は俺に従っている間は自分の身が破滅することはないとある種の確信をもって生活できる。まあ裏切ることによって別の心配事が頭を駆け巡っていただろうが。

 だが、その確信もなくなった今、あいつは恐らく不安に感じているはずだ。そして、あえてかなり緩い条件であいつを解放した。あんな条件で自分を解放して、もしかしたら自分の身に何かがあるんじゃないか。そんな不安を掻き立てるために。

 今までの裏切りがバレるかもしれない恐怖と、俺が何かするかもしれない恐怖。その板挟みにあい、小宮は自由に羽を伸ばして行動することはできなくなるだろう。それは龍園が政権から降りた後の新Cクラスの結束力不足にもつながる。

 と、ここまでつらつらと小宮を解放したメリットを並べ立てたが、もうCクラスの情報を期待することができないというデメリットが巨大であることもまた事実。今日の俺の判断が吉と出るか凶と出るか、今の時点で予測できるはずもない。

 

 

 

 

 

 

 

 すでに外堀は埋めた。あとは最後の仕上げを残すのみ。

 油断せず、最後の最後まで気を引き締めて臨まないとな。




伏線の該当箇所を探して読んでみると面白いかもしれません。ぜひご覧ください。
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