実力至上主義の学校に数人追加したらどうなるのか。※1年生編完結   作:2100

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種目の記述でかなり字数が増えてます。


ep.87

・Aクラスリストアップ10種目

 

『チェス』

必要人数1人 持ち時間1時間(切れ負け)

ルール…通常のチェスルールに準ずる。ただし41手目以降も持ち時間は増えない。

司令塔…任意のタイミングから持ち時間を使い最大30分間、指示を出すことが出来る。

 

『バドミントン』

必要人数2人 時間30分

ルール…通常のバドミントンルール(ダブルス)に準ずる。

司令塔…任意のタイミングで1度まで、サーブを移動することができる。

 

『囲碁』

必要人数3人 持ち時間1時間(切れ負け)

ルール…1対1を3局同時に行う。通常の囲碁ルールに準ずる。

司令塔…任意のタイミングで1手助言しても構わない。

 

『将棋』

必要人数5人 持ち時間1時間(切れ負け)

ルール…1対1を5局同時に行う。通常の将棋ルールに準ずる。

司令塔…任意のタイミングで1手打ちなおせる。

 

『バレーボール』

必要人数6人 時間制限10点先取3セット

ルール…通常のバレールールに準ずる

司令塔…任意のタイミングでメンバーを3人入れ替えること

 

『社会テスト』

必要人数7人 時間50分

ルール…1年度における地理歴史と公民の学習範囲内尾問題集を解き合計点で競う。

司令塔…1問だけ代わりに答えることが出来る。

 

『現代文テスト』

必要人数8人 時間50分

ルール…1年度における学習範囲内の問題集を解き合計点で競う。

司令塔…1問だけ代わりに答えることができる。

 

『英語テスト』

必要人数9人 時間50分

ルール…1年度における学習範囲内の問題集を解き合計点で競う。

司令塔…1問だけ代わりに答えることができる。

 

『数学テスト』

必要人数12人 時間50分

ルール…1年度における学習範囲内の問題集を解き合計点で競う。

司令塔…1問だけ代わりに答えることができる。

 

『ドッジボール』

必要人数18人 時間制限10分2セット

ルール…通常のドッジボールルールに準ずる。1勝1敗の場合はサドンデス。

司令塔…任意タイミングで、アウトになった選手を1人コートに戻すことができる。

 

 

 

・Cクラスリストアップ10種目

 

『タイピング技能』

必要人数1人 時間30分

ルール…タイピング技能『単語』『短文』『長文』の3つの科目で速さと正確性を競う

司令塔…試験中の気づいたミスを1か所だけ伝えても構わない

 

『数学オリンピック問題』

必要人数2人 時間1時間

ルール…数学オリンピックのレベルに準拠した問題を解き、2人の合計得点の高いクラスの勝利。

司令塔…任意のタイミングから持ち時間を使い最大1分間、解答者にアドバイスできる。

 

『走り幅跳び』

必要人数3人 時間30分

ルール…1対1を3回行い、2本先取。跳躍は1人3回で、最もいい記録を採用。ただし、2戦目は両クラス女子を選択しなければならない。

司令塔…1度だけ代わりに跳ぶことができる。

 

『水泳』

必要人数4人 時間30分

ルール…400メートルリレーで、タイムのいい方の勝利。

司令塔…相手の泳順を自由に指定できる。

 

『バスケット』

必要人数5人 時間制限20分(10分2回)

ルール…通常のバスケットボールに準ずる

司令塔…任意のタイミングでメンバーを1人まで入れ替えてもよい。

 

『弓道』

必要人数6人 時間40分

ルール…勝ち抜き戦で、相手クラスの参加者全員に勝ったクラスの勝利。

司令塔…相手の射手の順番を自由に指定できる。

 

『鬼ごっこ』

必要人数8人 時間制限8分×2セット

ルール…逃走者8人、鬼4人で、全員を捕まえるまでのタイムを競う。

司令塔…任意のタイミングで連続1分間、自クラスの鬼として、交代して参加できる。

 

『中国語検定準1級』

必要人数9人 時間1時間

ルール…合格レベルに達した生徒の多いクラスの勝利。同数の場合、最も高い得点を取った生徒のクラスの勝利。

司令塔…1問だけ代わりに解くことができる。

 

『野球』

必要人数10人 時間30分

ルール…各ポジション+指名打者。1回表裏のサドンデス形式。

司令塔…任意のタイミングで相手打者に申告敬遠を行える。

 

『サッカー』

必要人数11人 時間20分

ルール…通常のサッカーのルールに準ずる。ただしロスタイムはなし。同点の場合はPKによるサドンデス。

司令塔…任意のタイミングで4人まで交代できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど……やはり、あなたはかなり警戒されているようね」

 

 月曜日の朝。

 Aクラスによりリストアップされた10種目を見て、堀北がそうつぶやいた。

 

「というと?」

「勉強系の種目は、どれも参加人数が多めに設定されている。あなたが参加した場合に、出来るだけその影響力を軽減するためでしょうね」

「ああ、そういうことか……」

 

 とすれば、どうやら俺の得意科目は数学らしい、という情報はAクラス内で共有されていたと考えられる。数学の参加人数が他と比べて少し多いのが証拠だ。

 情報源は恐らく藤野だろう。

 

「だが、参加人数が多めなのは、ある種自信の表れでもあるんだろうな」

「そうね。総合学力なら負けない、という自信。中々厳しい戦いを強いられそうね……」

 

 どれだけ頑張っても、あと1週間で総合学力をAクラスに追いつかせることはできない。俺たちにできるのは、少数の科目に絞って人員を割き、勝ちを拾うこと。それは同時に、リストアップされた種目のうち、1、2種目は捨てる必要があるということでもある。

 

「……」

 

 それにしても……気になるな。

 Aクラスがリストアップしてきた、『チェス』という種目。

 この中では、司令塔の関与の度合いが圧倒的に強い。

 1時間切れ負け、司令塔が30分関与可能ということは、実質的に試合の最大半分が司令塔によって進められることになる。

 坂柳から清隆への果たし状……という風にも受け取れる。

 もしくは、チェスは確定、と思わせて本命から目を背けさせる狙いか……いや、その線は薄い。坂柳とチェスの組み合わせは、以前耳にしたことがある。

 それに、坂柳のあの気質。恐らく、目を付けた清隆との対決をチェスで行い、白黒つけるのが狙いだろう。チェスだけに。こんなところでブラフを仕掛けるとは考えにくい。

 目を付けた相手には、全力を出させ、そのうえで叩く。それが坂柳だ……と、俺は思っている。

 

「スポーツ系はドッジボール、バレーボール、バドミントンの3つ……思ったよりも多かったわね。バドミントンはともかく、ドッジボールとバレーボールは、選ばれたら2周目に入ってもおかしくない人数設定だわ」

 

 バレーボールは交代要員含めて9人、ドッジボールはなんと18人だ。

 

「当然、10種目全てに私たちは全力を注がなければならない。言うのは簡単だけれど、かなり難易度の高いことよ」

 

 自分たちのクラスの5種目、それぞれに誰が参加するのかは既に把握しているとしても、相手のリストアップした10種目のうち、どの5種目が「本命」なのかは当日まで分からない。

 相手の10種目のうち、どの種目が、いくつ、どのような順番で試験で採用されるか。その場合の数はなんと36090通りにも及ぶ。もちろんすべてを検討するわけではないが、それを考慮してもどれほど多くの事象に頭を回さなければならないかが、この数字に表れている。

 

「なあ堀北。俺たちもAクラスの情報を取りに行くべきじゃないか」

 

 先日の綾小路グループと同じように、啓誠が堀北に告げる。

 

「お前の言う通り、10種目全部を網羅するのは厳しすぎる」

「けれど、Aクラスが簡単に情報を流すとは思えないわ」

「そのうえでやるんだ。たとえ失敗しても、俺たちへの不利益はないはずだ。情報戦をすることは禁止されてないんだ」

「あなたの言うことも理解はするわ。でもいまは、相手の種目を受けての自分たちの戦力を確認するのを優先させて」

 

 そう言って堀北は教室全体へ向き直り、チェス、囲碁、将棋の経験者を募った。

 清隆はチェスに覚えがあるらしいと聞き……先ほどの俺の予想は、確信へと変わりつつあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「少しいいかしら」

「……ん?」

 

 昼食時間。綾小路グループと過ごそうと席を立ったとき、堀北に呼び止められた。

 

「あなたの意見を採用して、この10種目にしたけれど……何が狙い?」

「ああ、その話か……」

 

 俺は先日、堀北に連絡を取り、リストアップする10種目に少し茶々を入れさせてもらった。

 

「簡単に言えば、情報戦だな」

「情報戦? 確かに、10種目のリストアップには、ブラフの種目を仕込むとか、そういう側面はあるけれど……」

「もちろん、これで終わりじゃない。少し仕掛ける。Cクラスの勝率を上げるために」

 

 情報戦は、何も相手の種目を探るだけがやり方ではない。

 相手に、自クラスの本命の種目を悟られないこと。間違った種目を本命と思わせること。戦力を見誤らせること。これらも立派な情報戦だ。

 

「……具体的には何をするの?」

「それは今夜メールで伝えるから、部屋で読んでくれ」

「……分かったわ」

 

 堀北に限って可能性はかなり低いが、万が一端末を盗み見られることを警戒しての措置だ。

 俺の言葉に納得し、その場を離れた堀北は、今度は啓誠に呼び出され、そっちへ向かっていった。

 清隆も含めて、3人でどこかへ行ってしまう。

 

「……今日の昼食は、グループでは食べないのか」

 

 そう考えたが、明人、波瑠加、愛理の3人が一緒にいるのを見つけ、そちらへ合流する。

 

「ゆきむーたち、何しに行ったの? 堀北さん何か言ってた?」

「いや、何も聞いてないが……たぶん、朝に啓誠が言ってた、Aクラスの情報を取る、ってのに関することじゃないか」

「そうか。じゃあ、2人には悪いが先に食べ始めるか」

「そうだねー。いつ戻ってくるかわかんないし」

 

 5分ほどで戻ってくるかもしれないし、10分、20分とかかるかもしれないが、先に食べ始めていてもあの二人から文句は出ないだろう。

 4人で昼飯を広げ、食べ始める。

 

「次、体育だよね。やっぱり試験の練習になるのかな」

「多分、だろうな」

 

 早朝や放課後は部活動の練習があるため、体育館は使用できない。体育の授業は、一般生徒が唯一気兼ねなく体育館を使える時間だ。これを利用しない手はない。

 

「でもさ、私たちのグループ、体育の時間中暇なんじゃない?」

 

 清隆は司令塔。俺と啓誠は勉強系、明人は弓道、波瑠加も愛理も運動は得意ではない。

 実を言うと、須藤にはかなり早い段階で「バスケに出てくれ」と頼まれたりしたが、勉強系に出てくれと堀北に頼まれた、と言うとすぐに引き下がった。冷やしそーめんレベルのあっさりさに少し驚いた。まあ、向こうもダメ元ではあったんだろうけど。

 その面だけを見れば波瑠加の言うことも一理あるが、話はそう単純ではない。明人が反論する。

 

「だからって、サボるわけにもいかないだろ。一応、授業態度もクラスポイントに影響するんだぞ」

「ま、それはそうなんだけどさ」

「それに堀北も言ってただろ。人数の関係で、絶対に参加しなきゃならないってケースもあるんだ。ドッジボールの練習とか、できることはあるだろ」

「ドッジボールかあ。私苦手なのよねー」

 

 明人のまっとうな指摘に、うんざりした様子の波瑠加。

 愛理もドッジボールなんてとんでもない、といった感じだろう。

 かなり失礼なことだが、ドッジボールで躍動する愛理を想像すると、あまりにも現実的じゃなさ過ぎて少し笑いそうになってしまう。

 

「教室とはいえ、どこで聞き耳立てられてるかわからないし、試験の話題はあんまり出さない方がいいと思うぞ」

「そうだな。話題を変えよう」

 

 そのやり取りを皮切りに他愛もない雑談に興じていると、数分して、清隆と、少し不満顔の啓誠が教室に戻ってきた。

 堀北との話し合いは上手くいかなかったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 放課後。俺は部活へと向かう須藤に、廊下で声をかけた。

 

「ちょっといいか」

「おう、なんだよ速野」

 

 俺は周囲を見渡し、近くにAクラスの生徒がいるかどうか、十分に注意して確認した。

 そして声を少し潜め、須藤に言う。

 

「明日の夜9時半ごろ、寮のロビーに来てくれ」

「あ? ……なんでだよ」

「ここじゃ詳しくは言えない。頼む。試験に関することだ」

「……わあったよ。ただ、部活で疲れてるからよ。手短に頼むぜ」

「善処する」

 

 恐らく、期待には沿えないだろう。部活後の須藤には少し酷なことを頼むつもりだ。

 試験が終わったら、なんか奢ってやろうか。

 

「あ、速野くん」

 

 須藤と別れて廊下を進んでいると、待ち合わせの相手、藤野がこちらに小さく手を振ってきた。

 軽く会釈してそれに答える。

 

「じゃあ、いこっか。いつものスーパー」

「ああ」

 

 先日、平田と遭遇した日は1人で買い物に行ったが、それはたまたま予定が合わなかっただけだ。試験が始まってからも、食材の買い出しを藤野と行うことを避けているわけではない。

 会話の中での、特別試験に関する情報の探り合いはお互いに許容、というルールだ。ただ、お互いにガードが固く、探っても恐らくはほぼ無意味のため、形骸化しているルールではあるが。

 

「そういえば、俺が数学が得意って話は、クラスに共有したのか?」

「うん、坂柳さんに聞かれたから。速野くんも、私がバレー経験者だって話はしたでしょ?」

「まあな」

 

 夏休みのプールに堀北は同行していたため、元々知っていたとは思うが。

 藤野は成績もトップクラスだ。もしもバレーがダミーの種目だとしたら、恐らく勉強系に出てくるだろう。

 各科目とも、学力のブレが非常に小さい藤野。若干ではあるが文系科目が得意、といった印象だ。これも堀北には話を通してある。

 藤野が出てくるとしたら、バレーか文系科目だろう。

 

「うぉっ!」

「え、は、速野くん?」

 

 校舎を出て少ししたところで、急に強い力で左腕を引っ張られた。

 その犯人は他でもない、堀北鈴音である。

 

「なんだよ……脱臼したらどうする気だ」

「そこまで強くは引いてないわ。それに利き手と逆を引っ張ったから、勉学に問題はないはずよ」

「大ありだっつーの……で、何の用だよ」

「あなた、分かってるの? 藤野さんは敵なのよ?」

 

 俺が藤野と行動を共にしていることが気に入らないらしい。

 

「ああ、分かってるよ。でも敵だからこそ、もしかしたら情報を得られるかもしれないだろ」

「それは、そうだけれど……リスクも大きいわ」

「承知の上だよ。細心の注意を払ってる。何ならお前が監視すればいい。ここにいるってことは、お前も食材の買い出しなんだろ?」

「……彼女が承諾するの?」

「するだろ、多分」

 

 藤野が断る光景は思い浮かばない。

 少しの間考え込む堀北。

 

「……いえ、やめておくわ。もう止めはしないけれど、くれぐれも注意して」

「分かってる」

 

 そして、堀北は早歩きで俺、そして藤野の横を通り過ぎて行った。

 賢明な判断だ。もしあそこで「ついていく」と答えていたら、全力で止めていたところだ。

 Cクラスの情報を最も握っているのは、現在リーダーである堀北だ。

 何も知らない人物から情報が漏れ出ることはない。逆説的に、多くを知る人物であるほど、情報が洩れるリスクが高い。

 堀北はいわば、Cクラスのセキュリティホールなのである。

 もちろん、堀北が簡単にボロを出すとは思わないが、リスク評価の上では堀北の危険度は相当高い。

 

「堀北さん、だよね。よかったの?」

「ああ。ボロを出すなって念を押されたよ」

「あはは、そっか」

 

 冗談めかして笑う藤野。

 引き続き、スーパーに向かって歩を進める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日付が変わるギリギリの時間帯。

 バスケットボールを持った俺は、タオルで汗を拭きつつ、寮の自室に帰ってきた。

 ここ最近は、2日に1回ほどのペースでこのようなことを行っている。

 試験に向けての勉強の息抜き……というわけではない。

 いや、そういった側面も無きにしも非ずだが、それが主目的の行動ではない。

 

「さて……」

 

 既に夕食は済ませているため、ここからシャワーを浴びて歯を磨き、寝る。

 その前にまず、軽く作業を行ってから。

 完了するまでには2,3時間かかるだろうが、人の手が必要なのは最初だけだ。あとは寝ている間に勝手に終了する。

 端末を確認すると、堀北からの返信が来ていた。

 取り敢えず、俺の提案に反対というわけではないらしい。まあ、だいぶ前から布石は打ってあったし、今さら反対されてもどうしようもないことではあるんだが。

 付け加えて、電話しろ、と書いてあったので、とりあえず指示通りに電話をかける。

 かなり遅い時間だが、意外にもすぐに出た。

 

「もしもし。電話しろって書いてあったからしたぞ」

『遅かったわね』

「時間の都合上な」

『そう……それで、順調なの?』

「ああ、今のところは。それに少なくとも観測範囲では、バレてる様子はない」

『ならいいわ。今後も秘密裏に続けて』

「ああ。要件はこれだけか」

『ええ。メールよりも時間がかからないと思ったから電話にしただけよ』

「そうだったか。じゃあ、こっちから一つ聞いていいか」

『何かしら』

「昼休み、啓誠と清隆と、3人で何か話してただろ。なんの話題だったんだ?」

『啓誠とは、幸村くんのことかしら』

「ん、ああ、それであってる」

 

 そうか。公式的には啓誠の名前は幸村輝彦だったな。堀北が確認したのも至極まっとうな行為だ。

 

『幸村くんから、葛城くんを利用してAクラスの情報を探ろう、という提案があったのよ』

「……なるほど」

 

 やっぱり、啓誠の案は葛城の利用だったか。

 

「で、お前はそれを蹴ったんだろ?」

『ええ。彼は納得していなかったみたいだけれどね』

 

 あの不満顔は、確かに全然納得いってないだろうな。

 葛城を利用する策は、たとえ実行に移してもほぼ確実に失敗に終わるだろう。

 あいつが戸塚退学の件で坂柳に恨みを持っていることは事実だ。

 しかしその恨みが、Aクラスの情報を敵にリークする、という方向に作用することはない。

 葛城はこの試験、手を抜くことなく全力をもって戦うはずだ。

 

『それがどうかしたの?』

「いや、別にどうってことはない」

 

 上記の理由で、俺が聞いててもその策には反対しただろうからな。堀北の決断に文句があろうはずはない。

 

「要件はこれだけだ。じゃあな」

『ええ。おやすみなさい』

 

 通話が切れると同時に、俺は端末の充電を開始し、作業を始めた。




必要人数が被らないように10種目設定するの、難しいですね……結構悩みました。
オリ主の影響で、種目や人数の設定に若干の違いが出ています。
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