戦姫絶唱シンフォギア -俺を誰だと思っていやがる!!!- 作:GanJin
いやー、シンフォギア、盛り上がってますね!
ついにやっちゃいましたよ、緒川さんっ!!
NINJAって凄いねっ!と思える話でした。
そろそろアニメも折り返しに入ってきましたが、こちらはのんびりとやらせていただきます。
響が二課の協力者となって一か月が過ぎたある日、装者とカミナは司令室に集まっていた。
指令室にあるソファに奏と翼と響が隣り合うように座り、カミナはその向かい側に座っていた。
「うーん……参ったなぁ」
「確かに困ったわね……」
「かぁー……かぁー……」
眉間に皺を寄せて唸る奏に、深く考え込む翼、そして鼾を掻いて爆睡するカミナを前に響は困惑と申し訳なさが入り混じった表情をしていた。
「すみません、私の所為で」
「気にすんなって、誰だって上手く出来る訳じゃねぇんだし」
「困難に直面したら、我武者羅にやるより一度立ち止まって考えた方が良いわ。そうすれば、ふとしたことで突破口が見えてくるかもしれないから」
「は、はい……」
彼女達が集まっているのは響のアームドギアに関してだ。
この一か月、カミナ達の指導の下、そこそこ戦闘に慣れてきたものの、シンフォギアシステムの主兵装であるアームドギアが展開できなかったのである。
最初は奏と同じ聖遺物である為に、彼女を中心にアームドギアの展開を訓練していたのだが、同じようにやっても上手くいかなかった。方向性を変えようと翼に任せてみれば、指導する側になったことが少ない為に、なかなか上手くいかず、そもそもシンフォギアですらないカミナに関しては気合でどうにかするしかないという無茶ぶりである為に、一向にアームドギアを使いこなせなかった。
これには了子も色々と調査をしているのだが、一か月経っても良い解決案が出てこなかった。
「アームドギアって元となった聖遺物の形が大きく影響を与えてるんだろ? となれば、響のは槍だと思うんだがな? 何で出ねぇんだろ?」
「それに装者の心象も影響を与えるはずだけど、私と奏は聖遺物の形状にかなり近いものだからあまり意識したことは無いのよね」
実際、この二人の使用しているガングニールと天羽々斬のアームドギアは槍と刀である為に、それほど心象の影響がないように見える為に二人には実感が無かったのである。
その為、弦十郎と了子が一度シンフォギアについて考え直してみれば、良いアプローチが思いつくのではないかと話し合いの場を設けたのだが、ここにいる装者達とカミナにはいい案を出すことは出来ずにいた。
「成程、事情は理解しました。ですので、いい加減解放してもらえませんか?」
そんな彼女達にカミナの横に座っている五人目の人物が話しかける。
先程から響が困惑していたのは、二課の職員でもない『彼』がここにいたからだった。
「おっ、ようやく喋る気になったか、メガネ」
響にとって初対面であるメガネがロープで縛られていたのだから当然の反応である。
一方、メガネは口元を引きつかせ、眉間に皺を寄せていた。
「何がようやく喋る気になったですか! 君達がいきなり『ヒマか?』と連絡してくれば、唐突に拉致してこんな場所に連れて来て、そんな状況下で平常運転できると思いますか!?」
「え、大丈夫だろ、お前なら?」
「僕の感性は一般人と大差ありませんからね! いきなり連れてこられて、重要機密の話を無理矢理巻き込まれて平然としていられる方が可笑しいですから!」
「えー、だってこういう相談できる奴って、あとメガネしかいないじゃん?」
奏があっけらかんとそう言うと、メガネは眉間の皺を更に深くした。
「平然と僕を巻き込まないでください! 僕はなるべく平穏な暮らしがしたいんです!」
その言葉に奏は首を傾げる。まるで無理だと言わんばかりの苦笑いも一緒であった。
「いや、無理だろ? お前のトラブル体質的に。高校時代は銀行強盗に巻き込まれて犯人を説得する羽目になってただろ。他には友人の恋愛相談のはずが、人身売買の現場とかち合って、よく分からないとばっちりで友人に歪んだ恋愛感情を抱いていたクラスメイトに殺されかけただろ。後は、アキバで知り合った女の子がヤクザの令嬢だと知らずに悪漢から逃走したら、海外のマフィアとの闘争に巻き込まれただろ。で、今ではその子の家庭教師をやってる。もう今の時点で色々と巻き込まれてるじゃん?」
「お前、何処のラノベの主人公?」と言いたいほどにメガネは高校時代からトラブルに巻き込まれているのである。だから、今更一つや二つ増えたところで問題ないだろうと奏は彼を連れてきたのだ。
「トラブルに巻き込もうとしているあなたが言いますか! と言うか、カミナ君は一体何時まで寝てるんですか!」
「……あ? ふぁー……起きてるぞ?」
「いや、絶対嘘ですから! さっき鼾掻いてましたよね!」
「何言ってやがんだ……寝たふりだ!」
「いや、無理ですからね!? そんなキメ顔したところで魔化されるとでもっ!?」
「まぁまぁ、良いじゃねぇか。プライベートであのツヴァイウィングの風鳴翼と現役の女子高生と会話が出来るんだから、役得だと思っておけよ」
憤慨するメガネを落ち着かせるように奏はここにいるメリットを提示するが、メガネにとってそれを役得と思ったら終わりだった。色々な意味で。
「思ったら僕が終わりですよね、それ! それに僕は戦闘に関する知識は皆無ですよ! アニメや漫画やゲームじゃないんですから! そもそもシンフォギアについてはざっくりとしか知りませんし、僕に何を期待してるんですか!」
「「えっ? お前のアニメとマンガの知識」」
声をそろえて言うカミナと奏にメガネは唖然とした。
「そんなの役に立つと思うんですか!!」
「いやー、だってあたしらの知識と感性じゃ、良い考え浮かばないしさ」
「メガネってアニメとかマンガは好きだろ? それに俺等が使ってる力ってぶっちゃけアニメとかマンガで出てきそうだから、何かいい案が出るんじゃないかって思ってさ」
そんな滅茶苦茶な理由で連れてこられたのかとメガネは開いた口が塞がらなかった。
「すみません、私達では良い案が思いつかなかったので」
唯一申し訳なさそうに頭を下げる翼にメガネは首を横に振った。
「いえいえ、翼さんは謝らなくていいですから。元凶はそこのバカ団長とアホ副団長にあるので」
「あー、翼だけ優しくするなんてズルいぞー」
「そうだそうだ、年下だからって甘やかすなー」
ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべるカミナと奏にメガネは口元をひくつかせた。
「二人共、ふざけるのも大概にしてください! あー、もー、分かりました! 分かりましたよ! 微力ながら彼女がアームドギアを使える糸口を探してみますから、二人は真面目にやってください! ついでに縄もほどいてください!」
「「はーい」」
グレン団にとってはいつもの流れであるのだが、唯一ついていけない響は目の前のやり取りにただただ圧倒されていた。
縄から解放されたメガネはやれやれと溜息をついて、響の方に目を向けた。
「確か、立花響さんですね? そこのカミナ君と奏は時折凄いことをすることがありますけど、基本碌なことをしないので気を付けてくださいね。特にカミナ君の無茶ぶりには気を付けてください」
「え……。あ、はい。分かりました」
もう既に遅いのだが、これ以上妙なことに巻き込まれないようにメガネなりに気を使って二人の扱いについて助言した。
「あ、そうだ。二年前のライブでメガネが応急処置した子、その子だわ」
「……は?」
早速話を進めようと思った矢先、奏が唐突に思い出したことを口にした。
すると、メガネが響をじっと見つめる。
「あ、あの……」
まじまじと見つめられ、響は少しずつ顔を赤くしていく。
そんなことを気にせず、メガネは口元に手を当てて考え込んだ。すると、何かを思い出したかのようにはっとした顔を浮かべた。
「あの時は応急処置をすることに躍起になっていたので、顔はあまり見ていなかったのですが……。もしかしてですけど、二年前のライブが始まる前に、カミナ君にぶつかってませんか?」
それを聞いて響は目を丸くして頷いた。
「は、はい! その時にカミナさんに『自分が正しいって思ったら最後までその思いを貫き続けろ!』って言われました!」
それを聞いて、カミナと響を除く全員が『ああ、こいつなら言いそうだ』と心の中で頷いた。
「へー、よく覚えてたな。流石天才」
「カミナ君の記憶力が旧世代のパソコン並みに無いだけですよ。あれだけ周囲に変な視線を向けられれば嫌でも覚えられますから」
容易にそんな光景を想像できた奏と翼がうんうんと頷くが、カミナは納得していなかった。
「それにしてもあの時の子が……。世間と言うのは広いようで狭いですね」
「カッコつけてねぇで、サクサクッと良い案出してくれよ、グレン団参謀!」
カミナがメガネの背中をバンバンと叩いた。
「そう簡単に言わないでください。物事には順序と言うのがあります。何故使えないのかを探る為にも色々と確認することがあります。まずは立花さんと奏と翼さんの違いについて考えることから入ってみましょうか」
「あたしらとの違い?」
「特に奏と立花さんを比較するのが最も適切でしょう。同じ条件、つまり同じ聖遺物でありながら異なる結果を出している。であれば、その違いはまず二人の違いを明確化するべきでしょう。どうやら使用者の心象にも影響を与えるようですので、もしかしたらそこに違いがあるのかもしれません」
メガネが珍しく知的な面を見せながら説明し、翼はなるほどと相槌を打ち、奏は何となくニュアンスだけは伝わったようである。一方、カミナと響は頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいた。
響は兎も角、カミナまで理解できていないことにメガネは呆れて溜息をついた。
「例えばですが、同じ辛さの料理を二人の人が食べて、一人が辛いと感じる一方でもう一人が辛くないと感じた場面を見たことがありませんか?」
「あ、あったわ」
「あ、確かにありました!」
テレビの特番でそんなことをやっていたなと二人は思い出した。
似た者同士だなとメガネは思ったが、変なことを口にすると奏に突っかかれそうな気がしたため何も言わなかった。
「同じことをしても個人差が出るのはシンフォギアも同じではないでしょうか? 人は似ることはあっても同じになることはありませんから。その人が得た経験や知識は全く異なり、その結果はその人のみにしか出せません。奏と立花さんのこれまでの経験の違いがアームドギアに影響を与えているのでしょうか?」
「なるほどなー」
「やっぱ呼んでよかったな!」
流石メガネと言いたいように頷く奏とカミナに当の本人は呆れて溜息をついた。
「まだ確証は得てませんよ。それに……」
メガネが響を一瞬だけ見てすぐに視線を二人に戻した。当の本人は自分が見られていたことに気付いていなかった。
すぐには用意できないので、その検証準備の為にメガネはさっそく作業に取り掛かった。
響と奏の違いを調べる用意に時間が掛かる為、一人になれる場所は無いかと尋ねると、弦十郎の計らいで個室を用意してもらった。
「まったく、どうして僕がこんなことをしているのでしょうか?」
一人ポツリと口遊みながら、メガネは様々な検証内容をまとめていった。
正直に言えば、彼がここまでする必要はないのだ。
あくまでも彼は一般人であり、特例としてシンフォギアについて知っている協力者という立場ではあるものの、この二年間、あまり関わってこなかった。精々、休日に一緒に遊びに行ったり、親の実家から過剰に送られてきた果物や野菜をカミナ達におすそ分けする程度だ。
そんな彼が唐突にシンフォギアについて意見を出してくれと言われても、直ぐに思いつくわけがないし、そんな重要機密に関わりたくもなかった。
それでも彼が協力することを了承したのは理由があった。
「お邪魔させてもらうぞ」
「失礼しまーす」
大まかに完成してきたところで、部屋に弦十郎と了子がやってきた。
「ああ、丁度良かったです。そろそろお二人をお呼びしようと思っていたので」
そうメガネが言うと、弦十郎はバツが悪そうな顔をした。
「すまない。本来ならこういうことは俺達の方でやるべきなんだが……」
「構いませんよ。友人の頼みですから。それに、彼女……立花響さんも関係しているのであれば、知らん顔をするほど僕は冷血ではないつもりですので」
「響ちゃん? どうして?」
首を傾げる了子にメガネは苦笑を浮かべた。
余談だが、メガネは色々とハプニングに巻き込まれることが増えた為に、大人の色気たっぷりの了子を前にしても挙動不審になることは無くなっていた。
「彼女は僕が初めて助けた人だからですよ。無我夢中で助けた彼女が、何の因果か、こうして目の前に現れて、彼等と共に戦うことになりました」
それは弦十郎達も把握していた。過去の記録から響が奏達に救出されていたことを知り、彼女が一命を止めたのはメガネの適切な応急処置によるものであることも知っていた。
「二年前のあの時のような場に彼女は行かなければならない。あそこで死んでしまった方々のようになるかもしれないのに、彼女は戦場に向かおうとしている。それを見て見ぬふりをしたくなかっただけです。それに人々の平穏を守るために戦場に向かう彼等が、勉強しか取り柄のない僕を頼るというのなら友人として協力は惜しみませんよ」
「友人として、ね……。良いわねぇ、まさに青春って気がするわ」
そんな感想を抱く了子を横に弦十郎はカミナ達は良き友を持ったと深く感心した。
すると、弦十郎はメガネの話の内容を聞いて、二年間の中で彼が休日によく彼等と会っていたことを思い出し、あることを考えた。
「もしや、君が休日にカミナ君達と会っていたのは……」
「それは流石に買いかぶり過ぎです。僕はただ彼等に平穏な時間を過ごして欲しかっただけですから」
そう言うとメガネは天井を見上げた。
「以前読んだ本に書いてありました。戦場に立つ人間は体だけでなく心も削られていく。読んだ時は所詮は空想の中での話で、僕自身、記憶の端に置いていました。ですが、以前、彼等が戦っている姿を見て、話をして、彼等にとって平穏とはどれ程大切な事なんだろうかと考えるようになったんです」
カミナが二課に所属して半年が経った頃、メガネは運悪くノイズと遭遇したのである。
二課との関わっていたこともあり、メガネは適切に対処をしつつノイズから逃げ続けた。
その後、どうにかカミナ達が到着し、彼は生きながらえることが出来たが、その時、彼は自分が生き残ることが出来たことより、戦いで疲れていた三人の姿に意識が向いていた。
やはり彼等もまた自分と同じ人間なんだと、その時メガネは痛感したのである。
何時も気合でどうにかしてきたカミナと奏、そして戦う為に鍛錬を続けてきた翼はどうあっても自分と何ら変わらないことに気付けなかった自分にメガネはその時腹を立てた。
ノイズと言う抗えない災害から平穏を守り続けることが如何に大変なのかを知ったメガネは自身の出来ることをしようと、その日を境に積極的に彼等と何気ない平穏を送れるように努力した。自身の学んでいる医学関連から彼等をサポートできるように本来なら受講する必要のない講義にも参加し、可能な限りの情報を調べて、彼等と接してきたのである。
「僕は特別な力を持った人間でもなければ、皆さんのように彼等をサポートできる力もない勉強が取り柄のただの学生です。それでも、何も出来ないわけじゃないと嘗てカミナ君に教えてもらいました。僕はただ僕自身が出来ることをやっているだけですよ」
―――――グダグダ言う前に、お前にしか出来ないことを全力でやれよ!
嘗て、サル並みの知能しかない無能と見下し、今後の人生で絶対に関わることは無いだろうと思っていた男に言われた言葉をメガネは今でも鮮明に覚えていた。
自分を変えてくれた友人の為ならば持てる力を惜しみなく使って支えてやろうとメガネはあの時から心に決めていたのだ。
「……そうか」
弦十郎はメガネがそれほどまで考えていたとは思わなかった。確かに、ノイズと戦うことは心身ともに疲弊することであるのは重々承知だ。その為に、出来る限りのサポートをしてきた。
しかし、それでも弦十郎達はカミナ達にとっては大人であり、人生の先立なのだ。近しい言葉として戦友ともいえるだろうが、決して彼等と対等な友にはなれない。メガネはその立場を最大限に利用して彼等を支えていたのである。
(丈、お前の息子も本当に凄い奴だな)
すでにこの世にはいない友のことを思い出し、弦十郎は改めてカミナという男の計り知れない人望を実感した。
思い返してみれば、カミナはこれまで無茶も無謀も承知の上で行動してきたが、そのたびに彼の隣には仲間や友がいた。一人で切り抜いたこともあったが、危機的状況に陥った時は常に彼の横には共に戦う者達が並んでいた。それは戦場にいない弦十郎達も同じだった。彼の無茶の為に友里や藤尭、他の職員も全力で支援に回った。いつの間にかカミナと言う男は二課の中心になっていたのだ。
それは二課だけでなく彼と関わってきた人も同じだった。現に目の前の彼は友の為に自身に出来ることをしようとしている。それほどまでに彼への信頼は厚いのだ。
「君には苦労を掛けていたようだ。改めて礼を言わせてくれ」
弦十郎は深々とメガネに頭を下げた。
それにはメガネは目を丸くしたが、直ぐにその顔は苦笑に変わった。
「苦労なんて今更ですよ。二人の無茶に何年も付き合わされてきたんですから。それに頭を下げるのは僕の方です。僕の友人達をどうかよろしくお願いします。特にカミナ君は苦労することになると思いますが」
席から立ち上がってメガネは頭を下げた。
「ああ、もちろんだ」
それを見ていた了子は少々湿っぽくなっているこの空気にややうんざりし始めていた。
「はいはい、その話はこれ以上にして、そろそろ本題に入りましょうか」
「む……。確かにそうだったな」
「そうですね。それに色々とお聞きしたいことがありましたので」
そう言うとメガネは気持ちを切り替えて、部屋にある大型モニターに今回の検証内容についてざっくりとした内容を表示した。
「成程、使用者の心象がアームドギアに与える影響か」
「確かにシンフォギアには総数301,655,722種類のロックが施されているわ。装者の技量やバトルスタイルに応じてロックが限定解除される構造になっているの。と言ってもこれまで成功した例は少なすぎて、誰がどんな感情でどの程度のロックを外すのかまでは正確に計測できていないのよね」
「約3億のロックですか……。今更ですけど、凄い数ですね。流石は天才」
「いや、桜井理論を短時間で大雑把に理解する君も相当凄いと思うが……」
弦十郎がシンフォギアシステムについて理解した期間よりメガネの方がずっと短いために、彼の頭脳が如何に優秀なのか理解できた。
因みに、メガネがシンフォギアについて知ってしまったために彼のトラブル体質によって面倒なことが後に起こるのだが、それは別の話だ。
「僕の場合は面白いと思ったら大抵のことは覚えられますから」
「カミナ君と奏ちゃんの友達じゃなかったら二課に……ううん、私の助手にしたいわね」
「それは光栄ですが、僕からしてみれば世界を揺るがしかねない技術を取り扱う勇気が無いので間違いなく辞退させていただきます」
「あら残念」
それから三人は今後どのように検証をしていくかを話し合って、今日のところはお開きとなった。
如何でしたか?
誰が予想したか、まさかまさかのメガネ回!
なのでここらでメガネについてのプロフィールをまとめてみました。
・メガネ(本名:
眼鏡を外すと目つきの悪いイケメンになる。
父親は医者、母親は弁護士であり、三つ離れた姉と二つ下の妹がいる。
両親が忙しいため、小・中学校は父方の祖父母の元で姉妹と共に暮らしていたが、高校、大学ではアパートを借りて一人暮らしをしている。
小学校の頃は何年も奏と同じクラスであったが、将来医者になる為に周りとはあまり関わらないようにして勉強ばかりしていた。しかし、カミナが入学してから彼の人生は大きく変化する。その後、グレン団参謀となる。
『メガネ』の呼び名は小学校の頃から周りに『ガリ勉メガネ』と呼ばれていたのをカミナが省略しただけである。
高校は都心部の進学校へと入学し、医者になる為に猛勉強するが、息抜きも必要だと思い、高校の友人に何か息抜きになるのは無いかと尋ねると、アニメを勧められる。最初は何が面白いのかと疑問を抱いたが、アニメを一気見してからハマってしまい、インテリオタクとなる。
奏がいなくなって二年が経ち、ある日、友人の勧めでツヴァイウィングの曲を聴き、偶然にも消息不明の奏を発見する。
現在は大学の医学部に進学している。なお、ツヴァイウィングを勧めた友人も同じ大学の工学部に進学している。
基本、面倒なことには巻き込まれず平穏な日々を送りたいのだが、高校時代からトラブル体質となり、数えきれないほどの面倒ごとに引っ掻き回されている。なお、ラッキースケベも発現しており、割と洒落にならないところまで行ったこともある。
あまり表には見せないが、友達思いであり、友の為であればどんな助力でもするつもりでいる(ただし、厄介なことはやらないつもりでいるのだが、最終的に巻き込まれる)。その為、戦場に向かうカミナ達に平穏な時間を過ごせるよう陰ながら支えている。
現在彼女はおらず、自分は異性に好かれる人間ではないと本気で思っているため、結構な数の女性から好意を持たれていることに気付いていない。なお、装者達からは頼れる友人または頭のいいお兄さんと思われている。
まとめると、ラノベの主人公のような男。
こんな感じですかね。
ジャンルが違えば主人公になっていたかもしれない男、それがメガネです!
(修正するかもしれませんが……)
ここで本名を明かしましたが、メガネは今後も『メガネ』の表記で行きます。
他のグレン団のメンバーも気分次第ではこんなプロフィール紹介をするかもしれません。
そして次回、ついに『彼女』が……来る、かも?
と言うわけでは、今回はこれにて。