一日かけて妹が身を寄せている鎮守府領海内に着いたがまさか地元の県とは思って無かった。しかしゲートを通るのは不思議な気分だったな・・・と思っていると出迎えなのか三人の艦娘がこっちを見ながら仁王立ちをしていた・・・失敬仁王立ちをしていたのは一人で他の二人、褐色の肌にサラシに眼鏡の・・・いや、あれは武蔵か。すげぇ、グラで見るよりデケェ、なにとは言わんがデカイ、思わず私の胸部装甲と見比べてしまうほどに・・・あれが大和型の実力か。隣にいるのは、あーはい金剛ですね。改造巫女服に茶髪のフレンチクルーラーとか金剛サンですわ。ちなみに仁王立ちをしているのは長門女史、ここまで仁王立ちが似合う艦娘もそう居ないな。そうして陸地に上がった私に長門が声をかけてきた。
「ようこそ、おわり鎮守府へ。ここで旗艦を務めている長門だ」
自己紹介をされたなら返すのが日本人の性で。
「はじめまして長門。私は港湾夏姫の
私は自分で決めた名前を名乗り長門と握手を交わした。
・鎮守府に到着する少し前・
「そういえば、港湾夏姫さんの名前はなんと言うのですか?」
鎮守府まであと少しと言うところでウォースパイトに名前を聞かれた。はて?名前?名前って港湾夏姫じゃないんですか?それとも妹のような個有名の事か?
「名前?名前って港湾夏姫じゃないの?」
すると前を航行していたメンバーが航行を停止してこっちに振り返る。
「忘れてた。お兄、自分の名前決めないと。港湾夏姫のままじゃ犬猫と変わらないよ」
「それってどう言う・・・あっいやまってわかった、つまり港湾夏姫とか空母ヲ級は種科目の扱いな訳ね。Ok理解した。・・・それじゃ名前なんにしようか?深海棲艦で港湾夏姫だろ。深海、しんかい・・・深い海・・・ふか・・・み、で、海・・・海・・・うみ・・・み・・・うみ、深海=みうみで。港湾より夏姫が名前として・・・そのまま夏姫=なつき・・・よし!」
決まった‼これから自分の名前は
「
自分ではなかなか悪くないと思う。
「Ok~。駄菓子菓子、ここで残念なお知らせがあります。基本的に皆さん個人名で呼び合うことはありません」
・・・・・・っは!今なんて言った、つーかこいつ性格変わったな前はこんなアレな感じじゃ無かったのに。あ~いや、そんなことよりも。
「マジで?」
「マジで。一部の姫なんかはそのままだったりするよ」
「誰よ、そのまんまで付けたの」
一生に関わる事になる名前を・・・
「えっと、飛行場姫でしょ、装甲空母姫に、あと、集積地棲姫、かな」
「ちょいまち、なに?あの馬鹿も名前をそのままにしてるのか?」
自分は思わず頭に手を当てて首を振ってしまった。
「あぁ~もういいや。うん、あれはもう放っておこう」
もういい加減めんどうみきれない。
「お兄って、お姉には厳しいよね。解るけど」
だろうな、あいつは基本寄生型だからな。
「あと、気になったんだけどお兄ってしゃべり方はそのままでいくの?」
しゃべり方?どこか可笑しいか?
「なんか変か?ふだんと変わらんだろ」
「いや、お兄って事なら変じゃないけど。ほら、今お兄って港湾夏姫じゃん。それだとギャップがすごくて」
あ~成る程、そりゃあ凄いだろうな、なんせ港湾夏姫は夏にバカンスに来たお嬢様風なのに(*作者視点)中身も言葉遣いもこれだからな。自分も港湾夏姫がこんなしゃべり方してたらなんかもぞもぞするわ。
「わかった、じゃあしゃべり方変えるわ。ん~そうだな序でに仕草とかの立ち居振る舞いも女性寄りにするか」
「えっ、できんの?」
「直ぐにはムリ。一週間位時間を貰えれば男だった痕跡を多分消せると思う」
そう言って港湾夏姫となった男はそうして新たに深海夏姫(みうみなつき)と名を改めると共に元男性であることを辞める事を宣言する。