東方光巨人X   作:ストライク心神

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突如出現した熔鉄怪獣デマーガ。その怪獣には弾幕は通用しない。そんな時、大地はXになってデマーガと戦い、スパークドールズに戻してしまった。

偶然大地がXになる所を目撃した霊夢は、大地に抱きつき、感謝を述べるのだった。


吸血鬼vs大地

博麗神社にて。

霊夢たちは夕食を済ませて酒盛りをしていた。

「あ〜それにしてもなんでこの世界にあんなのが出るのよ。」

霊夢は酔いながら言った

 

「…X、霊夢の年齢ってどれくらいだろう?」

大地は少し困惑したようにXに尋ねた。

「肉体の状態や精神的な所から考えると、17歳くらいだろう。」

Xも少し困惑したように答えた。

「17歳って!?お酒は20歳からじゃ…」

大地はビックリして飛び上がりながら言った。紫が落ち着いて答えた。

「あら?この世界ではお酒は2歳から飲めるのよ?」

大地もXも目が点になった。

「郷に入って郷にしたがえって奴かな。」

Xは少し笑って言った。

 

「そういえば大地は飲まないの?」

紫が大地にきく。大地は酒を飲まないのではない。苦手なのだ。

「い、いや僕、酒なんて飲んだことないし飲めないからさ…」

「あらそう、残念ね〜」

紫は残念そうだったがニコニコしていた。

 

日もすっかり落ちて、月が空高く登り始めた頃。紫は既に八雲家へ帰った後だった。

 

大地は縁側に座り、Xデバイザーに入っている音楽機能で音楽を聴いていた。

「大地はこんな静かな音楽が好きなんだな。」

「あぁ。これは中田喜直っていう人が作った「風の子供」っていう曲なんだ。僕は小さい頃からこの曲を聴いていたから、何だか懐かしい気分になってしまってね。」

 

大地は「風の子供」を聴きながら空の月を眺めた。

 

霊夢はお風呂から上がり、濡れた頭の上からタオルをかけて今に戻る。

「なに?この音楽は」

霊夢の耳にも「風の子供」が流れる。

音の出どころを探ると、大地が縁側に座っていた。

 

「ちょっと大地、何聞いてんの?」

霊夢は横からひょっこり顔を出して大地に聞いた。

「あぁ、さっきXにも話したけど、中田喜直っていう作曲家が作った「風の子供」ってう曲だよ。小さな頃から聴いてたから、懐かしくなってね。小さい頃もこうして夜空を眺めながら縁側に座って聴いていたよ。」

大地は懐かしそうな顔で空を見上げた。

「ふ〜ん、私の世界ではこんな音楽あんまり聞かないわ、プリズムリバーっていう妖精が奏でる音楽ぐらいじゃない?聞いたのは」

霊夢も大地の横で縁側に座った。そして月を見上げた。

 

 

しかし、この幻想郷にはとんでもない脅威が迫っていた。大地たちがいた世界にて、星間空間を変に飛び回る謎の怪物があった。

 

「フェッフェッフェッフェッフェフェフェフェフェフェフェフェフェフェフェフェフェフェフェフェ…」

 

紫色に発光しながら、変な笑い声のような声を上げて飛び回る謎の存在がいたのだ。

 

 

「で、今日は何するの?」

「大地、この幻想郷についての情報を入手しておくのが一番早いぞ」

「そうだな、じゃあ情報収集にとっておきな場所を案内してくれ」

大地は霊夢に話した。

 

「なら紅魔館ね。早速行きましょう。」

霊夢はさくっと答えて準備を始めた。

「紅魔館ってどんな所なんだ?」

Xが霊夢に質問する。

「吸血鬼の館よ」

霊夢のその答えを聞いて、まだ弱腰の大地はうしろにひいてしまった。

「大丈夫よ〜、滅多に襲ってこないから」

「本当!?」

大地は少しホットしたようだ。そして一同は紅魔館へ出発した。

 

 

紅魔館門にて

そこには恒例の居眠り門番がいた。紅美鈴だ。

「全く、どうしてここの門番はいつも寝てんの?」

「えっ?この人、門番なの?」

「大地、これは人ではない。人とはエネルギーが違う。」

美鈴は相変わらず声をかけてもスヤスヤと眠っている。しかも立ちながら。すると、どこからとも無く美鈴の周りにナイフが現れ、美鈴の事を突き刺した。

「ピギャーーー、いたーーーい!!ごめんなさい咲夜さん!!」

と悲鳴をあげて美鈴は飛び起きた。

「て、あぁぁあれ?どちら様で?」

しかし、美鈴のことを指したであろう人物はいない。そこにいるのは博麗の巫女と外来人だ。

「僕は大空大地と申します。ここの図書館で調べ物がしたいのですが…」

大地は優しく説明した。すると、門の向こうから声がした。

「全く美鈴はいつもいつも居眠りばっかり!!お客さんがいる時に何やってんのよ!」

その声の主は、門からゆっくりと姿を現した。青と白を基調とする服をきた銀髪の女性。十六夜咲夜だ。

「ごめんなさいね、ちょっと不快なものを見せてしまって…私は十六夜咲夜と申します。」

「大空大地です。」

「要件は図書館ですね、それならどうぞ私についてきてください。」

咲夜は大地と霊夢を案内する。紅魔館の中は拾い。そして豪華だ。

「凄い…」

大地もXも思わず舌を巻いてしまった。その時、後ろから声がした。

 

「あなたはだれ?」

 

声のするほうを振り向くと、そこにいるのは金髪で赤と白を基調とする衣装をしており、七つの結晶がぶら下がったような羽を持つ少女。フランだ。

 

「私はフランドール・スカーレット♪あ、咲夜、お姉さまなら図書館に行ったわよ?」

 

なんだろうか、その幼く可愛らしい声に包まれて、非常に危険なものを感じる。

 

「大地!彼女は危険だ!!」

 

Xが叫ぶ。すると大地も彼女から後ずさり。

 

「待って、逃げるの?遊んでくれないの?せっかく、、外に出たのに…」

 

「X!彼女はどうやら寂しいようだ、無理に逃げて余計に寂しがらせたりしたら余計にダメなんじゃないの?」

 

そう言うと大地はフランに近づき、自己紹介をした。そして、フランに手を差し出す。

 

「大地さん?」

「大地、アンタ本当に無茶して!」

咲夜と霊夢は心配そうに後ろから見ている。しかし、フランはニコッと笑って大地と手を握りしめ、握手を交わした。その笑いは至って普通の笑顔であり、狂気に満ちた恐ろしい笑顔ではなかった。

 

「宜しくね大地!ねぇ、私と弾幕ごっこしてくれない??」

 

「あっ…」

 

咲夜と霊夢はもう唖然。スペルカードも持っていない弾幕も撃てない人間がどうやってこの鬼畜な吸血鬼と戦うのか…

 

すると、Xが言った。

 

「仕方ない、私と大地の姿を晒すことになるのだが、幸い2人だけ新しい人がいる感じで済むな。大地、ここはユナイトだ!!」

 

咲夜とフランはびっくりしていた。大地の腰にある機械が喋っていることに。

 

「咲夜さん、フラン!僕らのことは絶対に秘密にしてくださいね!」

大地は叫ぶ。そして、

「X、ユナイトだ!!」

「よーぅし、行くぞーー!!」

 

[ウルトラマンXと、ユナイトします。]

「エックスゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」

 

「イィィィィッッスァァァァァァァ!!!」

[X、ユナイテッド]

 

大地の体が光に包まれ、その光が溶けた時、そこに居たのは人間サイズのウルトラマンX。

 

「ウルトラマンって、大きさも変えられるの!?」

霊夢は思わず叫んでしまった。

 

「えへへ、カァァァッコウィィィ!!じゃあ私と勝負よ!」

フランは興奮してXに弾幕を放ってきた。

 

「スィィィアァァ!!」

Xはそれを飛び上がってかわす。そして、手から光弾を放った。

 

フランも飛び上がってかわす。そして、フランはXに殴り掛かる。しかし、Xは以下にも簡単に避けてしまう。

「うふふ、凄いね!私のパンチを見破るなんて!!」

すると、フランは目を赤く光らせた。狂気に身をゆだねたのだ。

 

「禁弾「スターボウブレイク」!!」

フランからカラフルな弾幕が放たれ、Xに向かって誘導されて飛んでいく。

 

しかし、Xはものすごい速さでそれをくぐり抜けると、右手にエネルギーを貯めた。そして、

「エックスクロスチョップ!!」

フランに対して下から上にチョップを繰り出し、さらに、後ろに回って上から下にチョップを決めた。フランの体にX字の光が刻まれる。さらに、その光が強く光り出すとフランは吹き飛ばされる。

 

「お兄ちゃん!やるね!!」

フランはまだ暴走して、壁や柱を壊しまくっている。

「大地!まずは彼女の狂気を取り払うのが先決だ!」

「よし!!」

するとXは手をフランに突き出した。

「ピュリファイウェーブ!!」

Xの手から螺旋状の青い光線がフランに放たれる。フランに命中すると、フランは目を閉じた。そして、フランはすぐに目を開いたが、目の赤い光は消えていた。

 

「うそ、あのフランを沈められるの!?」

咲夜は驚いた。

 

「フラン、そんな狂気に身をゆだねてちゃ、楽しいもんも楽しめないだろ。」

Xはそう言ってフランの頭を撫でた。

 

フランは照れくさそうに顔を赤らめてXの足に抱きついた。しかし、Xの身体が光に包まれ、光が解けるとそこには大地がいた。

 

「いやぁX、お疲れ。」

大地はにこやかにXに言った。

 

「さて、図書館へと行きますかね。」

大地は吹っ切ったように言って歩き出す。

「あぁ、待ちなさいよ大地!!」

「大地様、私がご案内致しますわ」

「大地〜!あたしも行く〜!!」

 

後ろからは慌てたように大地の後ろを走って追いかける3人がいた。




次回:紅魔館を襲う怪鳥
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